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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198608552
AIがまとめたこの本の要点
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みんなの感想まとめ
物語として再構成された旧約聖書は、読みやすさと深い洞察を兼ね備えています。創世記や出エジプト記のような有名なエピソードから始まり、神と人との関係や歴史の繰り返しが描かれています。特に、神の厳格さと愛の...
感想・レビュー・書評
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旧約聖書は、創世記や出エジプト記あたりまでは、読みやすい物語が続いている。しかしそれ以降は細かな決まりごとが延々と続いたり、内容の重複があったりで、決して読者に優しいとは言えない。
教会の礼拝でも部分的に有名な部分ばかりが取り上げられることが多く、全体の流れを掴めているキリスト者は多くないと思う。その点、本書は旧約聖書のほぼ全体を網羅していて、なおかつ、小説風に再構成しており、とても読みやすい。
訳者あとがきにも書いてあったが、これから聖書を読もうという人だけでなく、すでに聖書に親しんでいる(はずの)人にとっても、大きな助けになるに違いない。
キリスト教では旧約聖書と新約聖書、両方を聖書として認めている。旧約聖書が読みにくいという事実をしっかり受け止め、本書のような書物の助けを借りる必要があると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聖書を読みやすく構成し直した小説。旧約篇。
「歴史」として見ると無意味で残虐で愚かなことの繰り返しに70年前と今を重ねたくなる。
「宗教」として見ると…やっぱり愚かな繰り返しを嘆きたくなる。
神様とか血というものさしで読むとこうなるんだなっていうのが少しわかると、ものの見方が少し広くなる。
小説などでよく神様が救ってくれないと嘆く台詞がでてくるけれど、神様ってそもそも楽にしてくれるものじゃないんだなと思った。
シリーズ全部読みたい。でもちょっと疲れる。
私は一神教の神様観が苦手だ。
今までずっとそう思っていたのは、「唯一の」「万能の」「絶対者」を「絶対的な正しさ」と解釈していたからだ。
「正しい」はずの神がやってることが理不尽にしか見えないから嫌悪を抱く。
多神教のゼウス(最強神)あたりだと「このおっさんしょうもねえ」「ヘラさんやっちまえ」とは思うけどダメ人間として読んでるから理不尽でも納得できる。
だから最初は読むのが苦痛だった。
でもこの神様ぜんぜん思い通りにできてないな、これは子供を脅しつけたり褒美をあたえたりして言いなりにさせたい毒親のようだな、と思ったら一気に読みやすくなった。
自分をあがめさせようとする、自分は子(民)を試すけれど子が親(神)を試すことは許さない、自分の思う通りにならないものは攻撃する。
結局何がしたいんだかよくわからない神様はすごく人っぽい。
民は民で何度も何度も何度も何度も喉元を過ぎるたびに熱さを忘れて痛い目にあう。
モーセと移動するイスラエルの人々は人任せで右往左往して己の不遇を嘆く。
モーセはできる子だからできない子を理解できなくてブチ切れるけれど、そんなモーセでさえ失敗する。
そういう、全然きれいじゃない姿を面白いと思った。
翻訳調の文章が読みにくい。
同じ文章の中で同じ人物を指す言葉が「青年」と「少年」だったり「側女」と「しもべ」だったり安定しない。
もう細かい文章は無視してなんとなく雰囲気で読もう、とわりきるまで読むのにすごく時間がかかってしまった。
飛ばし読みしちゃうと意味を取り違える事があるからあんまりよくないんだけど。
構成は読みやすいけれど、たまに描写がよくわからないところがある。
小説風にしたことで違和感が出てしまう部分もある。
「おばあさんが神様パワーで子供をうみました」なら流せるけど、「75歳が毎月妊娠していないことを確認してがっかりした」とか「90歳の授乳」とか言われるとグロい。
表紙の絵はぱっとみるとかわいいけれど、パンダやコアラがなんでいるの。
聖書の時代と場所の人には知られていないだろう。 -
本書は、旧約聖書の内容を忠実に小説化したものだそう。
本書に描かれている主なる神は、何だか自分がイメージしているイエスキリストとは随分違った印象で戸惑いを覚えた。「慈しみ深き神」とはかけ離れたイメージに映る。旧約聖書の神と新約聖書のイエスキリストは、同一の神ではないのか。
天地、生き物、そして人間を創造した主なる神と、人は契約によって結ばれている。人は、主である神のほかに神を持ってはならず、神の法と戒めを守らなければならない。厳格な主なる神を、愛に溢れたイエスキリストがまろやかにしている印象だ。
旧約聖書に綴られている紀元前の時代も今の時代も、人々の行いにさほどの違いはない。中東地域でも、世界の他の地域でも、旧約聖書で綴られていることと似たようなことが繰り返されている。
旧約聖書のあらましを知って、目から鱗が落ちたようだった。
旧約聖書はユダヤ教とキリスト教の正典であり、キリスト教徒は世界人口の3割以上を占めている。信者でなくても、旧約聖書がどんなものかをある程度知っておくと、世の中の出来事も別の見方ができるのかもしれない。 -
ちょっと諦めそうになってはいるが…、
やっぱり読んでおきたい聖書。
いま、新約聖書を1/5くらい読んで放置しているんだけど、先日本屋で旧約聖書を小説化したこちらを発見して手に取ってみた。
全449頁の2段組、家に帰ってページを開いた瞬間、これはリタイヤするかも…と思った。京極夏彦じゃん、こんなの!
ところが読み始めてみるとなんだかんだで面白い。
1番最初は、創世記アブラハムのお話からなんだが、聞きなじみのあるソドムとゴモラ滅亡や兄弟に騙されてエジプトに飛ばされるヨセフの説話などが小説風にうまいこと散りばめられていて、第一印象ほど難易度は高くなかった。
有名な出エジプト記、モーセの旅についても、かなり臨場感のある記述で普通に面白かったし、儀式のシーンや戦闘の場面についての表現が凄く細かく凝っていて読みやすい。これ、日本語訳も大変だっただろうな。
…とは言え、実はソロモン王以降の、わりと地名や人名が入り乱れてくるところでは結構読むのに苦労した。
聞き馴染みのない預言者の名前、地名や、王をはじめとする預言者以外の人名、そこに人種の名前までが入り混じると…もうそもそも主語さえわからなくなって置いていかれる…。
このカタカナ、地名?人名?って数頁戻ったりして。日を置くとすっかり忘れてしまってなかなか捗らなくなる。
ところが最後のあたり、司祭エズラのところで、ユダの民衆に彼から語らせる物語は、創世記の1番初めに戻ってくるのだ。ここの構成には痺れた。
歴史は繰り返す。
神と人との関わり、混乱と平和、創造と破壊の繰り返しは聖書の外側で現在にも通じる。
思えば聖書に興味があったので、予備知識として持っていたのがこの本をここまで面白く感じさせてくれたんだと思う。
訳者のあとがきに、聖書の入門書としてもおすすめされていたから、やっぱりいつかは本丸に辿り着きたい。
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???
あまり魅力的な内容ではなかった。 -
世界の人々の思想だったり芸術だったりに深く根ざしている「聖書」について、読んでみようと思っていたものの、難しくていつも最初の2ページで挫折していた。本作では、読みにくさやとっつきにくさの少ない小説という形で、聖書に書かれていることを知ることができた。
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神は言われた。わたしは自分の民に苦しみを与えた。それゆえ私はくだってゆき、彼らを束縛から解き放ち、乳と蜜の流れる土地へ連れて行く。
イスラエルの人々は出発した。60万人の男女と子供たちがラメセスからスコトまで歩いて。彼らはエジプトに430年間、奴隷として住んでいた。モーセが言った。私があなた方を救い出した夜の食事をあなた方は永遠に守らなければならない。仔羊、パン種を入れないパン、苦薬だ。そしてこれからはこの月が年の初めの月となる。祝いはその10日目にはじめる。代々にわたり永遠にその日を記念日にしなさい。これは私の過ぎ越し祭の掟だ。
神の聖なる山であなた方と契約を結ばれた。 -
○アブラハムの時代
アブラム 80歳くらいからはじまる。
サライ アブラムの妻。10歳下。
ハガル エジプト人 → イシュマル 男の子
エル・シャダイ 全能の神 アブラムをアブラハムとよぶ。
サライは、サラとなる。
アブラハム100歳 サラ90歳の時、イサクが生まれる。
サラ 127歳まで生きる。
アブラハム 175歳で息をひきとる。
○イサク 40歳の時に恋をする。
ベトエルの娘 リベカ ベトエルの息子 ラバン
リベカは、ラバンの妹。
イサクが、60歳の時双子が生まれる。
エサウ
ヤコブ →イスラエル という名前となる。
○ヤコブは、ハランへ逃げる。
ヤコブは、ラバンの娘 ラケルに恋をするが、ラバンによって、ラケルの姉
レアと結婚させられる。
レアは、ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルン 女 ディナ
ラケルの側女 ビルハが、 ダン、ナフタリをうむ。
レアの側女 ジルバが、 ガド、アシェルをうむ。
ラケルは、ヨセフ ヨセフが17歳の時に、ベニヤミンを生む。
○ヨセフは、奴隷としてエジプトに売られる。
ヨセフは、ファラオの夢の分析をして、宰相となる。
オンの祭司の娘 アセナトと結婚する。
子供は、マナセ、エフライムが生まれる。
小説「旧約聖書」を読みながら、感じたこと。
えらばれた民ということが強い。 -
世界がわかるから、とすすめられて読み始めました
いま世界で起きてる宗教間の争いなんかがわかった気がします。聖書そのものを読みやすくしてあって、聖書の世界が興味深いものになりました。 -
最高級のドラマである。
旧約聖書の時代感が、良くわからなくても、サラリと読める。
神、人間、自然の間で繰り広げられる壮大なドラマ。 -
聖書がよく理解できた
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(昔書いた感想を引っ張ってこようシリーズ)
聖書って興味はあるものの、新約の方はテキトーに美術やら関連の本やらで多少は分かった気でいるんだけど(教えが、という意味ではなく単にドラマとして)、旧約の方はホントめっちゃ断片的に知ってるだけだったんで、この本は役に立ちました。
特に最初の方は、人間関係がさっぱり分かってなかったので、これでやっと安心よ!
しかし、旧約の方は本当にドラマですね。愛憎、裏切り、嫉妬渦巻く世界で …なあ…。
出て来たばかりの若い頃は、いい人として描かれていた人も、段々年をとっていくと、頑固になって、自分の子供だけをかわいがるようになって他の女の息子を陥れようとしたりさあ…これが、聖書か……。
でも、有名なロトの近親相姦の話は出てこなかったな〜。
数少ない知ってるエピソードだったので、どきどきして待ってたらすっ飛ばされちまったよ。
預言者の話も、これが宗教っちゅうもんなのか、と興味深い。
預言者自身はフツーに暮らしたいんだ〜、お願いだから神様私をほっといて下さい〜と懇願しているのに、神様容赦なくその男のもとに下ってきて厳しい預言するから、預言者はどんどん不幸になっていく。ひどいんじゃ、神様……。と思っちまうのはやはり私に信仰心がないからなんでしょうな。
そんな不遜な私にはダビデ王の話がウハウハでした。ダビデとヨナタンの友情にね☆
敵である王の息子との篤き友情…ワタル…。(…) -
本物の聖書は難しいが、これは読みやすい。
信者じゃなくても、聖書を読み物として読む必要がある人にとっては役立つ。 -
あーなかなか読めない
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2段組450ページは長いと感じられるかもしれないが、旧約聖書を通読するよりはずっと短くて読みやすいのでキリスト教よりむしろユダヤ教、イスラム教を親の代から信じている家族、親戚、友人、知人がいる人は必読。彼らの頑ななまでの信仰の断片とそこに至るまでの私たちと同じ弱かった心が見えるだろう。米谷ふみ子氏もこれを先に読んでいれば少しは気が楽になったかもしれないのに。(2006.1.1)
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新約版よりもドラマ性は薄い感じがしたけれど、聖書の大事な部分を残しつつ読みやすく作り直されていました。聖書の基礎知識を作るにはもってこいの一冊。自分は新約版のほうが読みやすかったです。
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ウォルター・ワンゲリンの作品
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