- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198613495
感想・レビュー・書評
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隠れた名作サイバーパンク
この本がなければマルドゥックスクランブルも虐殺器官も世に出なかった(ような気がする)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大昔に読んで、あまりにおもしろくてイッキ読みし、イッキ読みしたせいで内容をすぐに忘れてしまい、でもやたらおもしろかったということだけは強烈に覚えていたので、何年か後にもう一回読んだ。そして、ヒャーやっぱりおもしろーい!と思ってまたイッキ読みし、お陰ですぐまた内容を忘れ去り、そして今ごろになって続編もあるらしいということを知ったので、3回目ですが続編を読む前の復習として、また読んだ。
3回目は・・・あれ? なんだか読むのに時間がかかるなぁ・・・しんどいなぁ・・・という感じだった。
私も年をとって、犯罪都市を舞台にした映画を山ほど見たせいか、それとも単に3回目だからなのか、理由は分からないけど、なんだか今回はいろいろツッコミたくなった。(軍事教官がステレオタイプすぎる、とか、ヴィッキーってダサい通り名はどうよ、とか、どうでもいいレベルのツッコミですが・・・)
初版は2001年で17年も前だから、さすがに内容が古くなった、ということでもあるのかも。
やはり本でも映画でもなんでも旬というものは大切だなと思った。もちろん受け止める側の旬も。
ただ、以前には思いもしなかったことが興味深かった。
エジプト革命が出てくるけど、アラブの春より前に書かれてるんだなぁ、とか。
「くそったれファシストの極右政党が政権入りでもしない限り保障される権利が僕にはある!」というセリフに、ああ、この本が出版された頃はフランスで極右が政権取ることは現実的じゃなかったのか・・・時代は変わったなぁ・・・なんてしみじみしてしまった。
今に限ったことじゃないけど、凶悪な事件はしょっちゅう起こるし、犯罪もいろいろハイテク化されてるし、一般のモラルの変化や低下(かどうかは後の世になってみないと分からないけど)もあるしで、この本の事件やギャングの凄味が当初と比べてぐぐっと目減りした気がします。 -
猫の軽やかさはいいところ、あと主人公の語り口も結構好き。
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SF☆小難しくなく、斬新な設定と圧倒的な文章力で最後まで一気に読める。素晴らしい!
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SFはなじめないところがあって、わからないなら何度も読もうと思う気持ちさえなえることがありますが、これはおもしろかった。
最初は、作家の独自の世界観についていけない心情にみまわれてしまい、どうしても、数ページでまた最初からの繰り返しでした。
そこが、つらかったです。
ところが、やはり質が高かったのか、私が暇だったのか、何度も読むうちにおもしろくなってしまい、なんとなく世界観もつかめてきて、何回も熟読させていただきました。
何度読んでも面白い本には、なかなか出会いにくいなかで、ほんとうにうれしい出会いでした。 -
SF小説
最後の急展開はなかったほうが良かったなと(シムノンの件)
あのままの流れですんなり終わった方が好みだった(そこで星-1)
展開が早くスピード感もあり、内容も濃く楽しい時間だった
けっこうお気に入り
今作の登場人物(ヴィッキーとシモーヌ)に焦点を当てた本がそれぞれ一冊ずつ出版されているようなので早速買おう
3月10日 読了 -
おっさんが猫に乗り移るという異色作。
近未来系の話なので乗り移る云々も機械で解決。でも先進技術なのでおっさんは大変な目に遭わされます。
おっさんが猫のときのギャップがすさまじい。 -
(猫に対して)憧れは持っているが、愛はない。
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わくわくしながら読み進めえることができた。
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SF苦手な方もだいじょうぶな気がします。
シモーヌさんがセクシーなのにかわいいです。それは反則勝ちです。