- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198506780
作品紹介・あらすじ
輝の大御神の双子の御子と、闇の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也。輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、「剣の主」稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に、絢爛豪華に織りあげられた、人気沸騰のファンタジー。
感想・レビュー・書評
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すっかり和製ファンタジー漬けに(笑)。
これがデビュー作かー。すごいですねえ。
それにしても、主人公に全く親しみが持てなくて困りました(笑)。どうもよく分からんあの性格。
チャキチャキしてて気が強くて無鉄砲で…と一貫はしてるんだけど、そのくせどうにも掴みがたくてどうにも魅力を感じない…
情が厚いのかというとそうでもなくて結構酷いんですよね。なんていうか、まだ子供だということを差し引いてもそこここに見える自分本位さが何とも言い難い。
稚羽矢をかばってるのかというと案外そうでもなかったり…自分が引っ張り込んだくせになあ、と思って仕方なかったです。
「明星だけが、私を、なんのためらいもなく好きになってくれたのだ」て言う稚羽矢が切ないですよ。稚羽矢を道具としか思ってない、とみんなに怒っていたけど、こういうの見ると狭也も結局は稚羽矢をさして理解しようとはしてないよね、と思うのですが。
最後までよく分からん人でした。
逆に稚羽矢はいいですよ!なんか、要所要所でぼさーっとした的を射ない(笑)会話が大好き。
しかしどうも全体に描写がはっきりしないんですよね。特に戦闘(ていうのかな?)シーンとか。
大蛇の目覚めるとことかもそうだし、そのほかの普通の時間の移り変わりがよく分からなくてもったいないです。文章の量は多いんだけどもったいぶった書き方というか、思わせぶりでメリハリがない。なので伊吹王が命を賭けて稚羽矢を止めに行くシーンも、ほんとならもっと盛り上がるのにー!と地団駄踏んで読みました。
気付いたらもう終わっててあれ?ていう場面が多いんですよ。もったいなーい!!
稚羽矢が徐々に目覚めていくのももっとじっくり書いて欲しかったなあ。姉弟弟の対決もなんだかあっさりしてたし…
稚羽矢贔屓(笑)としては物足りない気分がてんこ盛りです。 -
和テイストなファンタジーってありそうでないし、日本神話がモチーフなため、洋書のファンタジーより好きかな。
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YouTubeのおすすめ本を見て手に取りました。
学生さん向けの内容だからか40代の私には面白味がわからなかった。 -
当時の知り合いがオススメしてきた本
ファンタジー好みじゃない…
すまん… -
何度読んだかわからないが、久しぶりに再読。やはり面白い。
日本の神話をベースにした和製ファンタジー。個人的には現代和製ファンタジーの草分け的な存在だと思っている。題材が現代でないので、時がたっても面白く読めるのはいいところだと思う。 -
佐竹美保さんの挿絵で☆をプラス1。