本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198611064
感想・レビュー・書評
-
札差駿河屋の娘お吉は、町一番のおてんば娘。鉄火伝法が知れわたり、ついたあだ名がおちゃっぴい。どうせなら蔵前小町と呼ばれたかったけれど、素直にゃなれない乙女心、やせ我慢も粋のうち…。頑固だったり軽薄だったり、面倒なのに、なぜか憎めない江戸の人人を、絶妙の筆さばきで描く傑作人情噺。大笑い、のちホロリと涙。
(1999年)
— 目次 —
町入能
おちゃっぴい
れていても
概ね、よい女房
驚きの、また喜びの
あんちゃん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。私の好きな江戸市井もの、ということもあるけど、今までの宇江佐さんの中で一番好きかも。甚助店の長屋の面々の話を中心に、温かかったり、ほろ苦かったりの人情もので素直に楽しめました。大工の初五郎がお城でお能を見る「町入り能」母親を亡くした札差の娘の「おちゃっぴい」傾いた薬種問屋を立て直すために恋をあきらめる長男・菊次郎の「れてもいても」わけありの浪人者夫婦の「概ね、よい女房」娘が恋する相手が気に入らない岡っ引きの「驚きの、また喜びの」菊次郎がとうとう祝言をあげて、その女房は…という「あんちゃん」皆、優しい着地点が用意されていて、また、それが無理なくどんでん返しにもなる、というダブルのプレゼントになっているところがとても嬉しい。
-
<table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198611068/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WJ7D2754L._SL160_.jpg\" alt=\"おちゃっぴい―江戸前浮世気質\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4198611068/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">おちゃっぴい―江戸前浮世気質</a><br />(1999/12)<br />宇江佐 真理<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198611068/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>鉄火・伝法が玉にキズ。お吉は十六蔵前小町。だが、突然の縁談話にカッとなり…。笑いと涙の人情譚。表題作他5話を収録。</strong></p></blockquote>
表題作のほか、「町入能(まちいりのう)」 「れていても」 「概ね、よい女房」 「驚きの、また喜びの」 「あんちゃん」
江戸の庶民のささやかながら義理人情に富んだ日々の暮らしが、気持ちよく描かれている。
相身互いの心意気は、現代ではともすればお節介にも通じるのかもしれないが、親戚付き合い同様の長屋暮らしには、教えられることも多い。
おそらく心根は、現代人となんら変わるところはないと思われるのだが、人と人との距離感の変わりようには著しいものがある。一概にどちらがいいとは言えないものの、江戸の町家の暮らしをこうして覗くたびに、胸がきゅんとなるのは何故だろう。
著者プロフィール
宇江佐真理の作品
本棚登録 :
感想 :
