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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784197766123
みんなの感想まとめ
昭和初期の東京を舞台に、青年探偵が繰り広げる怪奇事件を描いた作品で、愛憎の情が深く絡み合った物語が展開されます。静謐なムードの中、凄惨な怪異が叙情的に描かれ、単なるホラーとは一線を画しています。主人公...
感想・レビュー・書評
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初版
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この作品は怪奇譚である。が、人を怖がらせることこそを目的とするいわゆるホラーまんがとは、少々趣味が異なっている。
舞台は昭和初期。青年探偵夢幻魔実也は女たらしの美青年、
しかし搦めとろうとする女たちの腕を軽やかにすり抜けるのは、いかにも彼が「ひとでなし」…比喩ではなくどうやら半妖とでもいうべき存在であることを示すかのようである。
その妖しの業を操り、彼は愚かしく醜く傲慢な人間の欲望を悪夢に踊らせる一方で、様々な怪奇の奥底に沈む哀しみを、ふとすくいとり、夜の闇の中で昇華させる。
そのとき、夢幻魔実也のかぶる山高帽は、あたかも黒き天使の光輪であるかのようにみえるのだ。
生涯で一番好きなマンガである。
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