クリストファーの魔法の旅―大魔法使いクレストマンシー

  • 徳間書店
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198614355

感想・レビュー・書評

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  • 4作目にして、やっとクレストマンシーメインの話。
    挿絵は、ちょっといけすかない奴ですが、これまでの少年2人と同じく素直な…でもやっぱりちょっとこまっしゃくれた感じな。
    これまでよりもすいすい読めて、すんなり入り込めて良かったです。
    その少女小説など読んでみたいです。寄宿学校のために来ちゃう女神がとんでもなくって、かわいい。きっとその後の性格は、学校で半分ごっこ遊びをしていて身についたのだろうか、とか、じゃあクレストマンシーとの現在も、高度なごっこ遊びなのか、とか色々妄想でした。

  • きょう読了。クレストマンシーシリーズ2巻目。
    以前読んだことがあったけど中身は覚えていなくて、でも読み始めたら、ぼんやりと雰囲気を思い出した。破いたり、ほうきではき集めたり、呪文が妙に物理的なのが面白い。取り出した命がくたっとしてるっていうのも。ただ、最後の大団円のつくりは、ちょっとご都合主義に思えなくもない。クレストマンシーになること、そんなに簡単に受け入れられるのかなぁ。
    この巻に出てくるミリーが「魔女と暮らせば」のミリーかと思うと、ちょっと不思議。

  • 大魔法使いクレストマンシーシリーズの一応4作目。
    おぉ、こう来たか、という感じで、結構前半から楽しく読めました。時系列的には「魔女と暮らせば」より前の話なのですが、「魔女と暮らせば」を読んでいるおかげで、別の楽しみ方がありました。
    どうして、この作品の男の子はちょっとこう頼りないのだろうかとも思いつつ、いろいろなことを考えて成長していく姿を楽しんでいたら、特に、問題勃発の後の成長ぶりが素晴らしく…。
    個人的にはタクロイも魅力的なキャラクターだと思います。
    女神もとても素敵な女の子で、でも、彼女って「魔女と暮らせば」でも登場した彼女ですよね。
    そんな風に、いろいろな伏線が、シリーズ全体にわたって引かれ、回収され、という感じで、シリーズを早く読破したくなりました。
    それにしても、「魔女と暮らせば」のグウェンドリンもそうだったけれど、親切そうな顔をして他人を利用して嵌める人がまた登場。反面教師なのかもしれませんが(多分、クリストファーはラルフ伯父からいろいろ学んだと思うし)、物語の中の毒だと感じます。勧善懲悪で終わって良かったです。

  • 文句なしに楽しくて、大好きな一冊です。

  • 少年時代?青年時代のクレストマンシーを覗き見できて新鮮だった。
    そこら辺にいる少年みたいだ。読むまで魅力的な部分があるかと思ってた。性格がキャットに似てる。

  • 感想記録なし

  • 大魔法使いクレストマンシー、クリストファー・チャントの幼少期。
    命が9つある理由、銀がダメな理由、平行世界の成り立ち、普段心ここに在らずな焦点の合わない目つきをする理由など、色々なことが判明して行く一冊。
    命を大事にしない無謀なクリストファーにやきもきさせられながら、最後はちゃんと落ち着いてくれて良かった。
    毎作品思うが、冒険が決着した後のことにも触れて欲しい。
    この後どういう生活だったのか、ラルフ伯父さんは捕まった後どうなったのか、両親はあっという間に仲良くなったが(これぞ魔法を使った様な不思議な展開)どういう暮らしをしているのか、女神のその後は、、、気になる!
    最後の手紙で日本が誉められているのは嬉しかった。

  • 好きじゃなかった
    何が起こってるのか
    理解できなかった

  • 2021/04/19

    ・これも読んだはずなんだけど全く覚えてなくてとても新鮮な気持ちで読めました。

  • 前回レビューを書いた「魔法使いは誰だ」で子供たちを助けてくれた大魔法使い、クリストファーの子供のころの話です。彼は九つの命をもつ大魔法使いで、あらゆる世界の魔法が正しく使われているか管理するクレストマンシーという役職についてます。前作では落ち着いていて物腰静かな彼だったのですが、子供のころを知ると、どうやってあのような大人になったものか気になります。物語のなかでも成長していくんですけどね。前半は次々命を失っていく過程にハラハラし、文句ばかりいうクリストファーにイライラするのですが、後半一気に伏線が回収されて物語が進んでいくところは面白かったの一言につきます。

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著者プロフィール

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones)
1934年8月16日 - 2011年3月26日
イギリスのファンタジー作家で、子ども向けの独創的なファンタジー小説を記す。代表作に『ハウルの動く城』『大魔法使いクレストマンシー』のシリーズがある。
2004年に『魔法使いハウルと火の悪魔』が宮崎駿監督・スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」として映画化され、日本でも広く知られるに至る。

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