銀河郵便は愛を運ぶ (徳間文庫 お 16-1)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195788516

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  • SF。連作短編集。
    主人公二人(と"小さくて可愛い"AI)が郵便配達の仕事で、宇宙を旅する冒険もの。
    基本的な設定は、宇宙・アンドロイド・AI・両性具有といったところ。
    女性らしい感性が強く感じられ、著者が好きなように書いたことが伝わって来る。
    いたる場面にSF的ガジェットが用いられ、退屈しない。
    「郵便屋は"愛"を運ぶ」と「ペテルギウスへ!」が非常に好み。
    ユーモラスで読みやすく、SFに慣れていない人や、女性にもオススメできそう。☆5に近い☆4評価。

  • 読み始めて、1ページ目で即効面白いと判断。とにかく会話のスピードと台詞がユニークなのだ。マヤの船内で繰り広げられる会話劇はまるでトリオ漫才。綺麗な顔して口の悪いクラムジーとマヤは仲が悪く、いつも口汚くののしり合っている。マヤはイルがお気に入りなのだが、イル自体はどちらにも味方せずに自分の言いたい事を言っている感じ。楽天的で下品で行動力に満ちているクラムジー。マッチョな外見とは違ってセンチメンタルで繊細なイル。大きい体(宇宙船なので)を気にしているマヤ。個性豊かな面々の会話の生き生きしている事…しかも3人の内の二人は厳密には人間ではない。コンピューターとAIなんだが、生身じゃない癖に個性的でマッチョな癖に弱点の多いイルよりもある意味人間臭い。三人の軽口の応酬は、本当に面白い!

  • 続刊の文庫版が欲しいのにどこ探しても見当たらない。

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