隠された十字架の国・日本―逆説の古代史

制作 : Kenny Joseph  Ken,Jr. Joseph 
  • 徳間書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198612870

感想・レビュー・書評

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  • 最後の章はグッとくるものを感じたが、全体としては何だかうんちくを聞いているみたいで退屈だった。

    内容自体は非常に興味深いので、「信じるか信じないかはあなた次第」でお馴染みの某さんであればもっと引き込めただろう。

  • フランシスコザビエルが日本に来るのは15世紀末。
    イエズス会の宣教師の来日が、日本と西洋との出会いと定義づけられているのだが、本書ではこの説を真っ向から否定。

    古代基督教が7世紀には日本に伝わっていたという主張を展開する。

    古代キリスト教の日本での中心人物に挙げられるのが、秦河勝。
    日本史に詳しい方にはご存知の渡来系氏族。
    秦河勝の最大の庇護者であった、聖徳太子も古代基督教の信者であったという。

    確かに、キリストと聖徳太子の逸話には共通点も多い。
    京都の太秦にある広隆寺も、ネストリウス派の寺であったという説はあるらしい。
    基督のメシア思想と弥勒菩薩の救世的概念も共通しているかもしれない。
    本書では、敦煌で発見された、古代基督教の像と弥勒菩薩半跏像の指のポーズに共通点を見いだして自論の物証のひとつとしている。

    ただ弥勒菩薩の場合、救世して頂けるのが56億7千万年後になるのだが。。。

    古代の基督教が中国で布教したのが紀元64年というのを考えると、その思想の一部が7世紀には日本に入っていたという可能性はあると思います。
    ただ、それが体系だった宗教であるかどうかということになると、本書における論理展開では納得しずらいものがありました。

    本書の後半で紹介される、日本型仏教の中にこそ古代基督教の考え方が入ってきたという論理展開の方が納得がいきます。
    というのも、日本の仏教(特に平安後期から鎌倉末期の新宗派)は、インドにも中国にもないオリジナルな仏教であるからです。

    シルクロードの果てにある日本が、様々な宗教の最終到達地点として、異文化の思想が混ざり合う姿こそ本質のような感じがしました。
    八百万の神を信仰していた日本であるからこその、緩やかな宗教的結実という印象です。

    本書でもう少し整理していただきたかったのは、古代基督教とユダヤ教との関係性です。
    基督以前のユダヤ教がディアスポラによって東方へ散った一族の思想なのか、基督以後のユダヤ教の思想なのかという、宗教思想的体系がイマイチ脆弱な印象です。
    そのへんを強化していただければ、もう少し納得のいく論理展開になったのではないでしょうか。

    本書に掲載されているエピソードとして面白かったのが、江戸時代の学者である松浦静山の書いた「甲子夜話」に掲載してある記述。
    群馬県で発見された、古代の墓に「JNRI」の文字が刻まれ、十字架もあったとか。
    墓には和銅三年とあったらしく、平安京に遷都した時代のものらしい。
    ちなみに「JNRI」とは、「ナザレの王イエス」という意味だとか。

    日本の空白の古代におけるひとつの着眼点としては面白かったものの、著者が宗教者ということもあり、情緒的な記述が多いため歴史研究書という印象は薄いです。

    古代史のトンデモ説に興味のある方にはオススメです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    日本人のルーツと私のルーツは同じ―アッシリア人親子の50年間にわたる日本研究の集大成。

    日本と中東、いったい何本の線でつながってる?

    アッシリアの子孫、日本にいるってか????

  • えー!そうだったの?!の連発。私は信じます。いや、信じたい。

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