風の谷のナウシカ 豪華装幀本 (上巻)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 306
感想 : 41
  • Amazon.co.jp ・マンガ (547ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198605612

感想・レビュー・書評

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    ナウシカは、ギリシアの叙事詩オデュッセイアに登場するパイアキアの王女の名前

    本)ギリシア神話小事典 バーナード・エヴスリン

    青い服、王蟲の血の色

    腐海ふかい
    瘴氣しょうき、有毒

    ユパ
    テト、キツネリス
    ジル、父
    じい
    ミト

    ベジテのラステル
    アスベル

    トルメキア王、ヴ王

    クシャナ 第四皇女
    クロトワ

    巨神兵

    土鬼ドルク、僧正
    ケチャ

    蟲使い

    皇弟

    森の人



    汚れているのは土なんです

  • 欲しい。

  • もう何回もTVでやっているナウシカだけれど、映画になったのは2章の半分までで、かつストーリも大幅に変更されたものだ。漫画版は大河ドラマ並みに長いストーリーで、漫画なのに百科事典みたいな分厚さに、もう執念みたいなものを感じてしまう。

    ストーリーは、戦争・倫理・科学といったかなり重いテーマを扱っている。科学を手に入れた人間は、それを戦争でしか生かそうとしない。これほどたくさんの悲しみを生んでいるにも関わらず、まだその技術を自分たちがコントロールできるというのは、危険な考え方だろう。

  • ようやく。解禁。

    生涯、何度も読み返すであろう傑作!!

    ひどい!すごい!

  • 地元の図書館にあったので何気なく予約したら超大判の本でびっくりした(笑)。宮崎アニメに育てられた世代ですが、ずっと気になりつつもこれまで原作は未読でした。すごい。面白い。劇場アニメ版も好きですが、これ読んでしまうとやはり土鬼や墓所の要素も入れて作り直して欲しいと思っちゃいますね。あとこれは…なるほどクシャナが大好きになってしまう。上巻で一番印象に残ったのは、クシャナが蟲に襲われながらも部下たちを抱えて子守唄をうたうところでした。

  • クシャナいいやつじゃん

  • 35年ぶりに映画館の大スクリーンで見たのを契機に、20年来の積ん読本(笑)『風の谷のナウシカ』の原作漫画 愛蔵版上下巻を7時間以上かけて読み終えた。いや〜、疲れた。
     
    これは噂に聞いていたとおり、物語的には映画とまったくの別物だ。だがそれをもって映画を薄っぺらいとか批判するのは無理がある。この原作をそのまま映像化したら、30分×4クール(1年間)の放送でも上巻がやっと。スポンサーの問題など考えても、現実的に不可能だ。もし完全映像化ができるだとしたら、それこそNetflixオリジナルくらいだろう。それに物語的にはほんのさわりに過ぎないとしても、テーマ的には本質的な部分をきちんと押さえている。ナウシカワールドへのイントロダクションとして、あの映画はやはり素晴らしい出来だ。
     
    また、これを読むと、やはり宮崎駿は「アニメーション(動画)」の表現者であり、「漫画(静止画)」の人ではないことがよく分かる。「漫画」としての表現は最高レベルとは言えず、精密な絵コンテを見ているような気分になる。ただ、最初の方は「漫画と言うより絵コンテ」な感じが強いのだが、延々と描き続けていくうちに、それが次第に「漫画」として表現がこなれていくのも面白い。

    (以下 下巻に続く)

  • 宮崎 駿のオリジナル長編物語「風の谷のナウシカ」
    映画で描かれていないところまで、全編収録(上巻)

  • 豪華装幀本。大型です。
    気軽に持ち運べないので、自宅で集中して読みました。映画は見たことがあるけれど、原作で読むのは初めて。マンガは読み取りづらいところもあるけれど、迫力が伝わってきます。
    あとがきで、ギリシャ神話からナウシカの存在を生み出したとあります。ナウシカは敵味方関係なく、人も蟲にも深い愛情を持っています。争っているトルメキア軍も土鬼にも、悲しい過去があり、言い分があり正義があり守るべきものがある、愚かだと思うけれど、渦中にいたら進まざるを得ないし、きれいごとをいっていられないのでしょう。
    上下2巻本です。

  • 映画版がいかに短縮されていたか分かった。
    ナウシカがどれだけ猛々しい中に母性が溢れているかもわかった。
    あと、アナベルとの絡みがこんなにも少ないとは思わなかったのでビックリしましたが、ナウシカとアナベルでは思考の次元が違い過ぎて一緒にはなれないのだなと個人的に悟りました。
    下巻でのナウシカが見るアナベルへの視線は何だか切なかったなぁ〜。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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