妖霊星 書下し長篇時代伝奇 (トクマ・ノベルズ)

瀬川ことび

• 徳間書店 (2002年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[三田主水さんの感想 · 2020年6月13日]

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2006/04/post_5cc0.html

[nagi0129さんの感想 · 2012年10月29日]

室町時代、能楽師を目指す鷹矢は、地獄の眺めを描いた仕掛けを纏う遊女、地獄太夫に一目惚れしたうえに嬲り殺された同僚の霊にとり憑かれる。唯一の肉親である妹、阿鳥も同性である地獄太夫に魅せられて…。

学生の頃に瀬川貴次の作品を一通り読んでいて、瀬川ことびの作品はこれが初読み。
相変わらず、平安や室町といった時代の闇がよく似合う文体です。艶もあっていい。あとがきにも書かれていたとおり、瀬川さんの好きなものをこれでもか！と詰め込んだ内容だと思いました。しかしラストはここで終わるの？と肩透かしを食らった感じが。シリーズ化したかったのかな？

[sleepykittyさんの感想 · 2011年6月19日]

この人はこういうおどろおどろしいのを書かせると良いんだよな、また。
雑誌で読んだ月華伝奇、もう一回読みたいな。