ですぺら(ロマンアルバム)

  • 徳間書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784197203284

感想・レビュー・書評

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  • 浅草十二階があった大正時代を舞台にした物語。
    本書は、雑誌に連載された小説本編と、小説のムックみたいなものが1冊になっている。

    元々、アニメ化話があって始まったプロジェクトみたいだが、最終的にはアニメまで行かなかった?みたい。

    十二階とか軍人とか謎の科学者とか、世界観はいいのだけど、なんだか半端に終わった感…。
    もう少しじっくり長めにやったら良かったのになあ。

  • 大正浪漫科学活劇。
    小説『ですぺら』の文体は大正期のそれで風情がある。
    エレキテル発見の科学万能を謳った時代、大正期の退廃的な雰囲気にぐいぐいと惹き込まれる。

    公式ブログ(http://animage.jp/des/index.html)のコラムや巻末に収められているアニメージュ連載時の“2見開き目”を読んでいると浅草にその面影を巡りたくなる。
    アニメ化を切望。

    • 亞綺羅さん
      >nyancomaruさま
      スチームパンクです!あっさり読めますので、機会がございましたら、是非に(^-^)
      江戸川乱歩や世紀末の延長の...
      >nyancomaruさま
      スチームパンクです!あっさり読めますので、機会がございましたら、是非に(^-^)
      江戸川乱歩や世紀末の延長のような不気味さもあり、面白いです。
      2014/04/19
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「江戸川乱歩や世紀末の延長のような」
      チェックしまーす!
      「江戸川乱歩や世紀末の延長のような」
      チェックしまーす!
      2014/04/28
    • 亞綺羅さん
      >nyancomaruさま
      是非に!!
      >nyancomaruさま
      是非に!!
      2014/04/29
  • もともとアニメ化を念頭に企画されたものだという事もあって、読み物としてはやや物足りない、消化不良の感があった。
    アニメ化、どうにかなりませんかねえ…。

  • 小中千昭・安倍吉俊のアニメ「lain」によるコンビの小説。
    大正時代を舞台にしたなんとも不思議なお話。
    実在の人物や史実を交えた展開がとても好きなのだが元々アニメの企画だった事もあってかダイジェストな感じなのが残念。何故アニメ化はポシャったんだろうか。出来れば長編として書き直して欲しいなあ。
    ラストの切ない感じはおっさんには堪らない物がある。泣ける。

  •  小中千昭のごく短い小説に、安倍吉俊が挿絵を付けたもの。
     「serial experiments lain」で想像したネガティブなコミュニケーションを打開する概念に出会えなかった小中が、過去に目を向けたもの。lainのヒロインの名前が「れいん」に対して、こちらは「あいん」となっており、一種のセルフオマージュとなっている。
     「serial experiments lain」の外伝のような物として相違点を楽しむ分には良いが、独立した作品と見なすのであれば、もっと字面を増やすか、イラストをメインとして簡単なバックストーリーを添えたイラスト集とするか、どちらかの方が良かったように思う。

  • lainに胸ときめかせた者としては、誘惑に抗しきれなかった。
    隈や眼袋が素敵。あとは猫耳とか。猫耳とか。

  • 震災直後だったか。そのぐらいにアニメイトにて購入。

    結構思っていたより小さめの本で、売り場を探し回った覚えがある(笑)。

    大正とSFまぜこぜにした独特の雰囲気。
    なんとなく、古いような新しいような。

    雑誌は読んでいなかったので、掲載時の雰囲気が楽しめるように
    工夫されていたのが良かった。

    最近はこの手のアニメはやらないので、企画が頓挫したのは
    非常に惜しい。

  • アニメ化前提に雑誌に企画連載されたものの単行本。
    大正時代を舞台にした、未来を見る男と電気を操る娘・あいんの物語。
    大正時代のちょっとした参考資料にも使えそう。
    諸事情でアニメ化が中止されてしまったのは残念。

  • もともとアニメ化を念頭に企画されたものだという事もあって、読み物としてはやや物足りない、消化不良の感があった。
    アニメ化、どうにかなりませんかねえ…。

  • 安倍吉俊さんのイラスト目当て。
    文章の方は面白いけど、何となく「作った大正ロマン」のような感じ。

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著者プロフィール

1961年東京都出身。成城大学(映画記号学専攻)在学中より特殊映像専門のライターとして活躍。卒業後、映像ディレクターを経て『邪願霊』(88年)で脚本家としてデビュー。以来、ホラー/SF/ファンタジー系の脚本家として幅広く活動。幼少期から特撮作品に親しんでいたこともあり、『ウルトラマンティガ』など、特撮作品にも数多く携わる。代表作に『くまちゃん』(93年)、『エコエコアザラク』(97年)、『THEビックオー』(99年)、『ウルトラマンマックス』(05年)など。また近著に「恐怖の作法:ホラー映画の技術」(2014年/河出書房新社刊)、「光を継ぐために ウルトラマンティガ」(2015年/洋泉社刊)などがある。
アマチュア・ベーシストの一面を持ち、高校~大学時代はクロスオーバーなどのコピーに勤しんだ。NHKの『BABYMETAL現象〜世界が熱狂する理由〜』(2014)を見て、2015年よりブログ『BABYMETAL試論』の執筆を開始、彼女たちの活動を追い続けている。

「2016年 『BABYMETAL試論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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