薄紅天女 (トクマ・ノベルズ)

  • 徳間書店 (2005年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198506889

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

歴史を背景にファンタジー要素が巧みに組み込まれたストーリーは、特に歴史好きの読者を惹きつけます。主要なキャラクターたちが無事に帰還するハッピーエンドが用意されているため、安心して物語を楽しむことができ...

感想・レビュー・書評

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  • キャラクターが空色勾玉、白鳥異伝と少し変わった立ち位置で、いつもの闇の元気いっぱい娘と輝のぽややん皇子でなくなったので個人的な気持ちとして読みやすくなった。
    ただ、その分ストーリーとしては前二作よりは控えめかもしれない。ちょっと弱い。
    脇役が活き活きしてていいですね。チキサニは苦手だったけど。
    ただ阿高と田村麻呂さんを会わすな、というのはなんだったのだろう?
    苑上と阿高の恋心もはっきり見えなかったような。まあ、あんまりぺたぺたやられると苦手なんでそのへん読み飛ばしたのかもしれないけれど。

  • 平城京~平安京頃の有史を下敷きにしつつも、違和感なくファンタジー要素を滑り込ませたストーリーに、歴史好きとしては惹かれます。
    阿高も藤太も、待っている人のもとに無事戻れて本当に良かった。このシリーズのいい所は必ずハッピーエンドになる所だと思っています。
    この年になってようやく、苑上の台詞「おいていかないで」でじーんときてしまいました。

  • 前2作が女性ヒロイン & 女性目線の物語だったのに対し、この物語だけは男目線・・・とまでは言い切れないけれど、勾玉を持つ者が男ということでちょっと毛色が違います。  (まあ、白鳥異伝でも菅流♂が「勾玉を持つ者」という要素を持っていたけれど・・・・ ^^;)  「白鳥異伝」の Review でハーレクインっぽさがちょっと鼻についたと書いたけれど、本作ではその匂いはかなり薄まっていると思います。  それでも KiKi の個人的な感覚からするとやっぱり「女子の作品」っていう感じが強烈で、その「女子感」にはちょっと苦手意識が働いたのも事実です。  「西の善き魔女」でも感じたことだけど、KiKi が荻原作品と相性があんまりよくないのは、この「少女マンガっぽさ」が苦手なことと無関係ではないような気がします。  

    まあ、否定的な言葉から始まってしまったこの Review だけど、面白いことは面白かったんですよ。  特にあの時代(平安遷都前)を描いていながらも、蝦夷やら坂東やらといういわゆる辺境を扱っている物語というだけでも嬉しい限りです。  学校時代にはどうしても「中央目線」で歴史を追いかけることになり、権力側に「蛮族とされてしまった側」の生き方・感じ方に想いを馳せるな~んていうことはなかなかできなかった(それは KiKi だけかもしれないけれど)けれど、こういう物語を読むことによって自分と寸分たがわぬ「普通の人々」の生きざまに多くのことを考えさせられます

    (全文はブログにて)

  • 勾玉三部作で1番好き!!

    坂上田村麻呂、空海、藤原薬子と長岡京。
    日本史を復習したくなりますね。

    闇の巫女と輝の皇が前作とは違った受け継がれ方をしている。歴史は、どこまでも連なっている。
    でも、いつの時代も、闇と輝は表裏一体だった。




    なにせ、
    阿高と藤太の二連がかっこよすぎる。
    推しすぎる。
    魅力的な登場人物が多いけど、どう考えても絶対に二連がいい。

    苑上の「おいていかないで」のセリフがもう、
    心に刺さりすぎて、もう。切なかった。
    できるなら、千種との再会も読みたかったな。

  • 「…今、都には天女が近づいている」ーーーー

    三部作、完結。
    とても読み応えがありました。舞台続きのストーリーが好きなので、リンクしている部分を見つけるたびぶわりと血が流れるようでした。
    前半で阿高たちに感情移入していたのに、後半から皇側でとても頑張る苑上が出てきて板挟みになりそうだったのが、双方の気持ちをスルスルと寄り添わせてしまう流れが、とても熱かったです。一番やきもきしなかった…苑上が自己の中で納得させる子だったからか? 今までのヒロインたちは激情を内に飼っていて、ヒーローはどちらかというと支えてあげなければ立って居られないような雰囲気だったのに対して見れば、輝と闇が混ざり合った二人だからこそ、交わって進んでいけたのかなと感じた。
    最後のそれぞれの未来がすごく気になるけれども、とりあえず、ちびクロ可愛いです。

  • 勾玉が登場するのが今作で終了なので三部作と言われるのだろうか??
    今作ではひとつのみの登場だったけれど、他の勾玉でまた歴史ファンタジー描かれないだろうか。。。
    歴史とか古典に興味を持ついいきっかけになると思う。

    次作は平家源氏だったけれど
    今作は桓武天皇、空海、坂上田村麻呂と歴史でおなじみだった為大分イメージしやすく。
    蝦夷は『ゴールデンカムイ』を読んでいるとその扱いに悲しくなる。

    北海道と思っていたが当時は東北にも住んでいて
    都は奈良京都で、坂東武蔵は埼玉あたりで、ナルホド。
    それにしても毎度凄い移動距離。

    学生時代は一番印象深かったのに
    今は前作2作よりさらりとしたイメージを感じたのが不思議。
    前半後半と場面切り替えがはっきりしているからだろう
    か。

    占いって、予言された結果試行錯誤して、それが予言行為につながってしまう場合と
    どうあがいても予言通りに流されてしまう場合とあるが
    今回はどちらのタイプだったのだろうな。。。
    ましろが姿を借りて現代に介入するのであまり感じないが
    この二人のが一番悲恋だったろうか。。。


    最後にチラリと史実記載があったので
    ウィキで調べたが

    征夷大将軍とアテルイ処刑
    平城天皇と嵯峨天皇
    藤原薬子と高志内親王

    史実の方がよほど波乱万丈。。。
    驚き。。

  • 勾玉3部作の3作目。スッキリきっちり完結で読後感が良かった。
    苑上、たくましくて思いやりがあって、大好きなキャラだった。武蔵出身の友人とのやりとりも、心温まる。

  • 三部作のうちの最後は、長岡京。
    この辺りになると少しばかり歴史上でもいくつか記述を読んだことがあるので、なんとなく背景がわかってきました。
    前二作ほど恋愛モードはないものの、ヒロインもかわいい。
    読み終わって、この方の物語の美しさをしみじみと感じます。

  • 武蔵に行ってみたくなった。

  • 勾玉三部作読み終えました。藤太、阿高どちらも魅力的。

  • 勾玉三部作三つ目。桓武天皇の時代。
    後の平城天皇、嵯峨天皇の兄妹がヒロイン。
    更級日記に書かれている竹芝伝説がベース。わんこ可愛い。

  • 2012/02

  • 勾玉三部作、ついに読了( ´ ▽ ` )ノ

    舞台は奈良時代。
    日本史の教科書でみた名前がちらほら。史実と絡めた和ファンタジー。

    少女漫画テイストもたっぷりなのですが、
    この著者の情景描写力の高さと美しさにため息が出そうです。
    美しい風景を表す日本語満載で、ぜひ中高生に読んで欲しい気がします。

    話はまあ、ファンタジーなのであれこれ言うべきではないのですが、
    キャラがイキイキしていて、空色勾玉よりも、複雑な心情が描写されていて、良かった。
    三部作の中では、この話がイチバン好みかも。

  • 苑上かわいいよ苑上。賀美野皇子もかわいいけど、史実の嵯峨天皇(子供いっぱい)をつい思い出してしまう…

  • 2011年9月6日読了

    一言言うなら、長かった…(-_-;)
    とはいえ、文庫では上下巻なので2冊分読んだと思えば…!!!

    今までの荻原作品はほぼフィリエル型だったのに、苑上はちょっと違う感じがした。なんていうか、受け身?育ちの影響もあるのかもしれないし、彼女自身が勾玉の定めを背負っているわけではないからかもしれないけど。

    あの後、まだ恋愛とはっきり言っていいかわからない苑上と阿高の関係は、きっと武蔵で育まれていったんだろうなーとほんわかした気持ちになった。
    この話はどちらかと言うと、阿高と藤太の絆が中心に据わってるので新鮮味もあってよかったな。終わり方も3作の中で結構好きかもしれない。2人は幸せだったかもしれないけど、歴史はそうではない…というちょっと現実的な感じがまたいい。史実に絡ませてるから余計にそう感じるのかもしれない。

    あと、たまに前作とかの話出るのは面白いよね。
    百襲姫の名前出てきた時は戦慄しかしなかったけど(笑)

    暫くは荻原作品から離れないと、実はちょっと食傷気味…(>_<)

  • 半分までこれで読んで、もう半分は文庫で読んだので、迷った末両方登録w

    藤太と阿高の関係が、なんで文章の説明が主で、こう、エピソードで語られてないんだろうと思ったけど、エピソードで語ってたらどんだけ分厚い本になるんだって話だった。

  • 二連の絆が強すぎて、阿高と苑上の恋愛描写は薄く…最後は内親王に戻った苑上と一緒にしょんぼりしてた。
    なので、阿高が苑上を迎えにきた時は本気で「阿高キター!」とびっくりして凄く嬉しかった。
    やっぱり勾玉はハッピーエンドじゃないと!
    作者のあとがきで語られる、更級日記での竹芝の話を読んでみたくなったよ。

  •  最後の勾玉に選ばれた阿高は運命に翻弄され故郷を離れる。阿高を追い、叔父である藤太とその仲間たちも旅立つ。一方、都では物の怪が現れ、滅びが近づいていた。内親王である苑上は物の怪の力の影響を受けた兄を救うため、身分と女性であることを隠し都に留まることを決める。そして阿高と苑上の出会いによって波乱の勢いは増していく・・。
     勾玉三部作の最後です。これだけ物語の世界に浸れるシリーズは滅多にありません。読むものを離さない展開。そして素晴らしいラスト。阿高の語る娘盗みの理屈は最高です。いけない、書くために読み返してたらちょっと目が潤んできた。歴史上の人物が各所に出てくるのでそれもお楽しみに。

  • 勾玉三部作三作目
    更級日記「竹芝伝説」ベースの和ファンタジー


    三作目は前の二作品と比べると、ちょっと仕様が違っています。
    前半主人公は女の子ではなく男の子
    前半はこの男の子の過去や周りの友達との友情を軸に勾玉に関わる因縁を辿っていく という感じでした。

    後半から主人公が代わって女の子に
    後半ではいきなり主人公が代わったことと女の子が前半主人公の男の子の事を全く知らない為にほとんど共通点が「勾玉」しかなくちょっと戸惑いましたが、最終的にふたりのやりとり、という要素が増え前二作品同様ロマンス要素もだいぶおおくありました。


    三部作の最後とあって終わり方もなかなかすっきりしたものだったように思います。

    天皇や坂上田村麻呂などちょこっと知ってる人物なども多く出てきて面白かったです。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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