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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198608866
みんなの感想まとめ
孤独感と日常の温かさを描いたこの絵本は、72歳のおばあちゃんが猫と静かに暮らす様子を通じて、彼女の心の葛藤や思い出を紡いでいます。誕生日に贈られた故郷の絵を見つめるたびに、彼女は自分の記憶とは異なる村...
感想・レビュー・書評
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老いてゆくことと孤独は同義語か?
老いて、ひとりでいることは寂しいのか?
72歳のエマおばあちゃんには孫が7人、ひ孫が14人。
たまに遊びに来てはくれるが、いつもあわただしい。
話し相手をしてくれるのは「かぼちゃのたね(この名前が面白い!)」という縞猫だけ。
誕生日にふるさとの絵をもらったエマおばあちゃん。
それは、思い出の中のふるさととは、どこか違う。
【わたしのふるさとはこんなじゃない】・・さて、そこでエマおばあちゃんのしたことは。。
一人暮らしを続けるおばあちゃんの孤独を描いた本で、なかなか奥が深い。
老いても充実した時間を持てるようになって、しかもそれが周りに認められて、「エマおばあちゃん、良かったね」と、そんな単純なお話ではないと思う、ワタクシ。
もともと、ひとりでいても充実していたのである。
【エマおばあちゃんが すきなのは かざらないことばかり】で、
【とぐちに ふきよせられた ゆきをみたり】
【のんびりと くつろいで 、とおいとおい ふるさとの ちいさな むらを ゆめみたり】して、おばあちゃんなりに幸せな時間を過ごしていたのだ。
ところが、大切にしているはずの子どもや孫たちが、まるでそれを理解しない。
【かわいそうな おばあちゃん。もうおとしだものね】と、心無い言葉を吐いたりする。
う~ん、これはとてもありそうな話。
「老い」と「一人暮らし」は、寂しいものという先入観がある。
それならもっと寄り添っておばあちゃんの話しに耳を傾ければ良いのに、「忙しい」「自分の生活もある」と逃げていくのだ。
エマおばあちゃんは、そんな子どもや孫たちからさっさと卒業したのだ。
結果として、それが子どもや孫たちの尊敬を得てしまうというのがちょっとした皮肉。
そう、もうせっせとパイを焼いたり、家中に花を飾ったりしなくても良いのだ。
自分が愛しているものたちを絵にして、幸せを謳歌すれば良い。
【エマおばあちゃんは、もう さびしいとは おもいません。
なつかしい ともだちや だいすきな けしきに かこまれているのですから】
この最後の2行でお話は終わり、絵筆を握って立つおばあちゃんの後ろには、壁一面に絵がいっぱい飾られている。
クーニーの絵が、とにかく素敵だ。
エマおばあちゃんの表情、しぐさ、木登りしているところなんて、本当にキュート。
描かれる絵も色彩豊かで、絵の中の絵(笑)なのに、そこにまた魅せられる。
この絵が、このお話の挿絵で、本当に本当に良かった。
子どもや孫に囲まれて生きる他力本願の暮らしよりも、自分の力で喜びを見出していったエマおばあちゃん。
さて、私もそんな風に老いることが出来るだろうか。
約6分。大人のための、一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<エマお婆ちゃん>は、話し相手のしましま猫<かぼちゃのたね>と静かに暮らしています。72歳のお婆ちゃんの誕生日に、子どもや孫たちから〝故郷の小さな村の絵〟が贈られます。 お婆ちゃんは絵を壁にかけて「とっても綺麗だこと」とお礼を言いました...でも、心の中では「あたしが覚えている村とは、まるで違うわ」...毎日絵を見るたびに、お婆ちゃんはおでこに皺を寄せました。おでこの皺は、日ごとに深くなっていきました。やがて、自分でも絵を描いて見たいと思いたち…。孤老の生活での細やかな楽しみを語った、温かな眼差しの絵本。
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温かい絵
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私は小さい頃から絵を描くのが好きだったので、こんな風に毎日絵を描いて猫と暮らせたらいいなぁと思っていました。
大人になってから読んで、作者が設定したテーマが「老人の孤独感」なのだと気付いてからは、読むたびに色々と考えさせられる絵本だなと。
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「これ違う!」という断固とした気持ちが生むエネルギー。
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これは読み手の年齢によって受け取るものが大きく異なるタイプの絵本だと思う。
エマおばあちゃんに年齢が近ければ、身に覚えがある人も多いだろう。共感も強くなると思う。
子どもには実感はないかもしれないが、おばあちゃんの気持ちを考えるきっかけになるかもしれない。
私はだいぶおばあちゃんの年齢に近くなってきたので、さもありなんと思いながら読みました。それにしても、エマおばあちゃん、72歳にして、ひ孫が14人とは! 若いひいおばあちゃんだな。
猫の名前がかぼちゃのたねなのは、やはり日本人の感覚だと違和感があるのだが、こういう場合の翻訳はどうするのがいいのかなと思ってしまった。
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みんながプレゼントしたふるさとの絵がなぜおばあちゃんの知ってるふるさとの村じゃなかったのだろう。変わってしまったのかなと思った。
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ほっこりする優しい絵と思うが、“いくつになっても新しい挑戦”というと、少しニュアンスが違うかも。
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2018年4月22日紹介されました!
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どんどん鮮やかになるページに、笑顔になっちゃいますね。絵に囲まれるのもいいけど、やっぱり人に囲まれたいかなぁ
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温かみのある絵に惹かれてお借りしましたが、内容は……。
エマおばあちゃん、72歳。
4人の子どもに7人の孫、そしてひ孫が14人。
パッと見「まあ、大勢に囲まれて、賑やかでいいわねえ」なんて言われそうだけど、みんなはおばあちゃんの家に遊びに来ても、お土産だけ置いてさっさと帰ってしまいます。
この、みんながいるのに寂しい感覚って、天涯孤独の寂しさとはまた全然違う、残酷な寂しさだなあ……。
私にも高齢の祖母がいて、物を贈ることで無沙汰を誤魔化してしまっている事に後ろめたさを感じているからか、エマおばあちゃんを囲む子どもたちの白々しさが、かなり応えました。
他でもない自分自身のため、豊かに老いるおばあちゃんは素敵。 -
おばあちゃんの誕生日には、みんなが集まって楽しいけど、他の日は1人ぼっちで寂しい。そんなときに始めたおばあちゃんの行動は?
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エマおばあちゃんにはたくさんの子供や孫がいたけれど、普段は一人暮らし。
話し相手は猫のかぼちゃのたね、だけ。
エマおばあちゃんは誕生日に故郷の小さな絵をもらった。
きれいな絵だと喜ぶが、内心ではこんな村ではなかったと思っていた。
そこで、画材を買って自分で絵を描くことに。
絵が出来上がるともらった絵を外して自分で描いた絵を壁に掛けていた。
子供たちが来るときだけ外してもとの絵を掛けていたけれど、ある時忘れてしまいそのままになってしまう。
絵が変わっていることに気付いた子供たちは驚くが、絵をしまおうとするエマおばあちゃんと止める。
エマおばあちゃんは今までに描いた他の絵も出してみる。
故郷の鳥や家の風景だった。
エマおばあちゃんの絵を見にやってくる人たちに出てきた。
みんなはが帰ってしまうとエマおばあちゃんはまた一人ぼっちになったけれど、今度はやることがある。
大好きな風景や友達の絵に囲まれエマおばあちゃんはもう寂しくないのだった。
老後に昔を思い出して楽しみながら絵を描く。
本人が寂しくないのはいいことだけれど、思い出の絵に囲まれているから寂しくいないというのはちょっと寂し…。
子供たちがおばあちゃんを年だからと笑うというのもよくない…。 -
一人暮らしのおばあちゃん、寂しさを克服しましたね(^。^)
1980年秋期4大優良図書 -
ひとりで暮らすエマおばあちゃんがみつけたセカンドライフ、絵を描くこと。壁中の絵に囲まれて、もうさみしいと思いません。って何か自分と重なる。決定的に違うのは、趣味ではないこと。でもその違いが絵を描く楽しさを感じ、芸術になるのかもと思った。
クーニーはこの絵本を描いた時、おばあちゃんだったのかな?この絵本の絵も素敵すぎる。猫の名前が「かぼちゃのたね」ってのもいい。自分に贈りたい一冊。 -
エマおばあちゃんは、72歳の誕生日にふるさとの村の絵をもらった。「あたしがおぼえているむらとはまるでちがう」エマおばあちゃんは、絵の具と筆とイーゼルを買い、ふるさとの村の絵をかきはじめた。
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娘が赤ちゃんの時にもらいました。
心があったかくなる素敵なお話。
絵は、あのチェブラーシカのバーバラ・クーニー。
柔らかく繊細なタッチで大好き☆ -
寂しさを克服するお婆ちゃんのお話
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バーバラ・クーニーは、『にぐるまひいて』しかもっていなかった。
この本は、かなり前に目を通していたが、その時は特に何も感じなかった。
今回、思うところあって、クーニーを集中的に読んでいるのだが、絵の美しさにうっとり。
(私にとって、「うっとり」は重大なポイントです)
いいなあ。
一人暮らしのエマおばあちゃんが、たくさんの絵を描きだして、自分の世界を見つけていく話だが、この良さって、年齢を経た今だからこそ共感できるのかも。
お買い上げ決定。
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