竜とわれらの時代

  • 徳間書店 (2002年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198615857

みんなの感想まとめ

多様なテーマが織り交ぜられた物語は、恐竜学や地域共同体、宗教と科学の関係、さらには原発問題に至るまで、深く考えさせられる要素が満載です。しかし、情報が詰め込まれすぎているため、焦点がぼやけてしまう印象...

感想・レビュー・書評

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  • 恐竜の名前を言われても全然想像が出来ないので、スマホ片手に検索する事が多かった。ストーリーとしては面白かったけど、発掘作業の泥臭さは感じなかった。大地と海也とか忠明のコンビネーションがもっと描かれていれば良かったな。

  • 二段組みで444ページという大作。
    まずまずの評価のようだけれど、何がテーマなのかよく分からなかった。
    色々な問題が取り上げられているけれど、どれかに絞った方が良かったのではないか。

  • やや説明調なのは仕方ないけど、ちょっと詰め込みすぎたかな。
    地域共同体、恐竜学、宗教と科学の関係、原発問題等、
    考えさせられる問題は多いが、焦点がぼやけてしまった感。

  • ブロントサウルスって本来は水平かやや下に首を伸ばしていて、ジュラシックパークのように首を上に伸ばすことはできなかったそうです。ましてや後ろ足で立ち上がることなど論外だ、ってこの小説は言ってます。ジュラシックパークがリアルだっただけに信じきってましたね~。

  • 8年ほど前に読んだのを実家で見つけてきて再読。この本で初めて川端裕人に出会って、新刊が出れば必ず買う作家の一人になった。あのときは物語の本流に流されるように読んで興奮していただけだったけど、インテリジェント・デザイン論のことを少しは知るようになったり、アメリカについてのドラマやレポートを熱心に摂取したり、福井県に行って恐竜博物館を見学してきたり、まちづくりというものに考えを致したり、行政の動き方について見聞きすることが増えたり、世の中では原発事故が起こってしまったり、自分が歳を取ったりした今になって読むと、生々しさが増して読み応えがあった。専門用語が頻出する場面はさすがに難しくて読みこなせないけど。でも作者はちゃんと登場人物に言わせている「恐竜とのつき合い方は、ひとつではないのだな」。

  • おもしかった〜!話はある兄弟が山で恐竜の化石をみつけるところから始まる。それから数年後、兄は古生物の研究者となり、弟はその地に根差した生き方を選ぶ。たったひとつ確かなことは大昔、この地にとても大きな生物がいた、ということ。しかし、それをめぐる人々の思惑は様々。発掘される化石が導くものは?でてくる化石の説明についてはかなりいい加減に読んじゃったけど、科学と宗教、アメリカと日本、そして原発。いろんな要素が混ざり合ってこれはどこに向かうんだろう?と飽きさせない。そしてばあちゃんズの存在がとても素敵。大地が学会で教授と対立する発表をするところとかはわくわくした。

  • 恐竜の魅力って、ぴんときません。基本的に大きいモノに惹かれないからだと思います。そんな私でも、面白く読めました。恐竜自体というより、それをめぐる人間模様が主題な感じですね。
    人物造詣が上手いと思います。私は断然、大地が好きですねー(笑)どうしても譲れないものがあって、それに対しては死ぬほど一所懸命で、でも他のことにはてんで不器用な、生きていくのがタイヘンそうな人が好みなんです(爆)

  • この作者の他の作品と同様に、そのディテールの確かさと登場人物の生き生きとした描き方には常に注目です。本作品は、日本最高の恐竜小説であるが、恐竜化石とその発掘をモチーフに、地域信仰と現代のハイテク技術を絡めたエンターテイメント小説でもあり一読の価値ありますよ。作者の他作品もいいですよ。「夏のロケット」「リスクテイカー」その他。

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著者プロフィール

川端 裕人(かわばた・ひろと):1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。『ドードーをめぐる堂々めぐり──正保四年に消えた絶滅鳥を追って』『おしゃべりな絶滅動物たち──会えそうで会えなかった生きものと語る未来』(ともに岩波書店)、『我々はなぜ我々だけなのか──アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社、科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞)、『科学の最前線を切りひらく!』(筑摩書房)、小説に『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会、新田次郎文学賞受賞)、『川の名前』(早川書房)、『銀河のワールドカップ』(集英社)など多数。色覚をめぐる絵本に、『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』(絵・中垣ゆたか、講談社)がある。

「2025年 『新版 「色のふしぎ」と不思議な社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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