カリスマ Fuyuki Shindo's roman noir selection (下) (トクマ・ノベルズ)
- 徳間書店 (2003年4月1日発売)
本棚登録 : 53人
感想 : 10件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198505967
感想・レビュー・書評
-
ハードカバー、文庫版と違う加筆されたラスト…
カリスマはやっぱりカリスマやった!って事かな。
そして城山もやっぱり最後まで城山(笑)
2013.7/26 読了。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
合宿に参加した麗子はあっさりと洗脳され、2週間たって家に戻ってくると容貌も言動も何もかもがおかしくなってしまっていた。神郷をメシアと呼び、食べ物には毒が入っていると言い、子供にも愛の懲らしめだと言って虐待をする。途方に暮れた城山信康はある人のつてで、脱会カウンセラーの武石に麗子の脱会を依頼する。
まさかこの話にどんでん返しがあるとは思っていなかったので、その部分には驚いたけれど・・・城山の情けなさに呆れ返って怒りすらわく。物語の質と品を下げているとしか思えない。もうちょっと同情できる普通の男がよかったなぁ。人を洗脳していく過程や仕組み、神の郷VS脱会カウンセラーのやりとりは興味深く読めたのだけど・・・最後は詰め込みすぎて、皆を狂わせすぎて全てがしっちゃかめっちゃかになってしまった感じ。救われない。そして、なんとか読み切ったけど、長すぎた・・・。 -
情けない変態を書かせたら日本一
-
さえないサラリーマン城山信康。
奥さんの麗子が、息子の受験のために、ある学習塾の夏のセミナーに参加。ところが、そのセミナーは大嘘で、新興宗教「神の郷」の勧誘でした。
そこで洗脳されてしまう麗子。この新興宗教の教祖、神郷は、とんでもないインチキ野郎。しかも手のつけどころのないエロ教祖。
でたらめばっかり言っています。美人の麗子を自分のものとすべく、神郷は麗子に強力な洗脳を施します。
洗脳された麗子は、教祖のことを熱烈支持。城山は麗子を取り戻すため、「神の郷」と敵対しており、脱会信者たちをサポートする「覚醒会」の城石のもとへと足を運びます。
「覚醒会」の城石は、「神の郷」信者の洗脳を解き、脱会させるためのボランティアを懸命におこなっていました。
さっそく、城石は麗子の洗脳を解こうとします。同時に、「神の郷」へ、マスコミを使って攻撃をしかけます。はたして、城山は麗子を取り戻せるのか?
インチキ教祖神郷はどうなるのか?
-
オモロー!!
-
2007/04
-
新興宗教の裏側を描いた作品。
キモデブの教祖に見も心も捧げる
女信者たち -
新興宗教の教祖の話。本当にこんな奴が教祖になるんだろうか・・・。一気に読めた。
-
神の化身として君臨する冴えない中年男から紡がれる </br>
エゴをひた隠しにした、信者への説教。 </br>
豆しか食べないといいながら、裏でステーキをほおばる。 </br>
性欲はないといいながら、神の個室はAVビデオで溢れてる。</br>
正当化の理由づけや、感情と真逆の行動。 </br>
名誉と地位を守るための悪魔より浅ましい神。 </br>
一部過激な表現もあるけれど、心理学要素もあり面白い。 </br>
人は絶望してるときほど、何かに縋り騙されやすくなる。</br></br>
せせこましい自尊心と虚栄心の塊の城山(40)キャラが痛かった。 </br>
10円単位での節約を美徳とし、怒りを壁に向かってしか発散できず、 </br>
小学生の息子に胸毛をチラつかせることでしか
</br>父親らしさ、男らしさをアピール出来ない ケツの穴の小ささ。(本文より) </br>
読んでいて哀しくなってくる。</br>
城山のような思考で埋め尽くされた人間も実際いるのだろうか。 </br>
国産のタバコにするか外国産にするかで自分の体面を
</br>守ろうとするような情けない男。腹が立つほどみみっちい。
</br>この人間の描写だけでもリアルに面白かったけれど。 </br></br>
</br> **** </br>
</br>
"ひとはなぜ、そこまで信じることができるのか?" </br>
"ひとはなぜ、そこまで墜ちることができるのか?"
</br>誰かをカリスマとし縋ることは、 </br>
誰かを信じ一体化を望むことは、 </br>
自分の存在をを否定すること。</br>
</br>
それでもきっと何かにしがみつくのだろう。
</br>カリスマに憧れるんだろう。 </br>
誰かを求めている間は、</br>
自分を考えずとも済むものだから。
</br> -
正直、表現のワンパターンさに飽きが出てきました。最後まで救いがない話を読むと気分も暗くなりますわ。(2001.12.10)
著者プロフィール
新堂冬樹の作品
