プリズンホテル秋

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 197
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198601485

感想・レビュー・書評

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  • 夏を飛ばして秋を読了。変わらずの面白さ。
    どんどん良く仲蔵親分が格好良くなってきてしまった。主人公の偏屈さにはまいる。

  • 不覚にも泣いた。

  • 今宵、我らがプリズンホテルへ投宿するのは警視庁青山署と大曽根組のご一行。
    そしていわくありげな売れない元アイドル歌手とその愛人。
    愛憎がぶつかる温泉宿の夜は眠らない……。
    (アマゾンより引用)

    このシリーズ、面白いわホロッとくるわで…
    最後のほうにやたらじ~んとくるとこ持ってくるなぁ…
    主人公の愛情表現がぶきっちょ過ぎる(;・д・)
    私だったらこんなヤツいやだけど(笑)

  • 面白いけど、なんか合わない。

    ひょんなことからヤクザと警察がプリズンホテルで鉢合わせ。

    話もキャラも面白いんですよ。

    だけど、主人公が苦手なので、どうしてものめり込めない。

    ミカの健気さだけが救いですね。

    敢えて人に薦めるほどではないかな。

  • 読了(シリーズ4作)何も考えずに読めるエンターテイメント。通勤時間に読破。

  • 浅田次郎の初期人気シリーズ「プリズンホテル」4部作の中でも、最高傑作と目される「秋」。

  • 上手いですね

  • 極道が経営する通称プリズン・ホテルに警察の慰安旅行ご一行様が到着。息つく暇もないドタバタのなかで、登場人物たちの人情に暖かい気持ちを感じます。

  • 【プリズンホテル 秋】 浅田次郎さん

    幹事の渡辺巡査長は今年の青山署の慰安旅行を奥湯元あじさいホテル
    で行うコトに決めた。

    限られた予算の中で署長の希望する最大限のサービスを受けられそ
    る場所はココしかなかったのだった。

    警察の旅行の無礼講ぶりはつとに知られるところであり、
    引き受けての宿が他に無いという理由もあった。

    その時点では、渡辺巡査長はこの「奥湯元あじさいホテル」のオーナー
    が関東桜会の大親分・木戸仲蔵だとは知らなかった。


    おり悪く、この警察の慰安旅行とヤクザの壮行会との日程が重なって
    しまった。



    人々が誰にも打ち明けられぬ苦悩を背負い、五体にまとわりつく
    しがらみをずるずると引きずってたどりつく場所。
    「奥湯元あじさいホテル」通称「プリズンホテル」

    このホテルで、無礼講の警察とヤクザの壮行会。
    そして、仲蔵親分の唯一の身内の極道小説作家
    はてはうらぶれた元スターまでが登場し、笑いあり、
    涙ありの面白い物語になっています。

  • プリズンホテルシリーズ2作目。1作目の夏編に続き、秋編も笑えるし、泣けるし、面白い。警察とヤクザが、ヤクザが直営するホテルで1夜を同宿しちゃうという、奇抜な展開。ヤクザさんをちょっと美化し過ぎてるんじゃないの感が否めないですが、まぁ、あくまで娯楽小説ですし、楽しいので良しとする。数多い登場人物の中で、一番お気に入りなのが支配人。任侠溢れる男衆の集まりの中で、カタギの彼が一番格好良いデス。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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