漂流街

  • 徳間書店 (1998年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198608989

感想・レビュー・書評

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  • 大藪春彦賞受賞作品。
    馳星周の初期作品だが、奇跡のような傑作『不夜城』と比べると…
    過去に映画化された折りに観賞していたが、原作は未読だったので今回読了。
    原作と映画のテイストが違うどころか、ほぼ別物(微妙な意味で)。不夜城もそうだったが(良い意味で)。

    基本的な構造は、首までどっぷりとドツボに嵌まった主人公が破滅への道をひた走る馳パターン。

    以下ネタバレ

    アイデンティティの不明瞭な主人公。クセモノなヒロイン。ヤバい中国人。サイコパスなヤクザ。という既視感のある登場人物に加えて、本作品では新機軸として日系の南米人と盲目の少女がいるが、アレンジ違い程度しか効果がない。
    グイグイ読ませる豪腕はさすがだが、主人公マーリオに感情移入しづらい。あえてそういう造形なのかもしれないが、効果的ではなかった。
    犯罪計画も緊張感に乏しかったし、ラストの盲目の少女カーラに拒絶され殺してしまうくだりや、ヒロインであるケイの殺害、マーリオの死どれも必然性を感じない。物語を閉じる為に皆殺しにした様にしか思えなかった。
    作者が単に救いのないだけの話を描きたかったのなら、その企みは成功したと言えるのだろうが…

  • 真っ黒。
    これでもかと言うくらいに人が死ぬ。
    救いがないと言う以前に
    こんだけ殺したら、自分も死なないと
    バランスがとれんだろうと思う。

  • 外国人労働者,ヤクザ,中国マフィアなど入り乱れてのやりきれないような無茶苦茶さとしたたかさ,嘘にまみれた世界で,自分の血を呪いながら落ち続けるブラジルの日系三世マーリオ.救いのない物語.

  • 風俗店で下働きをしているブラジル3性のマーリオ.関西ヤクザと中国マフィアの計画麻薬取引を知り横取りを企む.売春婦や盲目の少女が絡みスピード感あふれるピカレスクロマンになっている.主人公は暴力に走る遺伝子を受け継いでいて感情移入しにくいところもあるがそれも一つの魅力と言える.

  • フィクションだからこそこういうのも楽しいと思う。R指定なシーンが多いが、作者のが描こうとした闇の部分とビビッドに調和した感じだ。読む際にエネルギーが要る作品。

  • 香港とカナダ・バンクーバー 中華系の話し。

  • 前に読みすぎて、あんまり覚えてない。
    最初は面白かったけど、読み終わって
    何でこれ読んだんだ?って記憶はある。

  • 馳氏の王道パターン。欲望と破滅、誰もが幸せにならない。

  • 『大藪春彦賞』第1回(1999年

  • ハードカバー £1.00

  • この作品が、ぼくの馳初読本だっただろうか…。
    作品の熱気はすごい。
    チリチリしたのは体のどこだったっけ。

  • 最高に痺れる。


    馳さんと言う感じの話。
    私は、凄く好きです。
    07/03/27

  • まーりお

  • 馳氏との出会いの一冊。いきさつは映画化されたことから。
    何よりも、話の中に夢や希望が少しも漂わない。
    悲壮感、焦燥感
    そして人間の欲求の汚いところがまざまざと見せ付けられる。
    人はこうやって生きていくこともできる。
    最後にはなかせてくれます。

  • お決まりのパターンの結末。
    テンポは良い感じだったけど。つーか、この作者の本読むと、歌舞伎町に近づけなくなる。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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