- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198507428
作品紹介・あらすじ
時は大正十四年、七月-洋食屋"すず川"の一人娘、小梅は東邦星華高等女学院に通う十四歳。良家の子女が通う学院で、仲良しの"お嬢"こと晶子が突然、「一緒に野球をしていただきたいの!」と。なんとなく頷いてしまった小梅だが、九人集まるのか、道具は何をどう使うのか、ルールはどんなものなのか、分からないことだらけで…。野球で女子は男子に勝てるのか?男尊女卑の世界に一泡吹かせたい、大正時代の乙女たちの奮闘物語。
感想・レビュー・書評
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クラスメイトが突然、野球メンバーの募集を始めた。
理由は、見合い相手に馬鹿にされたから。
9人集めて、どうするか、勝つためにはどうするか。
その間に、見合い相手は主人公の店に来て
何がいけなかったのだろう? と相談してくるわ
厄介な相手も連れてくるわ…。
見てる分には面白いですけど、当事者になったら
暴走しまくり男は面倒です。
しかもこの時代、強く出る事も
はしたないとされるのに、どうしろと?
とか言う前に、相手に自分を押し付けるその状態が
嫌われたのでは…という所に繋がっていると
気が付いたのに対処が付いていけないのか。
まぁいきなり変われ、と言われても大変ですけど。
主人公の素直な感じもほのぼのしますが
許嫁と決められた人との行動も微笑ましいです。
向こうだって色々押せない部分はあるわけで。
野球チームが強くなるのも気になりますが
彼らの恋路も気になりますw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメの方は全く知りませんが、おもしろかった。
よそさまのブクログで見て気になっていたけれど、買ってよかった。
大正時代の話で、ときどき「後には~」など後の時代に登場してくるものの説明が入っているんですが、それがちょっと読みにくかった。
逆にこれ説明いれたほうがいいんじゃないのかな、と思うところもあったけど。
他にも気になるところはあるけれど、スルーできる程度のものでした。
まったくのゼロからはじめる、女子学生の野球。
道具づくりからとは恐れ入った。(笑)
主人公の洋食屋の娘、小梅ちゃんと、その許嫁の三郎さんもすごく、すごく気になる!
私としてはそっちがメインかな!
偏奇館先生もいったいどういうひとなんだろう。
1巻完結かと思ったら、どうやら前篇のよう。
現在は4巻まで出ているようで、残りはつい先ほど注文してきました。 -
大正時代の雰囲気を掴みたくて購入。
この時代の女学生たちはあんな感じの子が多かったのかねー。
ああ、可愛い。可愛いよ、乙女たち。
意に沿わぬ見合い相手に一矢報いるために野球の試合を申し込むなんて粋でねえの。
野球とはいってもあくまで乙女らしくやろうとする姿勢が可愛いじゃないの。
とはいえルールもどういったスポーツさえも知らない状態からスタートの乙女たち。
走り方から構え方から始まって、自分たちなりに工夫を凝らしつつ野球を習得していきます。
周りの大人たちの理解を得るまでが結構簡単すぎかなー?とは思ったけど。
そもそも偏奇館先生何者なん…?
1巻完結かとおもいきやまさかの続く。
ここまで付き合ったら最後まで見届けたいよねえ。 -
タイトルの通りのはなし。女子野球っていうと「プリティ・リーグ」を思い出すけど、この作品に出てくるのは大正時代のお嬢様たちなので、走るときも上品に見えるように工夫したり、はしたなく見えないようにしなければならないっていうのが面白い。
ルールもよくわかんない段階で練習試合に挑んだのに、よくやれたなぁ。 -
時代考証がけっこうしっかりしてて勉強にもなる。
ただ、若干文章が読みづらい気がする。
巴が小梅を形容した「わっしょいわっしょい生きている」という文章が小梅の魅力を端的に表していて好き。 -
大正時代に女の子が野球!!
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読まなくても良かった。アニメとは多少変わった趣があった。ように思う。
少し読みにくい文章だ、という印象を持つ。頭上の上はおかしいし。 -
スポ根の王道のようで、
でもほんわかと温かみある読後感でした。
キャラクターがみんな魅力的。
アニメも見てますが、
ノベルは少し違うストーリーでオススメです。 -
これ一作で完結するわけではなくあくまで前半戦。次巻と併せて上下巻のうちの、上巻です。
"野球"に奮闘する大正乙女の姿というよりは"野球をするという行為"を通じて子女たちが男尊女卑社会で逞く生きていく様を描いた作品、といった感じ。