ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 1874
レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (760ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198613648

感想・レビュー・書評

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  • 葉月の世界の見方は随分狭いなぁと若干苛々しながら読んでいたけれど、面と向かって人付き合いをする機会が少ない世界なら、自分もこんな風になるのだろうなぁと思った。完璧な周りに生かされて、自分の意志とは関係なく物事が進められていくばっかりだと、現実感が希薄になりそう。
    現実感って、自分が思っているほどないし。
     みおの破天荒さが好きだったけれど、このままの印象では終わらないのかもしれないなぁ、と次巻に期待。4人が、これからどうなるのかすごく気になった。

     

  • 毎度お馴染み京極印、とはいえ尋常でないぶ厚さに恐れをなしましたが、文字大きいし紙は厚めで、思ったほどボリュームはなく。話が軌道に乗ったら一気に読めました。

    設定を公募したそうで、肉類が全部合成食材に切り替わってたりしてかなり未来の話なのかと思ったら、2030~2053年だとか。公募したの10年以上前とはいえ、数十年でこんなに変わるかよ、と思ってしまう醒めた大人な自分が厭だなと

  • 狼が実際に居るわけではなくて比喩表現だったんですけれども、本当に近未来な感じのする作品でした。
    何だか京極夏彦が少女を描くとこうなるのか…と言うある種、新鮮な気持ち。
    人間は最早“動物を殺して食べない”生き物になった世界のお話。
    動物の味そっくりに合成したものを食べてる、って、なんか人間臭くない感じがしますね。
    一番、葉月ちゃんが普通の女の子だなあ、と思いました。
    心配してよ、って可愛いなあ、とほんわり(する場面じゃないんでしょうが)
    いい子ちゃんですけど、それが厭味じゃないいい子ちゃん。
    歩未のことが好きで、ちゃんとお友達になりたかったのだろうな、と思いました。
    2があるようなので、続編に期待……。
    潔癖症のカウンセラーの先生は、橡さんともっと仲良くなれば良いと思いました。
    橡さんカッコイイですよね。昔の時代の人だとしても、きちんとした人間なのだと思えました。

  • 近未来少女武侠小説!もー表紙だけでワクワク!

    作中の「近未来」の設定は公募によるものだそうで、巻末にはそんなスペシャルサンクスな人々が列挙されているんですが、なんでこんなペンネームで応募しちゃったんだろうと後悔しまくってる御仁も多かろうな。って大きなお世話ですが。

    ツルツルピカピカ清潔で徹底的に管理された人工的な社会と、カルマ満載の生臭い獣としての本性。こういう対比は大好きです。

    天才とチャイナ服とゴスロリと一人称「僕」と無個性主人公(勿論全員美少女)のパーティ萌え。

    750頁以上あるのにずいずい読めて、しかも読み終わるのが勿体無かった思い出が。

  • 京極夏彦の描く近未来のSF小説!
    でもよくよく考えてみると京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)もSFみたいなもんですよねw
    読者から公募したアイディアを多数絡めて作られた作品です。

    設定上近未来になってますけど、話自体は普通の京極堂作品と大して変わらないかな。
    長ったらしいうんちくが無い分読みやすいかもw
    それでも十分長いですけどね。

  • 初めて京極夏彦を読んだ。
    先入観たっぷりだったので案外さらりと読めたのが意外だった。
    安定感があって心地よく、面白かった。

  • 分厚くて読みきれるかと思ったが。。。どんどん読める読める。
    文章もキレイだし読んでいて気持ちのいい作品だった。
    ミステリーとして十分に楽しめた。
    近未来なんだが、こんなに進歩しないだろうなー。残念!!

  • 私とあなたの見えている世界は全く違うものかもしれない。それは誰にも分からない。

    新しい考え方。

  • ウンチクの部分になると中尊寺を思い出してしまう 笑

    静から動への展開はさすが。

  • 京極ちゃんの本はもっと厚くてもおk

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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