愛と悔恨のカーニバル

  • 徳間書店 (2003年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198616540

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂幸太郎のエッセイ集『3652』。
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101250294

    その書評の文章に複数回登場していた作家、打海文三。
    最初に読んだ『ぼくが愛したゴウスト』が興味深い作品だったので、この作品も読んでみることにしました。

    主人公は19歳の姫子と翼。
    8年ぶりに再会した、幼なじみのふたり。

    翼はある日、駅で別の少女と出会います。
    その子に関わったことにより、少年グループに狙われることになってしまった、翼。
    その影響は、姫子にも及んできます。
    ふたりはこの事件から逃れられるのか・・・という始まり。

    その想定で読み始めたのですが、途中から思わぬ方向に、話が展開していきます。
    「まさか」と思いながら読み進める感覚が、ミステリー小説としての、この作品の魅力なのかなあと、理解しました。

    グロテスクな描写が苦手な人にはおすすめ出来ませんが、厚みのあるミステリー小説を探している読者には、マッチする一冊だと思います。
     
    『ぼくが愛したゴウスト』打海文三
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/412205060X
     
     .

  • 姫子が恋した男の子・翼が次々と猟奇的殺人事件を起こす。

    残酷な恋とインモラルな性を清冽に描いているが、殺人事件を起こす原因がすべて翼と姉の人格によるものだとしてしまうと何でもありのような気が。
    安易な結末でした。

  • 図書館で。
    姫子ちゃんシリーズ。なんか読んでない作品がある気がする。今度借りてこよう。それにしても姫子ちゃんは言っては失礼ですがダメンズを引き付けるホイホイ的な存在なのでしょうかね?翼くんはなんだかよくわからない苦手なキャラでした。ああいう何考えてるのかわからないタイプが一番危ないんですよね、きっと。

  • 壊れた部分を隠して世界は回り、壊れた部分を隠してひとは恋をする。
    それでも恋は恋だった。
    狂っていると定義されても。


    ハンドルネームを使ったり、登場人物の話し方に違和感はあれど、文体や構成がそれを凌駕して物語へと惹き付ける。
    おそろしくつよく。

  • 割りと始めの方から義務感で読み進めた。
    以前読んだ「ぼくの愛したゴウスト」でも思ったことだが、作中の登場人物が自分とは全く違う別の世界の住人のように感じる。人っぽいけどパラレルワールドの住人。そんな時にそんな事思わないし言わないよ、って事が多すぎる。
    使われる単語にもいちいち引っかかる。キャッシャーなんて単語使う?普通にレジでいいんじゃ?2003年にパソコン通信て…。鯨女…ピノキオて…。親しい人とメールのやりとりをする時にハンドルネームなんて使わないですよ。ニックネームでやりとりする事はあっても、それをハンドルネームとは言わない。結構重要な要素として使われてる部分に違和感を感じまくる。
    残念。

  • 姫子が恋したのは破滅へと疾走する美しい男の子・翼。アーバン・リサーチの探偵・佐竹が翼を追う。浮上する連続猟奇殺人事件。耳を削がれた死体は何を物語るのか。残酷な恋とインモラルな性を清冽に描く。大薮春彦賞受賞作家が放つ衝撃作。

    アーバン・リサーチ・シリーズ 5

  • 最初はおもしろかったけど、翼が起こす事件はグロイし、突拍子もない登場人物ばかりでついていけなくなる・・・。
    みすずも楼蘭も靖子も全く理解できないし・・。カニバリズムは受け付けないわー。

    ○事件は解決し、姫子に朴から電話が掛かってきて、また結婚の話をされる。

  • 打海作品初読。伊坂幸太郎さんが影響を受けた作家さん、という事実を知ったのが先にありきで。そのきっかけでなかったら、手にとっていなかっただろうし、読み終えてもいなかったかも。ううーん。。。たしかに初体験の文体や世界観ではあったかも。。。。。わかったような顔をして、翼の求めたものやむぎぶえの狂気なんかを語ることもできそうだけど、なんか、素直にいえば、私には理解が及ばなかった。きっとわかるひとには美しい作品なんだと思う。でも、いろんな意味で遠かった、私の持ってるものとか欲しいものには。さらにはこれはどうやら「されど修羅ゆく君は」という作品の続編でもあるみたいだし、そこらへんもさらに初読向きではなかったのかも。「Rの家」というのが伊坂氏オススメだったので、いつか機会があればそれは読んでみたいかな。でもきっと、この方の世界には、入っていけないきがする。キャラは魅力的なひとが多いんだけどな。そうなる、そうする、そう思う、理由がわからない、ことだらけだった。伊坂さんの読みやすさから想像して入ると、壁が厚い1冊だった。

  • 口語が独特だけど、慣れればそんなに気にならない。
    姫子ちゃんがなぜあんなに皆に愛されるか、
    本文中に説明もあるけどいまいち納得できないわ。
    姫子ちゃん以外の女性登場人物がパワフルでミステリアスで魅力的すぎて
    かすんでるのかも。
    楼蘭がいちばん好きだった。

  • 19歳の姫子と翼。翼の姉むぎぶえ。妄想から逃げ切れない姉弟といくつもの猟奇的な殺人。姫子はこの姉弟を救えるのか?(ちょっと無理)R指定です。相当のバイオレンスを含みます。

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著者プロフィール

1948年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。92年『灰姫鏡の国のスパイ』が第13回横溝正史賞優秀作を受賞し作家デビュー。2003年『ハルビン・カフェ』で第5回大藪春彦賞を受賞。07年10月逝去。

「2022年 『Memories of the never happened1 ロビンソンの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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