風の谷のナウシカ 4 (アニメージュコミックスワイド判)

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・マンガ (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197775514

感想・レビュー・書評

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  • 「滅びは必然です」
    と語る上人さまに
    「わたしはあきらめない!!」
    と返すナウシカ。

    ナウシカの強さはもう私の想像をはるかに超えていて、ただただ驚くことしか出来ない。
    なんて優しくて、強くて、きれいな人だろう。
    彼女のこの瞳をずっと心の中に留めていられたら、こんな私でも変われるような気がする。
    ナウシカによって変わっていくあの人達のように。

  • ☆4.5

    今までクシャナにあまり好感が持てなかったけど印象が変わった。幼い頃より命を狙われ、父や兄たちに邪険され続けてきたなんて同情するし、そんな中自分の身や母親を守るために強くなってきたのだと思うと、なんだかクシャナが愛おしく感じた。自身が虐げられてきたから人の傷みのわかる、義理と人情に厚い女性になったんだろうな。部下たちに厚く支持されるのもわかる。
    クロトワもなんだかんだでいいおっちゃんだな。(まだ若い?)
    チククも可愛らしくて好きだし、チャルカ様も敵だけど好感が持てる。
    これだけ複雑な物語で登場人物も多いにもかかわらず、一人一人の人物が本当に丁寧に描かれている。

  • これはナウシカだけの物語ではなく、クシャナの物語でもあるのだということを強烈に決定づける。
    肉親と、そして肉親以上に深い絆で結ばれた部下との関係が、クシャナを形作っている。つまりクシャナは境界の内外を強く意識している。
    それに反して、ナウシカはボーダーフリーな存在として描かれている。この対比で物語を深める。

  • 驚いた。
    宮崎駿は「ナウシカ」で全てを表現し尽くしているのだ。
    この後に続く「ラピュタ」も「もののけ姫」も
    結局はナウシカに対するセルフオマージュのようなものではないか。

    彼は戦争に対する怒りのようなものを一巻の末尾に書いていたが、
    それにしては銃器や戦車への好意的な視線が強すぎるのではないか。
    いや、むしろそれを自覚していながら、「反戦」を掲げることで
    自身を正当化しているように思えてならない。

    「ナウシカ」が面白くないとは思わない。
    よくできているし、面白いとは思う。
    これで彼が一躍有名になったというのも納得がいく。

    だが、彼の作風がアニメで成功したテクニックを
    全て使った「ナウシカ」から少しの変化もないことに
    愕然としてしまったのだ。

    それなのにこの国際的な評価の高さはどうなのだろう。
    鈴木敏夫氏の手腕は認めるが、スタジオジブリより
    少ない予算ですばらしい作品を創っているところは
    他にもある。

    そのような作品が埋もれていき、
    ジブリ作品だけが礼賛されているこの世の中に
    わたしは疑問と矛盾、一抹の不安を感じざるを得ないのだ。

  • 映画版『風の谷のナウシカ』がいかに単純化して描かれているかがわかる、映画版の数倍長い1〜7巻。映画版だって充分に深い内容なのだけれど、何せこの7冊のうち2巻途中までの話しか語られていない。こちらの原作はあまりの内容の深さに溺れそうになる。

  • 坊さんが、近隣の人に対して外交上非常なことを言はんといかんのでやる。あとバイオテクノロジーの部署の皆さんが、ちゃんとしたマッドサイエンティストで、まぁそこそこ。
     クシャナと母上とおに―たん&パパの関係が描かれる。復讐も描かれるが、なんか、ものすごいショッキングシーンなのに印象がアレ。クシャナ殿下の三番目のおに―たんがちゃんと外道。
     粘菌のイメージがすごい。
     チククの造形が、大友克洋ぽいけど、意表をついて影響元がメビウスだったりするんだよ。

  • 大海嘯を確信したナウシカは、その原因を見届けるため、南へ一人旅に出る。旅路でチククや、土鬼の僧チヤルカに彼女は出会っていく。戦争は蟲の大軍に遭遇し、もはや両軍は撤退あるのみに。

  • ユパ様一行とナウシカは未だ合流できない状況だ。ナウシカが偶然降り立ったオアシスの霊廟で土鬼の少年チククと出会い、行きがかり上土鬼の僧官に助けられる。トルメキアにも土鬼にも与しないナウシカの立ち位置は、この後の展開に困難度を高めてしまう不安が付きまとう。突然変異の粘菌を見て、大学入試・生物の問題を思い出した。

  • 凛々しさとは何だろう…クシャナを見ていると、考えたくなる。

  • ユパを探して街を探索したミトたちはユパからクイを預かった娘と会う。森の人に助かられたユパ達は大量の蟲の卵を見、森の人と腐海の成り立ちを聞く。トルメキアは捕虜を解放、その際ナウシカから子供を引き取った女が受け取ったナウシカの耳飾りを買い取った僧官。ナウシカは1人メーウ"ェで南へ。僧会が開発した突然変異の胞子の種苗は蟲をも殺す。それをトルメキアに放とうとする皇弟。ミト達のガンシップは土鬼が巨神兵を搬送するのに遭遇、空中戦のち墜落し、ユパ達と会える。

    一方クシャナ軍は上空で大量の蟲に襲われ、先について友軍の船を乗っとる計画に。ナウシカは1人綺麗な湖の畔から僧正に似た神様を祀る寺院で同じく盲た僧と話す。いつもと違う瘴気を撒き散らす胞子に狂った蟲同士が殺し合う中メーウ"ェでチククと蟲の群がる土鬼の戦艦を追う。

    戦艦には皇弟と突然変異の胞子が。船を燃やそうと降りたナウシカに皇弟の霊が襲いかかる。船を自爆させようとした僧を手伝い助け一緒に逃げる。ナウシカに耳飾りを返し、蟲たちは異常な胞子を予感し怯えていた、王蟲の大海嘯が来る、と聞く僧。意思をもった胞子はー

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年、東京都生まれ。作品に「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など。

「2013年 『風立ちぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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