- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198506834
感想・レビュー・書評
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勾玉三部作二つ目。ヤマトタケル伝説が下敷き。
幼馴染設定で一番萌えた作品。個人的には菅流が一番好きです。
児童書だけど侮れない。
上下巻。 -
2011/12
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勾玉三部作の2作目の前半。
他の人たち、レビューに後半の感想も書いちゃイヤ~(涙)
前作の空色勾玉の時代から数百年後くらい?
主人公が育った地、三野は、岐阜の美濃のことかなぁ。
さ、さ、あれこれ見たりせずに、後半へGO! -
これは面白い!! 少々、少女マンガチックなところが気にならないではないけれど(この本の挿絵が・・・・ということではなく、筋運びが・・・・です)、ファンタジーと言えば英国物という先入観にも近いものを持っている KiKi にとっては「よくぞ日本神話をベースにこんな作品を書いていただきました!!」という想いを抱かせるに十分な面白さです。 そして何よりも嬉しいのがさすが国文学を学んだ方が書いた日本神話ベースの物語であるだけに、美しい古代の日本語を彷彿とさせる名詞の数々に出会えることです。
上記の引用文に含まれる国名しかり、巫女やヒロインの名前しかり・・・・。 現代の私たちにも決して馴染みがないわけではない「音」に当てられる文字が物珍しくもあり、想像力をかきたてられもし、石とコンクリートの文化がすっかり定着したこの国のもともとの姿に想いを馳せることができるように感じます。 それが「ストーリーの追いかけにくさ」と表裏一体になっているのが日本神話の残念なところなんですけどね~(笑)
(全文はブログにて) -
2011年8月27日読了
空色勾玉より数百年の後の話…になるのかな?
結局は大蛇の剣は厄介な物なんだなーという印象。小倶那ってつまりは稚羽矢と同じ存在と見ていいんだろうか…?気になる。
空色勾玉とは違い、遠子と小倶那の関係が細かく序盤に描かれているのが良かった。この2人の描写が、運命に翻弄される2人の基盤になっていくのだと思う。
2人の再会はかなり先の模様なので、それまでの間に2人がさらに同成長していくのかが見もの。
大碓皇子と明姫の関係はすごくよくわかるんだけど、なんかちょっとわがままっぽくて嫌。2人の情熱って言うのが妙に平行線な気がして、イマイチ応援しようという気にならないのはなぜだろう。
結局は大碓皇子も小倶那にとって大王と同じ存在だったのかと思うと残念でならない。彼なら少しくらいは小倶那のことを分かってくれると思ってたのに。怒りは最もだけど、話を聞くぐらいしてくれると思ってた。
で、大碓皇子の死を悟った明姫の行動を見る限り、この2人が気に入らなかった理由がなんとなくわかった。明姫は悟りすぎてるんだな…結局は巫女としての自分も捨て切れてないっぽい。
とにかく小倶那の話が周りに一切受け入れられないのが辛かった。
小倶那を尊重するくせに、大碓皇子・百襲姫・大王…誰も小倶那の意見を聞かず、ただひたすら小倶那に自分の意見を押し付けているだけで。嫌と言ってもきいてもらえない、もしくは論破されちゃうのもな……すごく可哀想だ。
それに比べて遠子は、諭されても自力で切り開いていく子なので何も心配いらな過ぎて…(笑)
上巻は主に小倶那の成長の物語だったので、下巻は遠子の旅路の物語になるのかな。 -
「空色勾玉」から何百年か経った後かな?
前半部分が特に好き。
遠子と小倶那が子供らしくはしゃぐ様子がいきいきと伝わってきて、なごむ。
特にほっぺを膨らませた遠子を持て余す小倶那という光景が凄く可愛い。
明姉さまは強いとは思うけど共感はできないなぁ……。
妹である象子のが好き。今でいうツンデレだ -
イケメンの行く末が気になる。
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勾玉三部作の二作目
ヤマトタケル神話ベースの和ファンタジー
一作目での輝と闇の設定も生きていて繋げて読むととても面白いです。
こちらも主人公の女の子とその幼なじみの男の子との関係が軸になっているので女の子向けだと思います。
主人公の女の子と幼なじみの男の子
と割とよく見かける設定ではありますが、そこからの話の進め方が素敵です。
上・下巻と長いのですが、魅力的な仲間やいろいろな出来事が起こり全然長くは感じなかったです。
上記の他の軸としては、各地にちらばった勾玉を集める、という事があるのですが、このことで日本各地をまわるため、古代日本の様々な地域が描写されていて面白かったです。 -
三部作の中で一番好き。遠子の一途な思いにやられました。