カリスマ(上)

  • 徳間書店 (2001年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198613198

みんなの感想まとめ

人間の信じる力や愚かさをテーマにした物語は、序章から強烈な印象を与えます。オーム真理教を彷彿とさせるキャラクターや、洗脳の腕前を持つ主人公が描くおぞましい世界は、ただの中年男の内面を剥がすことで、恐怖...

感想・レビュー・書評

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  • オーム真理教と麻原がモデルだなと思わせる内容。
    バケモノを作り上げた序章はかなりおぞましい描写。

    そのバケモノも一皮剥くとただの間抜けで臆病で卑怯なただの中年男。ただし、洗脳の腕前はピカイチ。

    人はなぜ、そこまで信じることができるのか?
    人はなぜ、そこまで落ちることができるのか?

  • オーム真理教を思い出せられます。一気に読めます。

  • おぞましす

  • これが最高傑作か。

  • 序章からどぎつかった…

    神郷の口から出まかせに凄いと思い、それを全て鵜呑みにする周りの人間も凄い。
    洗脳する者、される者…どっちもが凄すぎて違う意味で尊敬する。
    人間の本音、汚さが溢れまくってる。

    新堂さんの本はこれで2作目ですが、こういうテイスト大好物です。
    さて次は下巻!ワクワクする!

    2013.06/07 読了。

  • 宗教の話。冒頭怖すぎっ!でもここから繋がる。裏教祖の俗物っぷりが笑える!信者との絡みはコントみたい。人間の愚かさ弱さが毒入っててんこ盛り。登場人物も印象的でぐいぐい進む。しかしやっとこれで上巻。先は長い。

  • とてもじゃないけど全部読めないや……。

  • 長い。長い割には深まらない。
    コミカルな教祖のリアル面、面白い。
    ヒロインの洗脳されていく様子は秀逸。
    氷室の狂信化、もっと深く。
    ラストどんでんは面白いけど、三蔵の書き込みが足りないので、なんで?という感。
    氷室はエヴァ本部のロン毛にいちゃんに脳内変換したよ。

  • こんな書き方をするのも失礼な話であるとは重々承知しているが、新堂冬樹の新堂冬樹たる所以は最近多く手を出していらっしゃる恋愛モノや動物モノなんかでは決してなくて、この「カリスマ」や「血塗られた神話」、「鬼子」などといった類の作品にこそ表れている、と強く感じる。
    絶対的にコッチ路線に専念すべきである。

    ストーリーやトリック自体はそれほど突飛でも特異でもユニークでもないものだとは思うけれど、それをこれだけの筆力で描き切り、大河級の物語を一気に読ませてしまうパワーは本当にすごい。
    それがどうしてアッチの路線に行くと…。

  • +++
    人間はなぜ、カリスマとなることができるのか? 新興宗教とその最高幹部、そして魅入られたように入信する女性。その夫をめぐり究極の人間ドラマが展開される。これ以上ない程リアルに描かれる洗脳・プロパガンダ・覚醒…。
    +++

    新興宗教の教祖への盲信によって、目の前で父を殺し自殺した母を求めるあまりに、自らも神の郷の教祖となった男・神郷宝仙。彼は、心理学の理に叶ったシステムで悩める人々を洗脳し、カリスマになることを目指した。洗脳の様子には鬼気迫るものがあり、間違ってもこんなところに参加してはならないという思いを新たにさせられる。神の郷の教えのほとんどは荒唐無稽のたわごとなのだが、ほんのひと握りの真理が混ぜ込まれているのがかえって恐ろしい。
    ただ、子どものころのトラウマによって、自らをカリスマに仕立て上げるようになる動機が、もうひとつ納得できなくて、唐突にも思えた。さらに、母の無償の愛を求める、いわばマザコンであり、自らの欲求を制御できない俗物である神郷を描くのに都合が良くもあったのだろうが、性欲にまつわる描写が多用されるのにはいささかうんざりであった。途中で本を閉じたくなったほどである。
    ラストで二転三転する展開には、息をつかせぬものがあったが、あまりにも急転直下という感じで、説明的でもあったような気がする。後味がいい一冊とは言いがたい。

  • オウム真理教をモデルにしたかのような、新興宗教の話。
    読み続けるのが嫌になるくらい俗物の教祖だが、先が気になって最後まで読まされました。

  • オープニングが怖すぎでした。

  • 新堂ワールド全開。

  • これが下巻にも続くのかよ笑

  • オウムのパロディ。対象が受験生を持つ親と末期癌患者を抱える家族
    カリスマ自身は母親がカルト教団に母が洗脳された。母が父を惨殺して母も自分の陰部に包丁をつきたて自殺。引き取られた祖父から
    悪魔の血が流れていると祖母と
    話しているのを聞き中学を出ると
    家を出る。借金地獄のあげく、カルト教団を立ち上げる。ターゲットにされた母に似た主婦(一流大卒のお嬢様)とその夫(高卒)。夫が相談した古本屋の親父は、カリスマの母を洗脳した教団のカリスマ
    スパイと思っていた男に全員裏切られ首謀者は死亡。男が洗脳,カルトの本が売れ講演等で有名になり
    カリスマとなった。

  • 新興宗教を舞台に、人間の欲望を描いた作品。終盤のたたみかけは迫力です。
    二重、三重の洗脳劇が、これでもかって感じ。「洗脳」って、怖い・・・。

  • 新興宗教がテーマ。
    いんちき宗教で私欲を満たす教祖
    しかしその過去には・・・・・

    一応の要求は満たしているが
    満たされていない欲求不満も
    そんな中で母の面影を残す
    ある女の人と出会って・・・・

  • 厚い……<br>
    それ以上に内容が厚くグロデスクでした。これぞ毒、という感じ。<br>

  • 溝鼠に次ぐ毒のある作品。毒を制するのは毒だと言わんばかりに作中の人物たちが裏の裏を斯き合い、最後にはそうなるか・・・
     ただ長すぎる。

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著者プロフィール

 メフィスト賞受賞作『血塗られた神話』でデビュー以降、ノアール小説から純愛小説まで幅広い作風で数々のベストセラーを持つ。代表作は『溝鼠』、『カリスマ』、『無間地獄』、
『黒い太陽』、『忘れ雪』、『虹の橋からきた犬』等。また、新堂プロを立ち上げ、タレント、アイドル、作家のプロデュース、漫画原作等も手掛け、その才能は多岐に渡る。

「2024年 『虹の橋からきた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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