戦場の未来 兵器は戦争をいかに制するか

  • 徳間書店 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198607470

みんなの感想まとめ

核兵器を巡る戦争の抑止力についての考察が深く、歴史的な事例を通じてその限界を明らかにしています。特に、アメリカや中国、そして日本の戦争における戦略や決断が、核兵器を持つ国同士でも戦争が起こり得ることを...

感想・レビュー・書評

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    多少古いので9.11以降のアメリカの振舞い方やイラク戦争・アフガン戦争についての言及はない。

    核兵器を所有する国が、核兵器の使用より敗北を選んできたという事実に気付かされた。中越戦争の中国、ベトナム戦争のアメリカ、アフガニスタンのアメリカ。つまり、核兵器は戦争の抑止力たりえないということだ。

    国家存亡の危機に立てば、相手が核兵器をもっていようと戦争は起こる。第二次世界大戦の日本とドイツもそうだった。

    アメリカ人が書いただけのことはあって、我々からみればミッドウェーのモタモタはおろかしいミスだが、彼らから見れば僥倖だったのだ。開戦当初はぎりぎりの武運が勝敗を分けていた。

    戦時中の日本が継戦能力がなく、飢えに苦しんだのは、アメリカの潜水艦による輸送船の破壊つまり後方の遮断がほぼ完全に成功したからだ。今や日本が対潜能力だけなら世界一で、シーレーンを航空攻撃から守るためのイージス艦を早くから取り入れているという事実は、海上自衛隊は戦争の教訓を十二分に生かしていると言える。

    真珠湾攻撃のあとハワイを占領していればハワイ以西を日本の海にして、補給を断たれた西太平洋や南シナ海の艦隊を殲滅し、逐次投入されるカリフォルニアからはるばるやってくる疲れ切った艦隊を相手にしていればいいだけの状態になったと思うのだが、つくづく残念。

    多少古さはあるけれど、一通り読めば兵器のことについてかなり詳しくなれると思う。

  • アメリカ文明はコンピュータを基礎としている。コンピュータはアメリカ社会の本質を現している。実用主義の概念がしっかり刻み込まれていて、思想を扱わない。
    宇宙設置型偵察を発展させるには、センサやコンピュータの性能を向上させて、全波長域から収集したデータを融合できるようにする必要がある。

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