楽園まで

  • 徳間書店 (2009年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198508142

みんなの感想まとめ

雪に閉ざされた世界で、異能者の双子が楽園を目指して旅をする物語が展開されます。多くの読者が、著者の若さや独自の楽園の定義に興味を抱き、作品に引き込まれた様子が伺えます。文章は丁寧で、特に雪の表現がリア...

感想・レビュー・書評

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  • 美しい世界の話でした。
    雪の効果が、とても出ていた様な気がします。

    都合がいいなぁ、と思う事もありましたが
    虐げるだけ虐げておいて
    自分たちに必要と分かれば手のひらを返す、
    その部分の感情が心に響きました。

  • 神様なんて、いない。

  • 第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作。
    帯と後ろのあらすじを読んで「雪に埋まっていく世界で、人間では無い主人公たちが楽園を目指して旅をするお話」だと理解した瞬間に頭に浮かんだのはウルフズレインでした。
    「楽園」を目指す物語ってありがちだと思うのですが、作者さんが17歳という若さで楽園をどう定義したのかなぁ
    とか気になってジャケットもかわいかったので、買ってみたらすごく良かったです。

    文章がとても丁寧でうまいなぁと思いました。
    全体の空気感が好みで、それと雪国に住んでる者として、雪の表現がリアルで素晴らしいな!と喜んでました。


    冬に読むのにぴったりな物語。
    気が早いけどこの人の本をもっと読みたいな。

    童話物語・紅玉いづき・ウルフズレイン
    このあたりの単語にびびっときた人は好きかも。

  • 「青い鳥」を求めて旅をするきょうだいの話
    この作品が成功しているのは振りやむことのない雪という情景
    それを全編通して良く活かしている形
    「シビア」とか英語が出てくるあたりのファンタジー描写と
    ライトノベル寓話的話つなぎの展開をもう少し工夫欲しいかも

  • 雪に閉ざされた世界で、<悪魔>と呼ばれる異能者である双子は、楽園を目指して旅を続けていた。<悪魔>を追う狩人たちが二人を見つけて……。
    ストーリーはわりとストレートな感じなのだけれど、文章の雰囲気と情景描写がとてもよい。さくさくと音をたてて雪を踏みしめて歩いていく姿が印象的。友風子さんのこの表紙が好きな人は気に入ると思います。どことなく、紅玉いづきさんぽい印象を受けた。これでストーリーがついてくれば、もう鬼に金棒な感じだと思う。二作目は違う話で、を期待!

  • 受賞時に17歳だったことに素直に驚愕。一個下!?っていう興味から手に取った一冊。
    雪の効果がよかったなぁと。全体的な雰囲気がすき。

  • 異能の力を持っているせいで「悪魔」と呼ばれ、追われる双子の姉弟が「楽園」を目指す物語。
    表紙に惹かれて手に取った作品。
    予想以上に重くて切ない内容でした・・・。

  • 雪が全てを覆う世界で、オッドアイを持つ人間は悪魔と呼ばれ、権威ある教会によって罪人とされていた。
    オッドアイを持つ双子のハルカとユキジ。
    彼等は教会の放つ狩人から逃れ、2人の養父であるヨハンの言っていた楽園を探していた。


    とりあえずまとめられていたと思う。
    狩人の過去とかチラ見えしてたけど、そのへんは割愛されてた。
    ハルカは超頑張りやさん。彼らが安らかに過ごせる場所が見つかればよいと思う。

  • あまり救いがなく読むのが少し辛かったです。

  • 若干17歳の受賞作という事で、キレイにまとまった話だと思う。
    次の作品を読んでみたい。

  • 表紙とタイトルから、勝手に制服した女子中学生の物語だと思いこんでいた。全然違った。ファンタジーだった。イラストは良い。

  •  ずっと読みたいと思っていました。期待しすぎたせいか、都合が良過ぎではと思うところもあったり。

     自分もつらいにもかかわらず、心を閉ざしたユキジを責めないハルカの強さに心打たれました。しんしんと雪が降る様子が伝わってくる描写や物語の設定がとてもよいです。幸せになって欲しい。

  • なんと張間さんは受章時17歳!わかーい。
    とても切ないお話でした。これからに期待!

  • ずっと逃げたかったのに。
    その叫びがホントにホントに切なかった。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-358.html

  • 第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞を受賞した作品です。
    扱われているテーマはズバリ「差別」ですね。
    主役の二人はこの世界では「悪魔」と呼ばれる存在です。
    特に悪いことをするわけではないのですが、所謂「能力者」で
    ほとんどの「悪魔」は特別恐ろしい力を持っているわけでもなく
    ただ、正義の象徴である協会の「狩人」に一方的に殺されていきます。
    そんな世界から逃げ出したくて、主役の二人は世界の何処かにあるという
    「楽園」を探して当てもなく旅をしています。
    作者の方が学生のときに書いた小説がもとになっているようですが
    読んでいて学生時代の同和教育を思い出したのはその所為かなと思いました。
    読了感としては★★★程度なんですが、
    続きがあるなら読みたいという思いで+★しておきます。
    この作品においては、世界観そのものが見せ場なのかなと感じました。
    ストーリーは基本に忠実な感じでしたし、
    キャラクターも皆そこそこに魅力はありましたが
    キャラクター小説という程には深く作りこまれていないと思います。
    ですが、温もりを失ってしまった世界、
    晴れない空、冷え切った大気、降りしきる雪、弱っていく人々。
    それらの描写がとても丁寧で世界観に引き込まれます。
    そして、その中で見たこともない豊かな緑や暖かな景色に憧れて
    諦めることなく楽園へ辿り付くことを願い続ける姿は
    霞むような世界の中で強く引き立っていました。
    ずっとお人形さん状態だった弟君もラストでほんの少し変化がありましたし
    ここで終わってしまうのはちょっと勿体無いかなと思いました。

  • 人生初のジャケ買い。
    見た目に劣らず柔らかい文章、白く霞んだ世界。ひしひしと切ないお話。

  • C

    ファンタジー小説を読みたくて、雑誌で絶賛されていたから手を出してみた。

    ・・・まぁ、新人だからこの程度かな。キャラクター小説。

  • 真っ白な世界の真っ白な魂
    二人は生きる、楽園にたどり着くその日まで。

  • 友達から借りて読みました。
    正直、読む前から帯で泣きそうでした。
    確か「お願い、何もいらないから、何も奪わないで」
    だったと・・・(うろ覚え
    手元において半年ごとに読み返したいですね

  •  きれいなお話です。
     一生懸命に生きている姉と手を引かれる弟。二人に幸せは訪れるのか……
     でも、個人的にちょっと終わり方が気に入らなかったかな。中途半端に感じました。

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