風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197735822

感想・レビュー・書評

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  • この巻の中間までが,映画版の原作となります。クシャナ様が「手向けだ」と言って,髪の毛を切ってしまうシーン,すごくかっこいいです。

  • ごく個人的な理由ですが、いまものすごくやる気が欲しい、モチベーションが欲しくて。人生を変えるぐらいの力がある素晴らしい作品というのは、この世の中に1〜2割ぐらいしかないと思ってます。
    そう考えたとき、ほんとにほんとに偉大なアニメ作家である宮崎駿の力をお借りするしかない…と思い、ナウシカの漫画版を読むことにしました。

    FFさんがブルータスの「食わず嫌い」の本を読んでいたので言うと、僕にとっては黒澤明でもキューブリックでもビートルズでもなくて、思いつくのは宮崎駿とかだよなあと感じます。
    宮崎駿に対してはものすごく尊敬していて好きな部分と、その半面食わず嫌いなところもありました(食わず嫌いじゃなくて、食った上でだけど)。で、これは宮さんのせいではなくて、'88〜90年ごろの世間のイメージや同調圧力が原因。
    個人的に「食わず嫌い」というのは馬鹿馬鹿しいと思ってるし、正確ではないと思う。たぶんみんな、子どもの頃〜若い頃に触れる以外は「なんとなく観る・読む機会を逃してしまっている」ぐらいのことだと思いますね。クリエイターはこれとは別に「影響を受けたくないからあえて観ない」とかはあると思うけど。
    だって、「食わず嫌い」に当てはまる作家って、有名な人たちばっかりでしょ?全然有名じゃなかったら「食わず嫌い」に当てはまらないと思うんですよね。それと(こういうことする人は稀だけれど)作品って食ってもないのに良いか悪いかの判断ってまったくできないですよね。だから「食わず嫌い」ってのはまったくもって馬鹿馬鹿しいし、意味がない。
    それと、世の中は「知ってること」と「知らないこと」の二種類しかない。やったことがあるかないか、読んだこと、観たことあるかないかのふたつしかない。
    知識というのはただの点にすぎません。その知識を繋げて、線や面にしていく。自分のなかで体系化していくこと。そして自分自身を知ること、感情や感受性を豊かにしていくことで本物の教養になっていくと思います。
    ただ人生の時間は有限なので、クソみたいな作品に触れるよりは、できるだけ良い作品に触れた方が良いですよね。そのための方向性を決める、取捨選択する、舵取りをするのがセンスなんじゃないかなあと最近は思っています。

    ナウシカの話に戻ると。
    宮崎駿作品はかなり観たんだけれど(雑想ノートのシリーズも読んだり持ってたりしている)、ナウシカの漫画版だけ読まずに月日が経ってしまってました。たぶん、一番重要なのがこの漫画版ナウシカだと思ってて、一番重要なのが最後になってしまった。
    アニメ版は大昔に観ましたが、ただのパイロット版だなあって感じで、一本の映画としてはそこまで面白いとも感じなかったです。漫画版の方は「オタクが標準装備しとかないといけない」兼、ジブリ作品との繋がりを考えても「一般的にも標準装備しとかないといけない」ぐらいの重要な作品なんじゃないかなあ?って思ってます。ラピュタ観てバルス言ってる場合じゃない、と。

    その理由のひとつは、この主人公が女性だから。宮崎作品で少年少女が主人公とか、ヒロインの少女が重要な鍵を握るとかはあったんだけど、他の作品よりも若干年齢が高い女子の、初めての主役。その後に連なる戦闘美少女の系譜でもあります。
    90年代は映画なんかでも「強い女性」が多くなるんだけど、70年代末〜80年代初期の頃に他にあったかなあ?と考えると、そんなに無い気がする。
    若干外れるけどラムちゃん、アラレちゃん、あと『童夢』のエッちゃんとか『ダーティペア』ぐらいかなあ。79年の『エイリアン』のリプリーにしても、ホラー映画の絶叫クイーンに毛が生えたぐらいで、本格的に強い女性になるのは86年の2からだしね。強い女性が大好きなジェームズキャメロンが宮さんのことをリスペクトしているのも、すごくわかる気がします。

    あと、ナウシカは宮崎キャラでたぶん最も巨乳のヒロイン。これは後輩とも話したんだけど、母性の象徴なんだろうなと。

    昨年、何がきっかけだったかは忘れたけど(たぶん『未来少年コナン』だったと思う)自分の中で大きな宮崎駿とジブリブームがありまして、それで1巻をようやく読んだのに放置してました。ちょっと前に1巻を読み返してようやく2巻、先は長い。しかし、読み終えるのがすごく勿体ない気もしてくる。

  • 本当に全然違う、面白い

  • 改めて感じるが、宮崎駿、相当歴史に詳しい。
    そうでなければこれほどまでの物語を自分の声で語ることはできない。
    これはスターウォーズのジョージ・ルーカスにも共通して言える。
    マンガという形でも一応の完結を見ることができる僥倖に多謝。

  • 命の尊厳を守りたいという宮崎駿の信念は、この頃から変わっていないということを感じた。
    ナウシカが言うように王蟲が高貴な生き物に思えてくる。

  • 『忍者武芸帖』に出てくる「ジバシリ」が、ここでは「そういう現象の気合の入ったやつ(原典ではネズミさんが固まって目の前のありとあらゆるものを喰ひ散らかして暴走するが、こっちのはものすごくでかい蟲さんが有毒の菌とかをまき散らしながら暴走するのである)」になってゐる。まさか後に特殊被差別民の呼称になる(『もののけ姫』で特殊な狩人の呼称として出る)とは思ってなかったし、「蟲使い」といふ皆さんは、大海嘯となんとなくしか関連しない。
     その蟲使いさんは、風の谷で差別を受けてた上に、セラミック鉱山で更に具体的な差別を受ける。はー。
     網野善彦歴史学における「凶悪な暴力機構は被差別民の保護みたいなものをやる」と言ふのは、既にある。
     アスベルー

  • 戦う理由があって戦争をするのではなく、戦争があるから戦うのだというテーマは度々取り上げられます。なんとなく、ジェレミー・レナーの『ハートロッカー』を思い出しました。

  • ペジテ市のアスベルと腐海から脱出したナウシカ。そのころトルメキア戦役がぼっ発しわナウシカは古い盟約によって、トルメキアの第三皇女クシャナ軍に従軍することになる。

  • クシャナ親衛隊に従軍するナウシカ。あの有名な台詞「その者青き衣をまといて金色の野におりたつべし」はアニメ版には出てこなかった反トルメキアの土鬼マニ族僧正から発せられたのは興味深い。土鬼諸侯国の皇弟のおぞましさよ!

  • ネタバレ メーウ"ェで腐海を脱出したナウシカとアスベルは上空で土鬼の浮砲台に遭遇、僧正が盲た老人。捕虜となったナウシカは土鬼の服をもらい僧正は「開戦前にクシャナが南下することを知っていた」という。ナウシカを救助にきたミトのガンシップの元に僧正を人質にしたふりして脱出、その際土鬼が王蟲の子を囮に群れを呼んでいるのに出くわし王蟲の血を浴びて服が青に。トルメキアの船で幼虫を群れに帰して金色の…というシーン。映画じゃここまでだもんね。土鬼が映画じゃ端折られてだいぶ違う構図になってるんだ。

    「南の森が助けを求めてる」って去っていく王蟲の声が気になって、トルメキアの進軍に志願してついていくナウシカ。ユパは腐海の奥の村で土鬼が王蟲を培養していることを知る。王蟲を戦に使うことに異議を唱えた僧正は命を落とす

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プロフィール

アニメーション映画監督。1941年、東京都生まれ。作品に「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など。

「2013年 『風立ちぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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