ピンクのいる山

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 122
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198612177

感想・レビュー・書評

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  • ヤマメで思い出したのがこの本。冒頭から登場するかわいい主人公のヤマメは、すぐにつられて人間に食べられてしまいます。けれど、この本は、かわいそうとか、ひどいとか、そういう話ではないのです。自然が大きく、深く、慈悲深く感じられる、山に出かけたくなる一冊です。低学年でも高学年でもOKです。むしろ高学年に読み聞かせして、反応を楽しみたい本です。

  • デフォルメされた中にも写実的な優しい絵の中に、生きるために繰り返される循環が描かれる。命を奪う事、朝日が昇ること。自然の中にいるような空気感がすごくいい。

  • 静かな世界観だが、たくさんの命が、森や川の中にみえる。一つのページから見えてくる。自然界の食物連鎖、自然の雄大さ。おじいちゃんと山にいるお孫さんがいい感じ。こんなふうに山の中で過ごしたい。

  • ヤマメのピンクシリーズ。
    ピンクと再会したくて書かれたそう。
    私も、このシリーズは好き。
    可愛くて、残酷で、それでも淡々と食物連鎖が
    行われていくさまが描かれる。
    おじいちゃんと孫娘もすてき。
    きっとたくましい子に育つのだろう。
    ピンクも、元気で。と勝手ながら思う。

  • 命の循環についての絵本。

  • すがすがしい自然の素晴らしさが伝わってくるような絵本。とてもピンクがかわいいです。

  • 食べたものが食べられて、という自然を描いた、シュールな絵本です。展開に驚きました…

  • 2004年度  5年生  5分

  • 【ヤマメのピンク】シリーズ。
    ピンクのいる川に、おじいさんと孫が訪れ、山菜や川魚をとったり食べたり、星をながめ、自然を満喫する。自然の雄大さと恵み、懐の大きさを改めて思う一冊。

  • 言葉は少ないけど、自然の生態系が見えてくる。
    絵を見て子供と一緒に考えてみると面白かった。

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著者プロフィール

1955年、岐阜生まれ。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)、の三作品でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞を受賞。絵本に『やきいもの日』(徳間書店)、『カッパがついてる』(ポプラ社)、『フィフィのそら』(ひさかたチャイルド)、『よぞらのほしは』(フレーベル館)、『きぜつライオン』(教育画劇)など多数。

「2007年 『いっちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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