ピンク、ぺっこん

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 204
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198612320

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • 村上 康成 (著)

  • 絵がかわいい。
    ヤマメのピンクの表情がちょこちょこ変わるのが好き。
    ほのぼのかと思いきや、途中、え!?まじ!!と思わず図書館で声だしそうになった!(◎_◎;)
    生きていくって、逞しさと運と、どちらも必要なんだな…と教えてくれた本でした。
    私大人だけど、子どもが読んだらどういう感想を持つんだろう?子どものほうが自然として受け止めるのかな。
    最後、ピンクに染まるヤマメたちのページが美しくて見惚れました。

  • ヤマメの小さな子供ピンク。
    いつもお腹が空いていてぺっこぺこ。
    みんなと一緒にエサを探すけれど、だいたい先を越されてしまう。
    先を越されたいわなのおじさんが鳥に食べられてしまったりもする。
    エサを探しつつ、食べられないように隠れる。
    昼間はエサを逃しても夕方になればカゲロウが水面付近までやってきて食べ放題になるのだった。

    いわなのおじさんがあっさり食べられるのには驚き。
    かわいい文体だけれど、自然の厳しさ、食物連鎖が分かる。

    夕方の赤い水面は色鮮やか。

  • 4歳姉姫が自力で読めるように図書館から借りた本。
    とはいえ、ヤマメの生態云々以前に、魚が川で暮らしている事が全く想像に及ばない姉姫なので、こちらが読みながらいろいろと補ってあげました。そうだよなー、水族館だって幼稚園で一回行ったきりだし(滞在時間1時間弱)、昔と違って『わくわく動物ランド』ないから、「動物が動物を補食する」瞬間って、見る機会が殆どないんだよねー(『ダーウィンが来た!』を毎週見せてあげられればまた違うのかな。でもそれまでにご飯食べ終わらないから見せられないorz)。
    しかしながら、魚を釣り針で釣る(そして小さすぎたらキャッチ&リリース)、そのことも想像が及ばなかった様子なので、読みながら詳細に説明したら、読んだ後で「釣り、したいなー」とかのたまいましてん。……やってもいいけど、絶対『よつばと!』のみうら状態になる。親としてそれは断言してやる(笑)。

    ちなみに、「ぺっこん」の繰り返しがよかったのか、1歳10ヶ月ちび姫がやたらに気に入って「ぴんく ぺこん」と自分で言ってはケラケラ笑う状態に陥りました。……この時期、こういう言葉の繰り返しはツボるよねぇ。

  • お話というより、風景みたいでいいと思いました。娘受け的には淡白だった。

  • 大胆にデザインされた、イラストレーション!という雰囲気の絵。
    なのに、まるで動物図鑑を見ているような感覚になるのが不思議。
    息子に“かげろう”が飛んできたときに、「ほら、これがピンクの好きな虫!」と教えてあげたら嬉しそうでした。

  • 川で暮らす、ヤマメの子どもを主人公にした話。ピンクは自然の中で生きていくことの厳しさを体感しつつ成長する。

  • この方の鳥の絵が大好きなのです。実は子供が生まれる前に買った(そして今も持っている)数少ない絵本。
    山の風景と生態系の描き方が素敵。絵柄としてはデフォルメされているのに、とてもリアルです。
    2歳児的にはヤマメが大量に泳いでいるシーンはちょっとこわいみたいですが、最近は「おさかな」といって自分から持ってきたりもします。

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著者プロフィール

1955年、岐阜生まれ。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)、の三作品でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞を受賞。絵本に『やきいもの日』(徳間書店)、『カッパがついてる』(ポプラ社)、『フィフィのそら』(ひさかたチャイルド)、『よぞらのほしは』(フレーベル館)、『きぜつライオン』(教育画劇)など多数。

「2007年 『いっちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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