黎明の書 翼あるもの (巻之陸) (トクマ・ノベルズ)

  • 徳間書店 (2019年7月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784198509842

作品紹介・あらすじ

いざゆかん、聖都へ
吸血種と人間たちの未来は!?

小説家 篠田真由美×絵師 THORES柴本の
強力タッグで贈る新たなる吸血鬼譚、
ついに最終巻!

《貴種》と呼ばれる吸血鬼が支配する中世西欧的世界。

教会で養われていた少年ラウルは、
吸血鬼の少年イオアンと出会い、
従者となり、イオアンの住むシェミハザ城で
暮らすことになる。

しかし、城が急襲され、
彼らは共に都を目指して旅をすることになった。
その途中、遭遇する様々な出来事は、
まさに変革の兆しが見える世界と連動していた。
平穏に見えた世界が動き出すなか、
自らの運命を切り拓くため、
少年らは共に旅する。
「建築探偵」「龍の黙示録」シリーズが人気の
著者が描く、新たなる吸血鬼物語。

第一章 開扉
第二章 夢告
間章  蒼空
第三章 覚醒
第四章 聖都
終章  翼あるもの
あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。読み終わって思わず「そうきたか〜〜」と唸ってしまった。1回目の転回までは「まあそういうこともあるよね」だったが2回目はさすがに想像つかなかった。
    全てがすごいスピードで、結末に向かって転がり落ちていった。まだ若干呆然としている。
    《貴種》姉妹の言い争いが妙にコミカルで少し微笑ましかった。

  • 篠田せんせいのこういう話、大好きなのに、予想外に読むのに時間がかかってしまった。
    こういう、ゴシックな話、大好きなのに。
    分厚さと二段組みのボリュームはさすが。
    オラフの過去があまりにも凄絶で、読むのが辛かった。
    でも、それが出会いをもたらしてくれてはいるのだけど。
    ミハイの壊れっぷりはぞっとした。
    哀れでもあるけれど、、、
    でも、正直、あのラストは私の好みではなかった。
    ラウルとイオアン、大好きだったのに。
    衝撃で、思いも寄らないというのは確かだけど、、、

  • シリーズ完結編。
    前作が刊行されてから、随分と時間が経ってしまった。随分と耄碌していたので、ストーリーを忘れているのでは……と危惧していたが、割と覚えていた。良かったw
    前作を読んだ後、どういう結末を迎えるのかな〜と思っていたが、この結末は予想外だった。もうちょっと現実的(と言っていいのかどうか)なものを予想していたような記憶がある。
    次はミステリの新作が読みたいところだけど、どうなるだろう?

  • 不完全な神という発想は好き。
    最後駆け足で皆がいなくなってしまったけど、あまりさみしく感じないのは、彼の中に「全部ある」からか。
    さみしいのはむしろ皆を自分のものにしてしまった彼の方だろう。
    皆の中には彼はいない。

  • 前巻までの内容ほぼ忘れていたけど、読み進めて行くうちに思い出しつつ、先が気になって一気に読めてしまった。
    いろんな人がいなくってしまって悲しいだけの終わりに感じなかったのは、彼らが生を全うしたと思えたから、残されたラウルに彼らの想いが続いていくと思えたから。
    いろんなペアの主従関係たいへんおいしかったです。

  • 正直、著者の言葉を借りて「なんじゃこりゃ」じゃ済まない終焉。
    書き出せば、最初から最後まで全部に物申したいが、かい摘まんで書き出す。

    最初に言いたいのは、ラウルとイオアン主人公で書く気があったのか。
    冒頭1章全てアイーシャ。
    間章のオラフの日記、必要だった?
    もっと簡潔に済ませられたはず。
    耽美じゃなくて、性的な暴力行為…胸糞悪い。
    この日記を読んでの2人が思いの外平然としている違和感。

    てんで語りばかりで人が動かない。
    ピエール司祭の話で進んだり…何がしたいのか。
    戻って、アイーシャ。
    彼女の立ち位置もよく分からないが、起こる事象に対して何をもって"それ"とするのか意味不明。
    イオシフが生きていた理由もいまいち分からないし、何故この段階で出てくるのか…何者?

    『聖なる都』って、普通の人間が辿り着ける場所な訳?砂漠の真ん中に?
    もし、異空間のものだったとして、何故ピエール司祭達が招かれたのか。
    抽象的な情景や事象では、全く頭で描けない。

    1番ショックだったのは、イオアンがあっさりピエール司祭に討たれたこと。何故、彼に情けを慈悲をかけたのか分からない。
    冒険譚のように始まったはずが、主人公が主人公然としていず、死という形で脱落させるし、2人の旅の意味は何処へ???

    ミハイを絶命させていないことも不思議だし、別空間(?)で戦っていた仲間達をあっさり倒せた理由を教えてほしい。
    彼らを消す目的は何?
    サタナイルの弱々しさも気になったし、結局は何だったの?
    ≪貴種≫も人間も己の手で造り出したにも関わらず、思い通りにいかなかったから嘆くって、どうしたかったんだ?
    駄目だから再構築するって?
    そんなに世界は簡単に無くせたり、造れたりしちゃうわけだ…?

    結局、生き残ったラウルがこれからの未来を世界を造って行くって何?どういう意味がある?
    誰一人として、伏線を回収できないまま終わりましたって感じ。

    "新たな吸血鬼譚"…笑わせてくれる!
    ★は付けたくないけど、THORES柴本様のファンなので、イラストを含めて総評で★2で打ち止め。


    おそらく、今後この方の本は読まないと思う。

  • 最終巻。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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