ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (760ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198613648

感想・レビュー・書評

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  • 読み疲れた。しかし、面白かった。

    京極夏彦の他の本といえば、うぶめの夏くらいしか読んだことないが、
    京極シリーズよりこの本のほうが自分は好きだ。
    難しい知識が出てこないからかな。本を支える腕は痛くなったが、思ったよりすらすら読めたのもそのせいだろう。

    物語の設定にとても惹かれるものがあったが、
    私が団塊世代を見て思うように、
    きっと自分達世代はこんな風に受け取られるんだろうなぁと思うと
    嫌なものである。

    そういえば、アニメ映画化もされていたな。
    デザインが好みじゃなかったので見なかったけども。

  •  悲しさや悔しさや苦しさ、道徳や倫理や人情、それらの感情や理屈は、人を殺してはいけない理由ではなく、人を殺してはいけないという『法律ができた理由』。
     そこを履き違えれば、齟齬が出る、釈然としない。
     そう言い切られて、何かが身体からすっと抜けていって、素直に安堵できた。

     作者の描く、行動的で頭の良い14、5歳の女の子は好きだ。
     「絡新婦の理」の美由紀ちゃんのように、利発でしっかりした少女が出てくると嬉しくなる。

  • 近未来なのにどこか土臭さを感じました。
    京極先生は百鬼夜行シリーズしか手を出していなかったのでとても新鮮で面白かったです。しかし分厚い・・・。

  • 面白かった。

    自分達が50代くらいになった時に
    世界は本当にこんな感じになってそうだ。
    全部は無理でもいくつかは当て嵌まってそぅ。

    これマンガも読みたいなぁ・・・

  • 面白かった。そりゃ悪役のキャラがひねり効いてなかったり、変なトラウマが出てきたり、最後の戦闘シーンがリアルじゃなかったりご都合主義だったりはするけど、後半一気に読んでしまった。

    これ説明すればするほどわけわかんなくなりそうだからしません!笑
    今のジョーシキや価値観に疑問を投げかけるようなところもあり、ちょいと考えさせられるかも。

    あと最後のどんでん返しが正直、衝撃だった!なんか気ィ抜いてるところにまたしてもやられたorz
    この人こーやって読者の驚く顔想像しながら愉しんでるのかな~^^

  •  うーん、占い論とかは面白かったんだけどなあ。色々とすっきりしないお話。それがテーマでもあったんだろうけど、それなら敵(体制)側にも博識で聡明な人を配置すべきだったんじゃないだろうか。橡さんはわりとアウトローだしなあ。
     陰謀が明らかになり、システムに支配された世界でシステムを管理する相手が敵という状況はゾクゾクしましたが、黒幕さんは予想通りだった上見るからにただの小者でガッカリ。
     サスペンスとか殺人事件とかよりも、近未来のコミュニケーションが希薄になり命に触れる機会のなくなった少女(子ども)たちの精神が見所かな。鈴木敬太郎さんの話が出てきたときは素直にゾクッとしました。

  • 前半ちまちま読んでいて辛かったけど後半一気に読みました。矢野がお気に入り!理由はわたしと名前が同じだから。あとピンクだし。

  • タイトルは比喩だった。狼でない(´・ω・`)でも面白かった。

  • この本から京極夏彦にハマりました。
    めっちゃおもしろいです!
    かなり分厚いですが一気に読んでしまいました!
    近未来がテーマなんですが、妙にその設定もリアルな所がまた面白い!
    そして京極さんの作品全てにおいて言える事ですが、出てくる人達がとっても魅力的です!
    一読の価値ありです!

  • 仮想未来での事件の話。
    誰が敵で誰が味方か分からない
    という状況の緊迫感が凄い。
    登場する少女達もそれぞれ個性豊かで魅力的だった。

    殺すことへの意識の問題は、
    なかなか深かったかなと。
    細かいところかもしれないけど、
    占いの解釈の仕方に納得した。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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