- Amazon.co.jp ・マンガ (547ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198605612
感想・レビュー・書評
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欲しい。
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もう何回もTVでやっているナウシカだけれど、映画になったのは2章の半分までで、かつストーリも大幅に変更されたものだ。漫画版は大河ドラマ並みに長いストーリーで、漫画なのに百科事典みたいな分厚さに、もう執念みたいなものを感じてしまう。
ストーリーは、戦争・倫理・科学といったかなり重いテーマを扱っている。科学を手に入れた人間は、それを戦争でしか生かそうとしない。これほどたくさんの悲しみを生んでいるにも関わらず、まだその技術を自分たちがコントロールできるというのは、危険な考え方だろう。 -
ようやく。解禁。
生涯、何度も読み返すであろう傑作!!
ひどい!すごい! -
クシャナいいやつじゃん
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35年ぶりに映画館の大スクリーンで見たのを契機に、20年来の積ん読本(笑)『風の谷のナウシカ』の原作漫画 愛蔵版上下巻を7時間以上かけて読み終えた。いや〜、疲れた。
これは噂に聞いていたとおり、物語的には映画とまったくの別物だ。だがそれをもって映画を薄っぺらいとか批判するのは無理がある。この原作をそのまま映像化したら、30分×4クール(1年間)の放送でも上巻がやっと。スポンサーの問題など考えても、現実的に不可能だ。もし完全映像化ができるだとしたら、それこそNetflixオリジナルくらいだろう。それに物語的にはほんのさわりに過ぎないとしても、テーマ的には本質的な部分をきちんと押さえている。ナウシカワールドへのイントロダクションとして、あの映画はやはり素晴らしい出来だ。
また、これを読むと、やはり宮崎駿は「アニメーション(動画)」の表現者であり、「漫画(静止画)」の人ではないことがよく分かる。「漫画」としての表現は最高レベルとは言えず、精密な絵コンテを見ているような気分になる。ただ、最初の方は「漫画と言うより絵コンテ」な感じが強いのだが、延々と描き続けていくうちに、それが次第に「漫画」として表現がこなれていくのも面白い。
(以下 下巻に続く) -
宮崎 駿のオリジナル長編物語「風の谷のナウシカ」
映画で描かれていないところまで、全編収録(上巻) -
豪華装幀本。大型です。
気軽に持ち運べないので、自宅で集中して読みました。映画は見たことがあるけれど、原作で読むのは初めて。マンガは読み取りづらいところもあるけれど、迫力が伝わってきます。
あとがきで、ギリシャ神話からナウシカの存在を生み出したとあります。ナウシカは敵味方関係なく、人も蟲にも深い愛情を持っています。争っているトルメキア軍も土鬼にも、悲しい過去があり、言い分があり正義があり守るべきものがある、愚かだと思うけれど、渦中にいたら進まざるを得ないし、きれいごとをいっていられないのでしょう。
上下2巻本です。 -
映画版がいかに短縮されていたか分かった。
ナウシカがどれだけ猛々しい中に母性が溢れているかもわかった。
あと、アナベルとの絡みがこんなにも少ないとは思わなかったのでビックリしましたが、ナウシカとアナベルでは思考の次元が違い過ぎて一緒にはなれないのだなと個人的に悟りました。
下巻でのナウシカが見るアナベルへの視線は何だか切なかったなぁ〜。
著者プロフィール
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