風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197731206

感想・レビュー・書評

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  • 聖なる母の物語、生きとし生けるものはすべからく母には従順。
    いろいろな母の物語が重層的に構築される一方、いわゆる男的発想は最終的には消滅していく。
    宮崎駿は男=消滅の美学を良しとはしていないので、その観点は作品中基本的に悪に据えられることが多く、またそこからダイナミズムが生じているとも言えるかと。

  • ナウシカの特徴は敵キャラクターの魅力にあるのは間違いない。

    出てくる出てくる敵みんなどこか憎めないというか、一味あるような設定になっていて完全な懲悪ものになっていない。というか人類のためを思うとむしろナウシカが悪役といってもいいんだけど、そのナウシカも魅力たっぷりなので、やぼなことを言わず魅力的なキャラクタのやり取りを味わえる。そういう意味でやっぱりナウシカという物語の持っている力はすごいものがあるのだなと思う。

    唯一、「弟」はいつの間にか死んでいた印象がぬぐえず、もうちょい最後で見せ場があったらなとは思うが……

  • 映画でご存知「風の谷のナウシカ」の原作第6巻。

    森の人に導かれて、腐海の尽きる所に辿り着いたナウシカが目にしたのは…。

    父王ジルの訃報を聞いたときのナウシカの姿に感動しました。彼女はもう姫でも少女でもありません。

    そして巻末でいよいよ巨神兵誕生。巨神兵とナウシカの関係は…。

    戦場での勇ましいナウシカを描いたこの巻の表紙も好き。

  • 世界を変えるのは、一つの小さな意思からなんだろうな、と思い知らされました。
    それにしても、なんだか、予言めいた物を感じる。
    宮崎駿さんが何を思って、この漫画を描かれたのか?
    この時代に読めてよかったと思う(*^_^*)

  • 物語のレビューは嫌いである。どうやってネタバレを避ければよいのだ。

    この物語は、自分が生きるということは誰にも支配されてはいけないこと、すべてのものに許しを与えること、すべてのものとともに生きること、やってくる死を受け入れることを教えてくれる。

    7巻で一つのストーリーなので全て読まないとわからない。

  • 2012 4/22読了。iiasつくばのヴィレッジヴァンガードで1-7巻セット(箱付き)を購入。
    1-7巻一気読み。感想は7巻にまとめて。

  • 希望の6巻。

    今までの陰鬱な展開から
    一気に光が差し込んでくるように
    じわじわ感動させられました。

    世界が大転換を迎え、
    自分に合った森で生きる道を
    選ばずに、自分が生まれた世界を
    選び再び危険で愚かな戦場に戻る姿に
    胸を打たれました。

    やっぱり主人公は女性でなくちゃならない。
    と言い切った宮崎監督の意志をひしひしと
    感じとることのできる6巻でした。

    たぶんほんとにナウシカが
    女性じゃなかったらこんな風に
    感動しないんだろうと思います。

    いよいよクライマックス

    最終巻へ


    読むのにかかった時間:1時間

    こんな方にオススメ:ナウシカファン必読

  • バイブル。頭使って疲れる。

  • ラストに近づくにつれて、話に引き込まれていく!最終巻が楽しみ

  • 柳川などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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