プリズンホテル 冬

  • 徳間書店 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198603496

みんなの感想まとめ

愛や生命の尊さをテーマにした物語が展開され、登場人物たちの個性が際立つ作品です。特に、仲蔵氏のユーモラスな一面や、医療に関わるキャラクターたちの葛藤が印象的で、読者に深い思索を促します。救急センターで...

感想・レビュー・書評

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  • 今回のテーマは愛とかなのかな。
    全部に於いてそうかも知れないけど特に今回は強く感じた。

    前回孝之介が脅されたから女性に優しくなるかなと思ったら相変わらず胸糞ではあるな。

    仲蔵氏は今回はお茶目だったな。

  • 今回は生命について考えさせる巻だった

    救急センター勤務20年、関わった患者の数2万人、殺した患者の数5千人
    人呼んで『血まみれのマリア』の阿部まりあ

    相良直吉大親分の末期医療を担当、平岡医師は、かつて患者の願いを叶えて安楽死に導き、裁判を待つ身

    自分の居場所が見つけられずに自殺を図ろうとする少年

    身をもって生命の尊さを教える世界的アルピニスト武藤嶽男

    「いろんなことを考えさせられる。仲居さんと話しても、無愛想なバーテンの淹れるコーヒーを飲んでも、とびっきりの料理を食べても、どうもこう、自分を見つめてしまう。変わったところですよ、ここは」
    まさしく訪れた人が自分を見つめ、どう生きるべきか考えてしまうホテルなのだ

    ちょっと昭和の浪花節的匂いがぷんぷんするが、それが浅田ワールド

  • めちゃくちゃな話だけど面白いんだよなー!

  • 我らがプリズンホテルに冬がきた。
    雪深い宿にやってくるのは今宵も事情ありなお客人。
    五千人殺しの鬼婦長、天才アルピニスト、切羽詰まった編集者……。
    雪に涙がしみわたる。
    (アマゾンより引用)

    良かった(*´∀`*)
    木戸せんせーとお清さんの今後が気になるなぁ(*´∀`*)

  • 雪深い山には「いつかある日」の唄は確かにお似合い。昔流行ったよな。極冬の登場人物はどれもみな美しいというか格好イイというか。昔を知ってる人間にはたまらないね。

  • やっぱり駄目だ。

    お話としてはいいんですよね。

    でも、主人公が苦手。

    雪山に埋めるってのは狂おしい愛情に不可欠なシーンだとしても、殴るとか普段の暴力がな〜。

    言葉攻め位ならツンデレになるのに、いい話が台無しなんだよな〜。

    なんかイラっとする小説です。

  • 読了。

  • プリズンホテル第3巻・冬。大都会の野戦病院ともいえる救命医療の病院に勤める血まみれのマリアと異名を持つ阿部看護婦長が、つかの間の休息の為、癒しの宿に選んだのはプリズンホテルだった。今回も個性豊かで事情ありの客人たちがホテルに集結します。登山の天才といじめにあい自殺志願の少年、阿部看護婦長と知り合いの患者を安楽死させてしまった医師、リストラ直前の弱小出版社の編集者。創作にイライラするはけ口に身近な人々に暴力を振るう作家には閉口するが、涙有り笑い有りで面白いシリーズ、読み終えたくないが一気読みでした。

  • これ以降のプリズンホテルは読みません

  • プリズンホテルの第3作。いつもながら面白かった。

  • 偏屈な小説家メインの話。
    スノーモービルにタライは笑えた。

  • 【プリズンホテル 冬】 浅田次郎さん

    救急ナースの阿部マリア。
    彼女が命を救った患者は延べ15000人。救えなかった患者が5000人。
    彼女はいつしか「血まみれのマリア」と呼ばれるようになっていた。

    次々に運びこまれる急患。彼女の戦場はいつも修羅場だった。

    彼女が唯一憩いとするコトはサチコの入れるコーヒーと彼女の
    笑顔だった。

    そのサチコが急患でマリアの所へ運ばれてきた時は
    彼女は既に死体と化していた。

    傷心のマリアは人気の無い、山の中の温泉宿を探し
    ソコでしばらく休暇をとろうと思った。


    ペインクリニックの平岡医師は末期患者に対し、痛みを和らげる
    方法が尽きた時、安楽死という方法を選んだ。痛みに苦しむ患者に
    頼まれたのだ。
    彼は先の見えている患者に対し、生かすためだけに薬を投与し、
    痛みや苦しみを伴う治療に疑問を感じていたのだった。


    今、平岡は仲蔵の主治医として、奥湯元あじさいホテルに逗留している。
    それは世間から人殺しの医者として糾弾されている平岡を
    マスコミからかばうためでもあった。

    その奥湯元あじさいホテルで平岡とマリアが再会した。
    彼らは20年前にお互いを愛し合った仲だった。

    しかし、死のうとする命を助けるマリアと尊厳死を認める平岡は
    まったく間逆の人生を歩んでおり、ついに彼らが結ばれることはなかった。。



    「冬」は生と死をテーマに書かれている。
    平岡とマリア。 登山家と自殺志願の中学生。
    極道小説家とその情婦。

    プリズンホテルに来た客は自分の人生を見つめなおす。
    そして、新たに生を歩み始める。

  • プリズンホテルシリーズ3作目。今作ではホテル側の人間よりもゲスト側の人間の活躍が目覚しい。血まみれのマリア、アルピニストの男、二人とも生き様が格好良かった。
    偏屈小説家の木戸孝之介の暴力行為には(たとえ愛情表現の裏返しであったとしても)今まで共感できずにいたが、今作で初めて少し理解できるような気がした。プロポーズのくだりはちょっと泣けたかも。

  • 『人は自分が幸福であることを知らないから不幸なのである』
    「オ客サン、悲シイネ、苦シイネ。デモ、笑ワナキャダメ。笑ッテイレバ、死神ハ逃ゲテクヨ。元気ダシテ。苦労ノ分ダケ、キット幸セアルヨ」

  • かっこいいです、『血まみれのマリア』。精神的にも体力的にもきつい仕事で、毎日人の命を握っている。誰もが変わるこのホテルに来ても、彼女は変わりませんでしたね。吹っ切っただけで。
    愛しているからといって、偏屈な小説家のふるう暴力が正当化されるわけでは決してありませんが、それを理解してくれる人が周囲にいるだけ、彼は恵まれているのかもしれません。愛してやまない清子に、ようやく彼はプロポーズできたわけですが、叔父の思惑通り、ここから成長していくことが出来るのでしょうか。

  • 冬は愛だ。そして山だ。

  • 初版本

  • 「プリズンホテル」第3弾。雪深い「奥湯元あじさいホテル」にいつもの主人公作家や自殺志願の少年、アルピニストなどなど、今回も多彩な顔ぶれが集まる。第3作目も相変わらずの極道任侠節が炸裂!!
    読むと元気が出るねぇ。

  • このプリズンホテルに出てくる人の言葉は、時として物の本質や核心をつきます。
    その度に自分の中で考えたりしながら「そっかぁ」「そうなのかなぁ」と想像や自分のイメージを膨らませていくとより楽しめると思います。
    個人的には板長の梶さんがかっこいいですw

  • また読んでみる。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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