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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198613822
みんなの感想まとめ
人間の運命が交錯する連作ミステリが展開され、謎の占い書『フォーチュンブック』を巡る物語が描かれています。この書物は人の不幸を予言し、登場人物たちを翻弄することで、彼らの悲劇的な運命を浮き彫りにします。...
感想・レビュー・書評
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或る占い書を巡り、関わる人物たちの運命が交錯する、連作ミステリ小説。
人間の不幸をのみ予言する謎の書物『フォーチュンブック』の影響下において、翻弄される人々の悲劇を描いている。
構想は滋味があるものの、複数の事件が絡まり過ぎて、少々雑然とした感や唐突さは否めない。
もう少し物語の枝葉を整理し、練り上げてからならば、もっと洗練された群像劇ミステリになっていたかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりの再読。フォーチュンブックを中心に据えているようで、歴史に残る昭和の犯罪の真相が描かれているという趣向が面白かった。
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人の凶兆のみを予言し、読者の連鎖的な自殺を
誘発する謎の占い書・フォーチュンブック。
この本を偶然手にした7人の男女は、知らず知らず
昭和という時代の共犯者の役割を演じることに…。 -
20141005 ストーリーの組み立てが凄い。有名な事件の繋げ方も巧み。何より話しを信じさせてしまう文章力。読んでいて久しぶりに時間を忘れた。
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以前から少し気になっていた北森氏の本。
とりあえずシリーズものでなさそうな本を1冊読んでみようと選んだ本でした。
フォーチュンブックという悪い事だけを占う本を巡る話がいくつかの章に分かれて書かれています。
それぞれの章は別々の話になっていて、短編集を読む感覚で読む事が出来ました。
最終的にはそれぞれの話が繋がって1つの世界を作っているのですが、思っていたよりも文章が読みやすく、内容も面白かったです。
タイトルが何故『共犯マジック』というのかが少し謎ですね。
おそらく、最終的に判明する共犯者たちの繋がりを指しているのだとは思いますが・・・私的にはあまりピンとこなかったので。 -
北森鴻は旗師冬狐堂シリーズが好きで読んでいたが、この作品はどうも自分のテイストに遭わないようだ。決して出来が悪いわけではないのだが。いや、むしろ、フォーチュンブックという狂言回しなどは良く出来ているし、ここの短編が微妙に絡み合って大きなストーリーを作っているところなどは連作者としては見事としか言いようがない。でも、なぜか読んでいて心躍らない。キャラクター造詣がうまく出来ていないのか。それとも、複雑に絡みすぎた短編が、出来すぎた伏線であるからなのか。きれいにまとまりすぎていて、驚きもないし印象も薄い。残念。
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北森鴻作品初読。
おーっ、そ~つながるか!!!と思いながら一気読み。
リアルに起こった事件にうまく絡めて、もしかしたらそういう真相だったのかも?とか思わせる。
他の作品も読みたくなったよ(ノ´∀`*) -
何がどうつながるのかなかなかわからない。よく作られているな、と思った。
この作者は文章がキレイでいい。読んでいて気持ちいい。
ただ内容はちょっとこじつけすぎっていうか出来すぎというか。。。
どうつながるのか??という気持ちで読み進めた感じかな。感動できるほどではなかった。 -
歴史ミステリーにして、連作短編。どちらにしても至極上等。ツボにはまりすぎ。昭和の犯罪史に着目したのがユニーク。細かい欠点はあるけど、こんな壮大なホラを吹けるなんて、すばらしい!。
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"フォーチュンブック"という占い本を中心に展開するストーリー。最初の数章は、オチの薄い単なるオムニバスかと思ったら、後半でガンガン伏線回収でつながっていく。数日かけて読んだので、ちょっと人間関係が把握しきれてない状態。もう1回最初から読んだ方がいいかもしれないけど、また今度。
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フォーチュンブックがテーマの連作。それぞれの短編はよくできてて面白かった。でもフォーチュンブックで繋げなくても、と思った。
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"フォーチュンブック"という本を中心に話が進んでいくんだけど、この本自体は概要しか書かれていなくて、どういったものなのか割と謎。本当に存在しそうで何だか少し怖い。
一つ一つの話も面白かったし、一気に読めてしまった。
続きとか書けそうなんだけど、ないのかなぁ。 -
昭和40年代初め、ある占い書・預言書が話題となった。
<フォーチュンブック>というその本には徹頭徹尾「明るい未来」というものが存在しない、人の不幸のみを予言するのである。
予言を苦にした自殺者が出てくるにいたり、全国の書店は販売自粛の動きをみせ、ほぼ完全に姿を消した。
が、その問題の本が蜷川哲治の勤める松本市内の書店の倉庫に7冊残っていた。
そしてその本を買った人たちのその後の運命は・・・。
面白かった~。
連作短編形式ですけど、しっかり繋がっていて、あの買ったこの人がこの人なんだ、と確認しつつ読みました。
そしてすごいのは昭和の犯罪史にもなっていること。
帝銀事件、三億円事件、グリコ・森永事件などと絡ませてあり、その料理の仕方も納得。
そして読み進むにつれ、タイトルの意味が重さを増してきます。
いやぁ、巧い。
たんなる占い本、のはずなのに禍々しいほどの悪意を感じさせる<フォーチュンブック>。
占いなんて気の持ちよう、であるはずなのにこれでは呪いとしかいいようがない。
そうとはわかっていても、やっぱ目の前にあったら占わずにはいられないんだろうなぁ。 -
不幸な未来しかだけを必ず当てる占いの本をモチーフにして、昭和の未解決犯罪をつむぐ「奇妙な話」の連作短篇。
それにしても、北森鴻と愛川晶って何か関係あるの?(愛川晶という人物が登場する。)
それにしても(再)、蓮杖那智も、冬狐堂も、まだ続きがあると思っていたよ。合掌。 -
「フォーチュンブック」売ってたら買う(笑)。これは魅力的。「フォーチュン」とかいいながら人の不幸を予言するだなんて、こりゃもう「幸福の手紙」のノリ。めちゃめちゃ悪質。
で、この「フォーチュンブック」を手にした人たちの運命が絡み合っていく様子がすごくいい。そりゃあ「こんな偶然あるかいっ!」って言ってしまえば終わりなんだけど。「あっ、この人もそうだったのか!」という驚きのほうが大きかった。
かの有名な「帝銀事件」や「江崎グリコ事件」。そしてさらに有名なあの事件まで、現実に起こった事件とフィクションの部分との取り合わせが上手い。読んでいるうちにこれが「真相」のような気がしてきたし。 -
<b>「あり得るんですよ。何事も。それが偶然であれ、必然であれ。いや、あったという事実をねじ曲げる必要がないというべきか」<br>
「まるで、哲学だな」<br>
「いえ、単なる過去の歴史を振り返っているだけです」</b><br>
(P.244) -
おおおーっ! なかなか大げさかつ大胆な展開で
かなり面白いっすねー。ここまで大胆な発想を
緻密に書かれると文句なく引き込まれ面白く読めますよね。
とある占い本を巡っての連作ミステリと思わせておいて
実は背後に超大物級の事件がリンクしてくる2段構え。
様々まピースのハマリ具合も無理なく(小説上ね)読ませ
さすがに上手いっす!
余談ですが今作には可愛い女性役で「愛川晶」が
登場します(笑)。仲がいいんだねー。 -
同じ書店で不幸しか予言しない占いの書『フォーチュンブック』を買った人たちの話
昭和史に残る大事件に彼らがかかわっていたという設定以外は展開として普通だった -
不幸な未来しか予想しない占い本「フォーチュンブック」をめぐる話。
結局、巡り巡って、不幸な犯罪、結果しか生まれなかったという話。
面白いけどね。 -
人の凶兆・不幸のみを予言する、謎の占い書「フォーチュンブック」。読者の連鎖的な自殺を誘発し、回収騒ぎにまで発展したこの本を、松本市のとある書店で偶然入手した、七人の男女。彼らは、運命の黒い糸に搦めとられ、それぞれの犯罪に手を染める。そして知らず知らずのうち、昭和という時代の“共犯者”の役割を演じることに…。錯綜する物語は、やがて、驚愕の最終話へ—!!連作ミステリーの到達点を示す、気鋭・北森鴻の傑作最新長篇――――――各章の各登場人物や各事件が、最終章で一つの事件に繋がる。よくありがちな構成かな。キーワードは昭和。最後に暴かれる真相についてはそこまで驚かなかった。自分としてはこの本はミステリとはやや違うかな。文章は上手かったです。癖のないスッキリした文章なのでとても読みやすかったです。
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