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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198608699
みんなの感想まとめ
人間ドラマを中心に描いた新約聖書の物語は、キリストの生涯を小説形式で楽しむことができる作品です。聖書を知らない人でも、手軽に内容を理解できる工夫が施されていますが、その深さは一筋縄ではいかないもの。登...
感想・レビュー・書評
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4つの福音書を元に、キリストの一生を聖書の区切りを使わずに小説風に表している。全くキリスト教を知らない人、聖書を読んだことがない人が、手っ取り早く新約聖書に何が書いてあるかを知るには便利かもしれない。「手っ取り早く」とはいえ、一ページは2つに段組されており、267ページに渡る本文は生半可な気持ちと時間では読めないと思うが。
これで物足りなかった人は、聖書を読むべし。(2005.7.30)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新約聖書でヨハネやジーザスが生まれるあたりから復活までの物語。物語なので時折キャラクター達の心象が描かれていて、それが面白い。ジーザスがヨハネの洗礼の後は朗らかな描写が多いのに少しづつ顔が厳しくなっていく様や、ジーザスに心頭してついていきながらも狼狽る使徒達が復活の後に世界中に散らばりゆく様やら一つ一つの逸話にあたりまえだけれども人が喜んだり苦しんだりした様があったのだと感じられてよかった。
ユダはとにかく眉毛の描写が多くて眉毛が濃いのだとしても表情を眉毛で全て説明してるんじゃないかって思えるほど眉毛だった。
ネタバレになるが、ユダか裏切った理由が天の軍を率いてユダヤの王国を再興するものとしてジーザスを求めていたユダは追い込まれたならジーザスはその時こそローマを倒そうとするはずだと信じ、わざと困った状態を作り出そうとしたという説明になっていて、争わないジーザスにガッカリしている描写が切なかった。どの使徒も思うところが色々あったのだけれど、エルサレム入城においてのユダの絶望を描いた一瞬のシーンが空気が違っていてとても良かった。 -
物語になっているので、新約編は割と読みやすく、楽しめました。アマプラにあったイエスキリストの生涯という動画を並行して見ました。対して、旧約編は楽しめたところもありますが、ちょっと受け入れにくいところも多くて、下巻の途中で本を開かなくなりました。
使徒編は未読。
無知でしたが、読む前よりも、聖書への理解は深まったと思います。小説版を書いた意義は大きと思います。
旧約編の続き、使徒編も読みたいですが… -
わかっているようでよくわかっていない聖書というものを、小説としてなら読みやすく理解出来ると思い手に取った。
2段組みの単行本なので読み終わるのに思ったより時間がかかった。
また、前提知識が足らないせいか、ストーリーの内容がよく理解できない点も多々あり。
読む前よりは、全体像が少しは掴めるようになったかとは思う。
今後も他の本で知識を補い理解を深めたい。 -
以前、旧約編と合わせて読んでいたのだけど、神話や伝説を取り入れつつも基本は歴史を語る旧約(日本でいうと古事記)に対して、ひたすらイエスの生涯と奇跡を追う新約は、おとぎ話に過ぎるしイエスが偉そうであまりワクワクせず、読みあぐねた記憶が。
そして今回、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンを旅するにあたり念のため再読し、あらためて苦労した…。なかなか進まず、行く前に全部読むつもりが結局読み終えたのは帰国して二週間後。
でも、帰国後読んだ後半部分は舞台がエルサレム周辺であり、そのあたりの風景が脳内で再現されたのでそれはそれでとても良かった。
しんどい思いをしてオリーブ山のてっぺんまで登って見学した「昇天教会」と、イエスが立ったという岩。あのときは「ふぅん…」という感じだったけれど、昇天のシーンを読んだときあの岩が思い出されて、なんだか心震えたよ。 -
新約聖書の小説版。
新約聖書って「イエス篇」だったのか。
神話に近くフリーダムすぎる旧約篇にくらべて、新約篇は人間ドラマの要素が強い。
しかもイエスが生まれて死ぬまでの短い時間に話がしぼられているので読みやすかった。
人物像は著者の解釈なのか聖書の通りなのかよくわからないけど、まちがいかたや悩みかたが人らしくて親しみやすい。
この本ではじめて知ったシカルの女のエピソードが好きだ。
大喜びしてイエスに駆け寄ってきた大きな女がよろけて、ささえようとしたイエスが顔面から地面にめりこむ。コントか。
アホな大型犬と涙目チワワみたいなシモン・アンデレ兄弟といい、夢見る暴走思春期なユダといい、絵画にえがかれたおじいさんたちのイメージががらりと変わった。
そういうキャラクターの物語として読むと、聞いたことのある格言も意味をもちはじめる。
たとえば「信じるものは救われる」は「信じない奴は地獄におちろ」ではなく、「自ら助くるものを助く」なんだと、腑に落ちた。
自分で動かない子をわざわざ探し出してなだめすかして助けてあげるほど親切じゃないよ、ってことなんだきっと。
だから「求めよさらば与えられん」なのか。
私は死人をぼんぼん生き返らせる奇跡よりも、生き物はみんな死ぬもんですと説く悟りのほうが好きだけど、はじめてキリスト教の教え自体に興味がわいた。
キリスト教圈の文化を読むときに便利だからとか、LGBTへのヘイトのカウンターに使えそうとか、そういう下心ぬきでもおもしろそう。 -
一応、聖書に書かれていることを概観できたのは良かった。
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キリストが誕生してから死んで復活するまでの聖書の新約篇。
マリアとかマタイとか同名が多くて誰が誰だかわからないことが多かったけど、これを読んだおかげてずいぶんとわかったような気がする。余りにもキリストの力が大きすぎて当時の権力者たちが恐くなって死刑にしてしまったんだね。 -
聖書がよく理解できた
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神の子も思い悩み、そして一度は死んだ。 それならばどうして私たちが思い悩まないことがあるだろうか−−− イエスの誕生から死、そして復活までをイエスとその弟子たちの視点から描いた物語です。 ガリラヤの風景など、聖書を読むだけではなかなか難しいものですが、 この本は映画を観ているかのにように情景が浮かびます。 イエスの心情、そして弟子達の心情。 そして王たちの心の動きも事細かに書き込まれていて、 聖書では想像しづらい部分がこの本で納得がいく気がしました。 でも、あくまで著者、ウォルター・ワンゲリン氏の考える心情なので、 自分の思っていた想像と違っていても自分を曲げる必要はないと思います。 海外文学をもっと深く読み込むためには聖書を知っておきたい! 本読みなら一度は聖書を読んでおきたい! 多々ある聖書の引用をもっと理解したい! でも、聖書はとっつきにくいし難しくて読めない!! ってな方にお勧めします☆ 登場人物が多く、また地名なども沢山出てきてちょっとてこずることがあるかもしれませんが、 聖書そのものに比べたら児童用の図鑑のように分かりやすいです。 これから聖書にトライしようかな、という人もその理解を深めるためにも是非どうぞ。
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旧約と比べると新約は物語としてのロマン的要素は物足りないかも。
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ようやく最近読了。小説風に仕上げることで登場人物をよりリアルに魅力的にしている本書は、聖書の基礎知識を付ける上でもとても有効的だと思います。とりあえず理屈ぬきに面白かった。
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旧約の内容はどことなく知っていても新約はいまいちわかっていない人が多い聖書。これで読んでみては如何か。
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