根性 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (1988年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784195985403

感想・レビュー・書評

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  • 『根性』と『シンデレラボーイ・シンデレラガール』のニ作品をまとめた本です。

    『根性』では、著者が演出を務めた、柏市のファッション・ショーと渋谷109の開店イヴェントについて語っています。柏市のショーでは著者自身が編んだセーターが披露され、本書冒頭の写真には、ニットの化粧まわしをつけた大学相撲部の学生が写っています。109のイヴェントについてのエッセイでは、監修を務めたマキノ雅裕と著者の感性が深いところで通じていることが語られています。

    『シンデレラボーイ・シンデレラガール』は、中高生くらいの若い読者に向けて著者が語りかけた本です。一般に「自分」というものにかんする「悩み」を抱える年代の読者に、「自分」と「世の中」とのかかわりへとつなぐ、「実践書」になっています。そしてその末尾で、自分のなかの「15歳」を生かしつづけてきた結果として、自分のなかの「15歳」を「知る」に至った著者自身の体験が語られています。「分かるということは、いつも過去形でしかやって来ない」という31歳の著者が、未来へ向かって生きる若者たちへエールを送っています。内田樹のいいかたを真似て、若者は「前未来形」で青春を生きる、と表現することができるかもしれません。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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