ユダヤ人の歴史 上巻

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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198610685

作品紹介・あらすじ

ユダヤ人は時空の超越者であり、旅人である。旧約聖書の中で、アブラハムとその子孫たちが神より与えられた約束の地。この「約束」の履行をめぐってユダヤ人は、永久に争い続けることを運命づけられたかのようだ。神の慈悲と恩寵により選ばれた民は、その瞬間から未来永劫、さまよい続けることを始めた-。

感想・レビュー・書評

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  • 輝かしい旧約聖書の時代の叙述はこんな解釈が出来るのか、というほど説得力があり、昨年話題の「小説 聖書」よりよほど小説的で面白い内容でした。アブラハムが夫婦のために墓を買う場面は4000年前の他の記録での当時の慣習と一致する、という説明は感動ですらありました。そして創世記冒頭「天地創造」の他宗教の創造説話との決定的な相異。むしろ古代のいかなる宇宙観よりもビックバン理論という今日の宇宙誕生理論に酷似している、との説明には、大きく肯きました。著者はジャーナリストですが、極めて正しく聖書を認識しているようです。そしてキリスト教との分離、なぜ迫害の対象になっていったのか、その背後にあったギリシャ人とユダヤ人の対抗関係、興味深いが、人の罪の深さを考えさせられる本でした。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)95
    歴史についての知識で、未来への指針を探る
    読みやすくかつ反ユダヤ主義的偏見にとらわれていないという観点で、日本語で刊行されたユダヤ人の歴史に関する一押しの本。特にカバラー思想が、メシア運動につながっていく論理構造の分析が秀逸。

  • ユダヤ関連を始めて読んだ1冊。奥が深く興味深い。
    只、これだけを読んでも始めは難しすぎて理解出来なかったので、ユダヤ関連の本を同時進行で読み、勉強しながら少しづつ紐解いていった。

  • 宗教の壁は厚い。

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