はるになったら

  • 徳間書店
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198616779

作品紹介・あらすじ

はるになったら、ちいさなおねえちゃんがちいさなおとうとにしてあげたいこと。それはね…。愛情いっぱい、そしてちょっぴり背のびした語りかけと気もちにそっとよりそう絵が忘れがたい絵本。

感想・レビュー・書評

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  • おねえちゃんが、おとうとに語りかける。

    はるになったら、おはなを たくさん つんできて、はなたばを つくってあげる。
    から始まり、ゆきがふったら…あめがふったら…
    かぜがふいたら…とおとうとに向けての優しい語りかけが続いていく。
    それは、まるでおかあさんのようで…
    そして、おねえちゃんもきっとおかあさんから語られてきたことだろうと想像させられる。

    最後の いつか、あたしが おかあさんに なったら、あかちゃんを だっこさせてあげる。
    こんなふうに!
    と言って小さなおとうとを抱っこする小さなおねえちゃんがとても微笑ましい。
    やっぱり、おかあさんの気持ちになっていたんだね。


    ちょっびり背のびした語りかけと気持ちによりそう絵が忘れがたい絵本。




  • 小さなおねぇさんが、大好きな弟へ向ける愛情の世界がとっても可愛らしく美しい絵本。

    はるになったら、お花をたくさんつんできてあげる…
    から始まるこの物語は、可愛い弟のためなら何でもしてあげたいと弟のことをいつも考えている、そんな小さなおんなの子の、おねぇさん日記のようだった。

    えいがにいったら、
    うたを おぼえてくるね。
    おうちで まねして うたってあげる。

    ここが、なんだかとても可愛らしく感じた。

  • 福音館書店の『ねえさんといもうと』が良かったので、ほかにもなにかよんでみたくて、ガース・ウィリアムズ絵のこちらを借りてみた。

    ちいさな おんなのこが、ちいさな おとうとに してあげたいこと。
    それはね……。

    表紙から受ける印象とちょっと違いました。
    標題紙はすごくいい感じがして、はじめのページがこわい。
    個人的には、いいなと思う絵のページと、うーんと思う絵のページの落差がすごい。
    「ゆめに おばけが でてきたら」がすごく頼りになって弟だったら嬉しいだろうな、と思います。
    はじめに、「わたしのおねえさん、ドロシー・アーノフへ」とあります。

  • 面白い

  • 0y5m
    反応は良い。

    これからお姉ちゃんになる子供がいたら読みたくなる本。
    優しい気持ちがいっぱいの話で癒されます。

  • 小さな弟を思う、小さなお姉ちゃんのおはなし
    この世界には愛しかない

  • 春の匂いのする絵本。軽くて青緑の爽やかさと優しさ。…と思って改めてタイトル見たら、はるになったら。
    あぁ、素晴らしい画力。

  • 姉弟の美しい世界観は、少し現実離れしているような‥
    飽きっぽく我儘で、自分に注目してもらいたいのが普通の子供。
    ‥と思いつつ、あっさり切り捨てられないのは、絵の力でしょう。

    実際は、いつでもこんなに愛情あふれた女の子はいないでしょう。

    でも、普段隠れていても確実に心のどこかにある優しさ。

    美しく愛らしく、どこかしら一生懸命な優しさが、心に沁み通ります。

  • 以前読んだ小説に登場した作品で、ずっと気になっていたので読んでみました。

    ちいさなお姉ちゃんが弟にしてあげたい事、いーっぱい!
    それは遠い未来の話にまで続いているんだな~と思うと、なんだか胸がほっこりしました*

  • 資料番号:020199493
    請求記号:E/ウイリ

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著者プロフィール

1915-2013年。米国ヴァージニア州生まれ。ウィスコンシン大学卒業。出版社で50年以上にわたり児童図書の編集者として活躍するかたわら、絵本作家として60冊以上の作品を出版。主な絵本に『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)、『かぜはどこへいくの』(偕成社)、『ねえさんといもうと』(福音館書店)、『あらしのひ』『いつかはきっと』(ほるぷ出版)、『はるになったら』(徳間書店)などがある。

「2018年 『かあさん、だいすき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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