チョコレート王と黒い手のカイ

  • 徳間書店 (1998年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198609436

みんなの感想まとめ

子どもたちが大人に立ち向かう姿を描いた物語で、主人公のカイが率いる秘密結社「黒い手団」が、チョコレート王の広告募集に挑む様子が描かれています。子どもたちの発想力や機知に富んだアイデアが次々と繰り出され...

感想・レビュー・書評

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  • こういう話はあんまり得意ではないと思ってたけど、この本は面白かった。あと、カイがクルバルスキー氏に攻略法を教えてたから優しいなぁと思いました。しかも、子供がやってるのがすごいと思った。

  • アメリカのチョコレート王がベルリンにやって来て「求む広告王!」と新聞に広告を出した。それを受けて街の子どもたちの秘密結社「黒いて団」のリーダーカイは名乗り出るのだった。
    大人の広告専門家とカイたち子どもたちとの広告合戦が荒唐無稽に描かれます。子どもたちはあらゆる手を使って攻めるのですが、それに対して大人である広告屋も本気で対抗しますし、チョコレート王は面白がるのです。この手の子どもが大人に対抗する話では大人が「嫌な人」として書かれがちなのですが、ここではそういう描写がないのです。もちろんはじめは子どもたちをバカにしたり、相手にしなかったりはあるのですが、いざことが始まると本気で対応するんですね。だからこそこの物語がただ単に荒唐無稽の無茶苦茶だけに終わらず、面白さと爽快さをそなえたものになっているのです。
    また次から次へとカイたちが考え出す珍アイデアの応酬が繰り返されるストーリーの中に、カイと妹のエピソードを挟むことでカイの人柄を見せるだけでなく社会情勢も見せるやり方が巧いですね。それがあるからドタバタだけで終わらない物語の深みがあるのでしょう。百年近く読み継がれている物語のすごさも思わされます。

  • 孤児の少年カイに率いられた町の子どもたちの秘密結社「黒い手団」が、チョコレート会社の広告担当の地位をめぐり、大人の広告業者と「広告競争」をくり広げる。町中に奇想天外な広告が次々にあふれて…? いきいきした子どもたちの姿が楽しく、ケストナーにも影響を与えたといわれる、ドイツで1920年代から読みつがれてきた古典的名作

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著者プロフィール

1962年東京生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。ドイツ文学専攻。訳書に、『おやすみ、くまくん』『くまくん、はるまでおやすみなさい』『たのしいこびと村』『クララ先生、さようなら』(いずれも徳間書店)、『初版グリム童話集・全5巻』(吉原素子名・白水社)などがある。

「2021年 『4ひきのちいさいおおかみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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