暁と黄昏の狭間 I 竜魚の書

  • 徳間書店 (2008年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198507749

みんなの感想まとめ

成長と冒険をテーマにした物語は、村で疎外されている少女が騎士と出会い、試練を乗り越えていく姿を描いています。主人公の苦労や葛藤は、彼女が普通の女の子であるからこそ共感を呼び、物語のスケールや世界観の壮...

感想・レビュー・書評

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  • 村で爪弾きにされているセフルが王族から呼び出され、とある騎士と出会い冒険を繰り広げるシンデレラストーリー。

    なんて軽い気持ちで読んではいけませんでした。

    こういうことを云うのは大変申し訳ないのだけど、とんでもなく辛い。十二国記よりも辛くて読み進めるのがなかなか……という。重厚なストーリーは大変魅力的だけど、あまりにも暗いことばかりで手助けもなくなると辛くて辛くてたまらなくなる。十四歳の娘が、好き好んで頼みを受けたわけでもないのに王族からは恨まれ、村では邪魔者扱いされ、生き延びるために動物のような生活までするなんて、本当辛くて辛くてなんだかどんどん重たくなってしまう。そして何よりも痛々しい場面が多い。
    これぞファンタジーなのかもしれないが、本当に辛かった。というのに不思議と続きを読まなければ、となったのが魅力の一つかもしれない。

  • 完結していて全部持っている。なのに……終わるのがもったいなくて読めない。そう思わせる作品です。
    そろそろ寝かせている状態から読み始めますかな。
    シリーズ全5巻。

  • (No.11-37) ファンタジーです。

    「メキト・ベス漂流記」が面白かったので以前の作品を読んでみました。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『かつて陸を取り巻いていた海が干上がり、帯河と呼ばれるまでに砂漠化した世界。その沿岸を支配しようと、リヴォとオラの二大国が争い、オラの発見した魂(ワント)と波動(ワン)の魔法によって、人々の暮らしは大きく変わりつつある。辺境の小王国ドムオイは、魔術大国オラと同盟を結び、国境を脅かす軍事大国リヴォに対抗しようとしていた。

    村の全員の顔も名前も性格も知っている。それなのに分かり合える人はほとんどいなかった。ドムオイの鍛冶職の村に育った少女セフルは、いつの日か職人として村を出ることを夢見ていた。しかし彼女を迎えに来たのは、何者かの呪いを受けた王子メヒトルドを救うため、城の魔術師が遣わした水神フーレの化身だった。近衛騎士ギルダン・レイに護られて、魔術大国オラへ旅立つセフルと王子の前に、ヘン=ジャックと呼ばれる謎の旅団が立ちはだかる!』

    どこにも悪の大魔王がいないファンタジー!国々が自国の利益を追求して謀略しあい、同じ国の中でも成り上がろうと足の引っ張り合い。好きだわ~、こういうの。

    ただで出しで不満だったのが、セフルの不遇ぶり。それほど能力に欠けているとも思えないセフルがなぜかいじめられているというか、まわりに無視されている。同年代の子供たちや村の大人だけでなく、両親や姉までセフルを疎ましく思っているらしい。なぜなのか?まったく理由がないんだよね。もちろん今の日本でも、何でか分からないのにいじめを受ける子どもがいるけど、小説なんだから読者が納得できる理由が欲しかった。
    いじめられているからセフルは村を出たかったし、この村に二度と帰りたいと思わないんだけど・・・。
    その点最近書かれたメキト・ベスは、主人公が島から出なければならない理由があったな。書き方が上達したということかしら。

    ま、ファンタジーの王道、「主人公は旅に出る」がなされるわけです。

    誰がどの勢力で、敵なのか味方なのか、裏切り者は誰なのか、人がいっぱい出てきて入り乱れ、セフルにとってかなりきつい状況が続くのですが、面白いのでどんどん読めました。

    ラスト、小休止といった感じで続きます。

    ちょっと「メキト~」を思わせる話で、作者はこういうのが好きなのかなと思いました。大人(若者?)向けなので、読み応えはこちらの方があります。
    全6巻で完結しているらしいので、全部読みたいと思いました。

  • セフレちゃんの壮大な冒険の始まり!

  • 5巻まで読みましたが、結構良かったです。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。元漫画家で、眼底出血により小説家に転向。漫画作品として『京劇的無頼繚乱』(宙出版)他。2003年に小説家デビュー。代表作として「暁と黄昏の狭間」シリーズ(徳間書店)『石霊と氷姫』(幻冬舎コミックス)がある。

「2012年 『メキト・ベス漂流記 最後の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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