プリズンホテル 春

  • 徳間書店 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198606305

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、春の訪れと共に繰り広げられる人々のドラマを描いています。シリーズ最終巻では、懲役を終えた緋桜の弥一や、木戸孝之介と富江の複雑な関係が中心に展開され、感情の揺れ動きが巧みに表現されています。特に...

感想・レビュー・書評

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  • はぁ…泣いた泣いたよ…

    最終巻はなんだかいつにも増してドタバタ感があったけど、次の作品があっても良さそうな余韻の残し方は素晴らしいな。後日談や続編あるのかな。

    胸糞の孝之介は最後に豹変した事でこれまでの作品の印象がフラットに…はならないんだけどだいぶ回収しにきてるよね。

    やっぱ美加は全部持ってったな!

    あー。良かった。
    良い読書体験だった。

  • プリズンホテルの庭の放免桜の蕾もちらほらほころび始める春
    シリーズ最終巻
    今回もたくさんの客が訪れそれぞれのドラマを繰り広げた
    52年の懲役を終えて出所してきた緋桜の弥一とふとしたことから知り合った楠堀留
    春野ふぶき・さくら母娘
    繁の担任の三浦先生
    木戸孝之介担当の編集者の面々

    しかし、何といってもこの巻のメインは木戸孝之介と富江のつながりだろう

    中学を卒業し、集団就職で工場にやってきた富江
    祖父母が死に、母が失踪し、父が死に、工員たちが去って家も工場も無くなった
    孝之介と富江は、あの晩から片時も離れず三十数年間生きてきた
    その富江が孝之介の前から姿を消した

    孝之介が義母富江をなりふり構わず探し求める姿に胸が痛む
    悪態をつき、殴り蹴り、したい放題いじめ続けてきた孝之介の全てを受け止めてくれた富江
    その存在の大きさに今更ながら気付く孝之介
    そんなことならどうして今まで優しい言葉の一つもかけてあげなかったのだろう
    全くめんどくさい不器用な男だ

    「仁義の黄昏」 日本文芸大賞受賞の記者会見の場に富江から祝福の電話が!
    「.富江、ぼくをひとりにしないで。お願いだから、ぼくを捨てないで」
    並み居る記者たちの前であることも忘れ泣き叫ぶ

    30年前、母親に捨てられた日からずっと大人になった今まで抱えてきた心の澱を吐き出す孝之介
    私が一番好きな場面だ

    富江さんは、天国からこれからも孝之介を優しく見守っていることだろう

    プリズンホテル5年ぶりの再読、ちょっと大袈裟でわざとらしくて・・・
    三文芝居とまでは言わないけれど、でもあえての浅田次郎の作戦だと思う
    何度読んでも、やっぱりおもしろい

  • 季節は春から巡るものと思ってここから読んだけど、さては、夏始まりだったのか…?しまった!!

  • 話が細かく人物ごとに切り替わる。
    主人公も野蛮だしなんだかなーと読み進めてたが、後半はさすが。
    こんな短い文で泣かせる。
    全員、希望がもてる終わり方で良かった。

    え、春がシリーズ最後なの⁈

  • 花冷えの春、賞を待つ作家と、肚にいちもつを抱えた老若男女がプリズンホテルへ向かった…。
    桜吹雪舞う極道宿に、歓喜の大団円が訪れる。
    (アマゾンより引用)

    良かった(*´∀`*)すごく
    何て素敵な終わり方(*´∀`*)
    感動した~(*´∀`*)
    何気に繁くん、良いヤツ(o`∀´o)
    何かもう…すべて良かった(*´∀`*)

  • シリーズ読破!

  • シリーズで一番いいかも。

    木戸孝之介に虫唾が走りながらもシリーズ読破。

    最後はスッキリと纏まってますが、性格の豹変が解せないし、清子が灰皿で殴るとか、懲役終わったら百万が端金とか、アラが気になりました。

    伏線ももう少し丁寧な説明が欲しかったかな。

    とは言え、些細ことなので富江の話で帳消しですけどね。


    シリーズ通して、女性への暴力が無ければ凄くイイ本ですが、私は気になったので手放しで褒められません。

    トラウマで愛情の表現が出来ないからとか言われても、全然共感出来ないんだよな〜。
    (言葉攻めだけで良かったのではないだろうか?)

    なんか、木戸孝之介=浅田次郎となり、ムカつくやつの書いてる本って感覚が最後まで邪魔しました。

    チョット複雑な後味です。

    女性への暴力が気にならない人にはオススメ。

  • 読了。

  • プリズンホテル第4巻・春。幸之介が文壇最高の賞「日本文芸大賞」の候補になり、育ての母富江は心の底から喜んた。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、編集者一同と孝之介は選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘などまたしても起こる珍騒動。痛快でスピーディに展開するこのシリーズ、孝之介の義理母富江の喜びと大きな愛で笑って泣ける感動の大団円となります。中盤から終盤は涙無くして読み進める事は出来ませんでした。

  • 超感動

    ユーモアを織り交ぜた感動作
    心がやさしくなれる
    こういう作家になりたい
    最後のほうのシェフが出て行くシーンは泣けた

  • 群像劇はやっぱり面白い。
    でも、巻を追うごとに仲蔵親分の存在感が薄くなってきたように思う。

  • 箱根などを舞台とした作品です。

  • 【プリズンホテル 春】 浅田次郎さん

    極道小説家・木戸孝之介の小説二編が日本文芸大賞にノミネートされた。
    そして、その知らせを聞いた富江は「よかったね孝ちゃん」と言って
    姿をくらました。
    考之介は慌てふためき富江を探し回るが、ドコにも見当たらない。
    「もしや、」との思いから考之介はプリズンホテルへと足を向ける。


    仲蔵親分の任侠界での伯父・小俣弥一が52年の務めの末に釈放された。
    52年という法外な拘留はコンピューター入力のミスによるものだった。
    彼は亡くなった相良親分の薦めに従い、偶然知り合った借金苦の建築会社
    社長とともにプリズンホテルへと向かう。


    花沢支配人の息子・繁の高校の三浦先生は木戸の隠れファンだった。
    彼は若きころ全共闘に破れ、僻地の学校へ自ら進んで赴いた。
    繁から考之介がプリズンホテルの常連客だと聞かされた三浦は
    繁に頼み、考之介の宿泊日にあわせてプリズンホテルを訪れた。





    プリズンホテルの最終巻。
    この本のあらすじを説明するのは難しい。。

    極道小説家と編集者たち、懲役帰りの老博徒と建築会社社長、
    不器用な国語教師と昔の教え子・・

    三本の柱があり、その柱を支える名脇役に番頭や板長、仲居がいる。

    偶然の出来すぎた出会いがこの物語の真骨頂だ。
    穿って読まずに、素直な心で読むとすごくいい話です。

    グタグタで意味不明のレビューになりました。。

     
     

  • プリズンホテル完結編。ラストは、やはり泣かせる~。
    内容(「MARC」データベースより)
    花冷えの春、賞を待つ作家と、肚にいちもつを抱えた老若男女がプリズンホテルへ向かった…。桜吹雪舞う極道宿に、歓喜の大団円が訪れる。涙と笑いと愛の渦巻く、傑作極道ファンタジーの完結編。

  • (オ客サン、辛イノネ。悲シイノネ。デモ、苦労ノ分ダケイイコトアルヨ。イイコトヨリ先ニ、悪イコト来タダケヨ)
    夢は毎晩、いろんなのを見たし・・・・・・ナカの楽しみって言やあ、それだけだものねえ

  • やたらと綺麗にまとめられちゃったなあと思いました。
    大賞の受賞を区切りとして、歪んだ愛情も生みの母への思慕と恨みも成長できない心も何もかもが一まとめに昇華してしまった感じです。
    偏屈な小説家が、最後に大人になってしまったようなのが、どうにもできすぎというか、淋しいというか。まあ、全部がそのためのものだったといえば、その通りなのですが。
    結婚した途端に、影が薄くなりましたね、清子さん。娘の方が出張っています。前作であれだけ熱烈(?)な告白をしたわりには、彼にとって義母の方が上とは。結構意外。
    そして、まるで賞を取るのを待っていたかのように消える義母。役目は果たしたとでも言うようなタイミングですね。
    つまりは、それも実の母に捨てられてから成長を止めてしまった彼の、大人になるための一過程なのでしょうけども。切ないです。

  • 春は出会いと別れ。
    号泣のラストで毎度瀕死。

  • 97年5刷本

  • 「プリズンホテル」第4弾、そして最終弾。ついに主人公作家も身を固め、平穏な生活を送るかと思いきや、そんなはずもなく、相変わらずの人格破綻ぶりを発揮。さすが最終弾だけあって、ハチャメチャぶりもてんこ盛りだが、心震わす任侠節と感動のストーリーに思わず目頭が熱くなる。タイトルからは想像もつかない、笑って泣ける作品、全4巻、元気が欲しい人にチョーお薦めの極道小説。

  • 今までの自分の人生を通じて自分が分かってることは自分が経験したことのみだと自分は思ってます。だから、この物語の主人公である作家さんの愛の表現だとか理解に苦しみました。
    正直、今もわかりません。
    ただ、夏秋冬春を通して主人公の変化を読み手として楽しませてもらえました。
    いつかわかるときがくるのか・・・。
    こないのかさえ分かりません。
    しかし、いろんな描写を通して
    考えさせてくれる
    楽しませてくれる
    笑わせてくれる
    そんな素敵な小説です。

    是非、ご一読をw(誰にいってんだろw)

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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