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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784197804702
感想・レビュー・書評
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「影武者 徳川家康」3巻。文庫版最終巻です。
大奥の女性陣との駆け引きがあるのが楽しかった覚えがあります。多分、自分の意思をはっきりと表現し、男性と渡り合うという女性をバトルヒロイン以外で読んだのは、この漫画が初めてだったような気がするなぁ。記憶にないだけで、他にもあるだろうけど、軽く振り返ってみた限りではこれが最初。
ナウシカのようなバトルヒロインや、ピーチ姫のようなお姫様ヒロインでない女性という意味で、お梶の方や阿茶の局は印象の強い登場人物です。
敵方の悪女でもないところが、記憶に残る要因でもあったのかな。
じゃあ、当時の自分が思い描くであろう敵方の悪女が誰か、というと誰だ?
ドロンジョ様?
物語は石田三成処刑で関ヶ原の後始末を終え、表では豊臣家、裏では秀忠との戦いが始まるというところで終幕。生き延びていた島左近との出会いを果たし、強力な仲間を得た二郎三郎の今後の戦いにご期待下さい、の結末です。そして物語は『SAKON』へと昇華していきます。
すりの最後が悲しい。小さな幸せを願い、手に入れた先で無惨に殺される。未来への希望を無慈悲に潰してゆく秀忠の残虐さと、彼の思想の否定の場面。
門奈とすりの小姓コンビは、関ヶ原の家康暗殺を知る中で最も弱者の存在。彼らも二郎三郎と同じく秘密の暴露で命を失う立場で、最もトカゲの尻尾きりにされがちな弱い存在。常に命の危険にさらされ、慌てふためきながら、生き延びてきた結末がこれでは、なんとも悲しすぎる。
すりは、ただのおじいちゃんなんだよなぁ。門奈は身分はともかく武士階級だと思うんだけど。そのおじいちゃんが、孫の誕生を喜ぶおじいちゃんの死に様があれは悲しいよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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