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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198605414
みんなの感想まとめ
作品は、宮崎駿が1979年から1996年までの間に発表したエッセイや対談、作品解説を集めたもので、彼の作家人生の激動の18年間を描写しています。580ページを超えるボリュームには、アニメーション制作に...
感想・レビュー・書評
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140冊目『出発点〔1979〜1996〕』(宮崎駿 著、1996年7月、スタジオジブリ)
宮崎駿が1979年から1996年の間に発表したエッセイや作品解説、対談などをトピックごとに纏めた500ページを超える大作。
長編監督デビュー作『カリオストロ』が1979年、映画興行史を塗り替えた『もののけ姫』が1997年の公開であり、奇しくも宮崎駿の作家人生において、最も激動の時代といえる18年間が記録されている。
〈子どもにとって、怖いとか、不気味というのは、可愛いとか、面白いとかと交ざっているんです〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
風立ちぬを観て久しぶりにジブリ熱が上がりに上がり、原画展に行き、DVDを買い、それでも飽き足らずDVD借りて観たりする毎日。
そんななか本書も通勤中にちびちびと読んでいたのですが、とにかく重い。ひたすら重かった。
・アニメーションを作るということ
・しごとの周辺
・人
・本
・好きなこと
・対談
・企画書・演出覚書
・作品
・エロスの火花(高畑勲)
どーんと、580P。ぎっしり。
33年分、文章として残っているものを全部詰め込んだ感じ。
映像ではなく、言葉で宮崎駿という人物が具体的にどう凄いのかがわかる本だと思いました。
でも本人は絶対そんなつもりでこの本を出したわけではないと思うし、
多分鈴木さんにそそのかされての事なんじゃないかなあなんて思ったり 笑。
宮崎駿について一番手っ取り早く理解できるのは巻末に描かれたパクさんの文章で十分。そのくらい素晴らしいあとがきというか解説でありました。
でもやっぱり宮さん自身が何を思って何がしたくて作品を作っているかとか、あの映画のあのキャラクターはどうして生まれたのかとか、そういう細かいことも含め、本文がとても興味深かったです。
対談もえらい豪華だったし。批判もいっぱいしているけれど、理由が明確だし、なんというか、すべてにおいて信念の強いひとだなと。
個人的に口だけのひと...言うだけで行動しない人が一番嫌いなんですが、宮さんの場合は言うけど、やる。
今の日本は駄目だと言いながら、毎朝近所のゴミを拾い、子供のために映画を作る。
正しいか間違ってるかは別として、私はすごく好感を持ちましたね。
映画ではなく、宮崎駿と言う人間がさらにすきになりました。
小学生の時、初めて映画館でナウシカを見たときの、強い衝撃。
あの時の自分が何を感じ何を思ったのかはもう忘れてしまったけれど
なんかすごいものを観たという感覚だけが残っている。
それから数十年、いい歳した大人になってもジブリに夢中なんてきっと宮さんは良いことだとは思わないし。喜びもしない。
だけど、72歳になってもアニメーションがやめられない宮さんと一緒で、私もやっぱりジブリ好きはやめられない。そう思いました。-
めぐさん、こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。takanatsuと申します。
いつもめぐさんのレビュを楽しみにしています。
『出発点...めぐさん、こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。takanatsuと申します。
いつもめぐさんのレビュを楽しみにしています。
『出発点―1979~1996』、めぐさんのレビュを読んで私も読みたくなってしまいました。
「でもやっぱり宮さん自身が何を思って何がしたくて作品を作っているかとか、あの映画のあのキャラクターはどうして生まれたのかとか、そういう細かいことも含め、本文がとても興味深かったです。」
とても内容の濃い本なのですね。
「宮さん自身が何を思って何がしたくて作品を作っているか」、とても興味があります。
「あの映画のあのキャラクターはどうして生まれたのか」、知りたいです。
「風立ちぬ」の記憶が鮮明なうちに読みたいと思います。
ありがとうございます。2013/08/23 -
takanatsuさん
コメントありがとうございます。
わたしもいつもtakanatsuさんのレビューを楽しみにしています。
出発点、重...takanatsuさん
コメントありがとうございます。
わたしもいつもtakanatsuさんのレビューを楽しみにしています。
出発点、重いですが本当におすすめです。
1996年までの記録なのでもののけの企画までになりますが
多分その後も宮さんの信念は変わっていないだろうなと思います。
作品やキャラクターの設定や背景があそこまで緻密に練られてるなんて!とびっくりするし、作品を見直すのも楽しくなりますよ。
ジブリ作品がお好きでしたらおすすめです。
風立ちぬ...すごくよかったですよね~。2013/08/23
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図書館で借りた。
厚くて読みきれずに返却期限がきて泣く泣く返却。
宮崎駿のインタビューや対談、書いたものなどがまとめてある本。
タイトルにある通り1996年までなので、「もののけ姫」の公開前までになる。
私は「もののけ姫」以前までくらいの宮崎駿作品が割と好きなので、ちょうどよかった。
「カリオストロの城」と「ラピュタ」が一番好きで、「ナウシカ」も好き(漫画版のナウシカの方がもっと好き)という感じなので。
裏方ばなしが色々書いてあるので楽しく読んだ。
またしばらくしたら借りてきて続きを読もうと思う。-
ももさん、おはようございます(^^)
読みましたぁ〜!四日間ぐらいかけて読んだのですが毎日、涙涙で。
やっぱりナウシカはいいですね!
何回で...ももさん、おはようございます(^^)
読みましたぁ〜!四日間ぐらいかけて読んだのですが毎日、涙涙で。
やっぱりナウシカはいいですね!
何回でも読みたくなる作品です☆2022/06/15 -
2022/06/15
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2022/06/15
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これは....ものすごい本、500ページを超える本だけど、随所にわたしをつくってくれた言葉がある。本をひらく度に、遠くを見るために目の前のことに真摯になろうって、そういう態度になる。
宮﨑駿が司馬遼太郎を亡くしたときのように、いつか先人たちが去る時がくる。その時どうしようと今からうろたえてしまうくらい、宮﨑駿を尊敬している。尊敬しているけど、崇拝はしない、同じ時代を生きていることを、彼がいつかいなくなるこの時代をわたしも一生懸命生きる -
本書は「宮さん」ことアニメーション映画監督・宮崎駿の書いたエッセイや企画書に演出覚書さらには司馬遼太郎らとの対談にくわえインタビュー等90本を収録したまさに「思想書」とも呼ぶべき一冊でございます。
本書は宮崎駿監督が1979年から1996年まで綴ったエッセイや企画書、さらには演出の覚書や私淑する司馬遼太郎らなどの対談やインタビュー記事を90本にもわたって収録したまさに『思想書』とも言うべき膨大な記録となっていて、その内容のあまりの濃さに読み終えた後はしばらく放心状態になっておりました。
具体的な作品に関してはスタジオジブリ製作前の「パンダコパンダ」や『アルプスの少女ハイジ』に始まってナウシカ、ラピュタ、紅の豚などの代表作に始まり「コクリコ坂から」についても触れてあって、「あぁ、この頃からあの企画は暖めてあったんだ」という思いと、後に「300日戦争」とも言われる息子・宮崎吾朗氏との相克の理由がなんとなくわかるような気がいたしました。
さらに、解説ではパクさん(スタジオにいつも遅刻ギリギリに入ってきて水道水を飲みながらパンをパクパク食べていたことから命名)こと高畑勲監督による宮崎駿監督評もこれまた秀逸で、その中でも一番驚いたことはあのハードワークといわれるアニメーション製作をしている宮崎監督の『休息方法』とはなんと、スタジオの経営やスタッフの席替えなどの陣頭指揮、さらにはジブリ美術館の設計図を自ら引くなどの『別の仕事』が彼にとっては『休息』という普通の人が聞いたらド肝を抜かれそうな仰天エピソードが書かれてあって、表紙にも描かれているくわえタバコにギンギンの顔で机に向かっている自画像はまさに当時の筆者そのものなんだなぁと思いながらページをめくっておりました。
この本を読んでいる途中、テレビで『風の谷のナウシカ』が再放送されており、結末はわかっていてもつい最後まで見ておりました。ここには、ナウシカ製作当時のウラ話や作品にこめたメッセージが当時のインタビューにこめられていて、同時進行していたマンガ版のナウシカとの兼ね合いや、二人三脚で歩んできた高畑勲監督をはじめとする製作スタッフとの緊張関係にわたるまで、本当にはじめて知るようなことがてんこ盛りの内容でした。
そして、尊敬する司馬遼太郎との対談や、手塚治虫が他界したときの追悼メッセージに書かれた彼への『訣別』の思いなども収録されており、アニメーションを芸術の域にまで消化させた人間の生々しいまでの『息遣い』が収録された一冊であると思います。 -
高校生の頃に何度も何度も読み返し、背表紙がボロボロになってガムテープで留めて読むくらいに読みました
インタビューや短い寄稿文がほとんどですが、宮崎駿の情熱や思想の、まさに「出発点」であり、何かを成し遂げたいと考える思春期の少年にとっては自分の出発点でもありました。 -
その作品の殆どを観た「巨匠」宮崎駿の実像に迫る580ページの大書。図書館返却期限に急かされ、僅か一日半で読破した。
いやー、オモシロかった!
彼はクリエイターであると同時に、優れた評論家、批評家、思想家でもあるのだな。
イマドキの映画やアニメの作り手には先ずいない、稀有な才能であることをあらためて再認識させられた好著。 -
宮﨑駿の企画書・演出覚書・エッセイ・公演・対談等90本を収録。
テーマごとに分かれていますが、時間軸も元々バラバラですので、気になるところから読み進めても大丈夫です。
漫画版「風の谷のナウシカ」が好きで、なぜこんな漫画が描けるのだろうと、関連の本をいくつか読んでみましたが、これ一冊で良かったくらい内容は充実しています。
しかしながら、これを読んでナウシカが理解できるかと言うと決してそうではありません。
誰も理解できないから魅力があるのだと思いました。
宮﨑駿という人は、よく言われるように矛盾を抱えたまま物を書く人ですし、自分の無意識から掬い上げてイメージを膨らます人なので、本人にもわかっていないことが多いからだと思います。
とりあえず描いてみて、それを常に疑いつつあとでその意味に気付くということを繰り返しています。
本人も言っていますが、どうしても「こうなっちゃう」のです。
それは作者の自然や社会や戦争に対する膨大な知識も、幼少期に形成された感覚も、全てごちゃ混ぜになって一つの塊として生み出そうとしているからではないかと思いました。
それだけの膨大なアイデアや思想を一本のストーリーに練り上げる創造力と画力は想像を絶します。
連載といっても何度も休載していますし、1ページでもいいから続きを描いてくれという雑誌側の配慮があったことも奇跡的に良かったのだと思います。
風の谷のナウシカは読む人によって、SFともとれますし、戦記物とも、環境問題とも、大河ドラマとも、旅行記とも、親子の話ともとることができます。
そのせいもあってか、まとまりがないとも思われる宮﨑作品ですが、その根本には、残酷な現実世界の中で逞しく生きてほしいという願いがあります。
その願いが、ご都合主義のラストにはせず、問題は簡単には解決しないけど、その中で助け合って良いも悪いも共有して生きていこうとする主人公たちに表れているのだと思います。
しかしながら宮﨑駿のアニメ論が展開される一方で、この本の内容は宮﨑駿が自身の制作について語ることが殆どを占めていますので、側からみた宮﨑駿は、これまた全く違います。
このことについては、押井守の「誰も語らなかったジブリを語ろう」を読むとまた違った視点から宮崎駿の制作をみることができるのでお勧めします。 -
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宮崎駿ってほんとにすごいんじゃないかと、今さらながら気がついて、彼の書いた文章や、言葉や、考え方に触れてみたくなって手に取ってみた本。
これを読むと、宮崎駿がこの世界の動きや、人々の心の中をよくよく感じ取って作品を作っていることがよくわかる。
また、彼の作品がそのために存在しているということもよく分かる。
ジブリの作品が、宮崎駿の映画がなかったなら、日本は今よりもぐっと元気のない国だったんではないか、そう思えてくるほどだ。
「伝えたいこと」「哲学」「世界を観る視線」そんなものがしっかりと彼の中に根を下ろしているにも関わらず、その映画は誰がみても楽しめるエンタテイメントなのだ。
それが、本当にすごい。
私がこの本を読んで分かったことは、私にはその世界をみる視点がないということ、その目を養うための訓練をずっとしてこなかったということだった。
借り物はいやだ。
私も、自分でこの世界をきちんとみてみたい、感じてみたい。
それでないと、自分の人生を全うできない気がする。
存分に生きられない気がする。
勉強することは、そのために必要だったのだ。
高校生のときとかに分かっていればなあとも思うけど、
その時は分かんないんだよね。 -
自分の根源
エネルギーが湧くところを支えてくれる
弱気になったときに叱咤激励してくれる
幼いときから今までずっと -
1996までの宮崎駿監督の言葉が満載です。
仕事に向かう姿勢、アニメーションに対する想いなどが語られています。
作品ごとのインタビューもあるので、ジブリファンは必見です。 -
矛盾を常に抱えた姿はリアリティがある。
権威を誰よりも憎んでいるのに権威になっている。
殺し合いは愚かだ!と怒りつつ戦車や戦闘機が大好物。
子育てをしなかったくせに子育てを語る。
そんなムチャクチャな人だから面白いものを作れる。
発言に滲み出ている激情こそが映画を作る原動力なんだなぁ。
「自分の極論に拮抗して弁証法を発展させるべき手応えのある相手を欲している」という高畑勲による宮崎評は面白い。
それがジブリ内にいない故の葛藤。
司馬遼太郎に懐いたのは自分を遥かに超える知の人だったからか。
昔のインタビューでクソジジイになりたいって言ってるけど、見事になったのは笑える。 -
この本には「通俗文化」という言葉がよく登場する。
この言葉の意味するところはつまり、中身のないアニメ、爆弾や鉄砲といった小手先の道具で子供たちの関心を惹き、メッセージ性が欠如したアニメのことである。テレビアニメ全盛期において、大量のアニメを効率よく生産するために、一つ一つの作品が真剣に描かれなくなったことで、アニメはその価値を落としたと宮崎駿はことあるごとに語っている。当時、20~30代の働き盛りで、野心に燃えていた宮崎駿はこの状況に憤慨し、「自分は二番煎じではなく、新しいものを作る!」という信念が今のスタジオジブリの原動力となったと言っても良いだろう。
最近の作品でこそ、宮崎駿の思考回路が複雑化し、観客の共感が得られにくくなっているとは言え、その姿勢はスタジオジブリ創設当初は強固なものだったのだろう。その一端は本書にも掲載されている企画書からも伺える。映画会社に所属する人間として、あんな熱い企画書は見たことがない。「勇気」とか「希望」とか、当たり障りの良い言葉がまかり通る中(しかも、それが企画書として通ってしまう!)、観客に迎合し過ぎることなく、しかし、確かな信念を持った企画書に正直惚れ惚れしてしまうのであった。
しかも、企画書自体にはそんなに難しい言葉は出てこない。宮崎駿自身が身近で感じたことの延長線上に『ナウシカ』や『ラピュタ』や『トトロ』の壮大な物語があるのである。「人生に必要なことは半径3m以内に全てある」とは言うは易し、凡人には中々気付かないことも多い。しかし、類まれなる洞察力・観察力を持った宮崎駿はその気付きのきっかけを観客に与えようとしているのである。
さて、宮崎駿は信念を持った映像作家であることは本書を通して良く分かったが、その作り方はその信念とは無縁の型破りである。まず、確固たるテーマがあるにも関わらず、脚本やシナリオを書かない。いきなり絵コンテを書き始め、スケジュールが間に合わなければ、絵コンテが完成する前から、作画を始める始末。しかも、その絵コンテも人物の髪質がどうとか、モノの配置はどうとか、ディテールから入っていくというから驚き。
なかなか一括りには語れない多面性を持っているのが、宮崎駿なのだ。これを機に是非「折り返し点」も読みたい。 -
おびただしい論争(とそのための理論武装)や、ゴリゴリの現実、なんとなく予想される様々な「大人の事情」・・・そういったものに嫌になったとき、はっとさせられる、目の覚める一書。とぐろ巻く流れの中で、道標となる宮崎駿の発言の数々を収録!
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宮崎さん意外と毒舌だった…!
なぜか、すごく優しいおじさんだとイメージしてました。 -
この人のアニメは勿論第一級品であるが、この人の書く文もまた、一級品だろう。
エッセイ・インタビュー・公演などを集めた本なのだが、いかにあの大きな頭に膨大な知識とそれに伴う己の意見が詰め込まれているかを知ることが出来る。
圧巻である。裏打ちされるものあってのあの作品か、と誰もが納得するんじゃないかと思う。
合間の飛行機漫画が堪らなく面白い。 -
いろんな講演などを集めたもの。
個人的には、子供に見てほしい、こういうものに触れてほしい、という芯が、本人の発言からもかなり感じ取れるのがよかった。(まんまと策にはまりジブリを見て育った)
スタッフを気にかけるような話が多かったのも意外。作り手としての覚悟も感じられる。
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宮崎駿の作品
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