押井守の映像日記 TVをつけたらやっていた 押井守の映像日記

  • 徳間書店 (2004年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198618087

感想・レビュー・書評

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  •  深夜や休日の昼間になんの気なしにテレビをつけてみたらよく知らない映画をやっていて途中からだがダラっとみてしまったという経験はないだろうか。この本はだれにでもあるそんな日常を描いた映画レビュー本。作者はうる星やつら、GHOST IN THE SHELLなどの監督で知られる押井守。
     1つ1つの映画に関してきっちりとレビューしているいわゆる「批評本」ではなく、本当にテレビをつけたらやってた映画について感想がかかれているから当の本人もストーリーを知らないときやDVD化されていない作品についてのレビューもありその脱力感も売りな1冊。
     こんな内容であってもこの本を売り物に出来るのは、監督・押井守の洞察力の鋭さがあってこそ。ある映画から抜き出したワンシーンに対する批評・考察・妄想はさすがといえる。

  • 自称いい加減な、テレビ・映画のコメントと言うことで本当にいい加減。
    押井さん好きなら、テレビの見方・生活が垣間見れて面白いと思う。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 途中から見る、日常の用事の合い間に一部分だけ見る、何度も繰り返し見るなど、TVでの映画鑑賞スタイルが自分と同じ。

    いぬ好き、おかっぱ好きをPR

  • ちゃんと読んだ。

  • 本当にTVをつけたらやっていた てゆう本 ブログとかでやれよ(笑)

  • 押井 守が書いているということに絶対的価値を見出せる人以外は別に読まなくてもいいんじゃないだろうか。いや、つまらなくはないけど・・・・・・。頑張れば誰でも出せる感想文(本人もそんなこと書いてた)がズラッ〜と載ってるだけ。

  • 2004年は、映画「イノセンス」の公開にあわせて、映画監督、押井守の著作ラッシュであった。
     その中でも、1月という、最も早い段階で発行されたのが、本書である。
     指摘することに意味があるかどうか、2004年発行の押井著作の中で、おそらくはこの本が一番くだらない内容だと思う。

     映画監督が映画を語った書籍は、これまでも古今東西膨大に存在するだろうし、その中には映画制作や映画評論の世界で非常に高い評価を受けるような名著も存在するかもしれない。
     映画製作を全く行わずとも、映画に関する言及だけで評価を保っている映画監督というものも、この世界には存在するものだ。
     しかし、この本をその体になぞらえて評価するのであれば、これはなんと言うか、全く持って映画制作にも評論の役にも立たない、分類するに当たってよく訳が解らない映画感想文の集積といえる。
     要するに、映画監督が仕事を追えて自宅に戻り、映画監督から普通のおっさんになった時にテレビでたまたま見た映画の、普通の感想が、よりによってアニメージュという、由緒正しいか正しくないかはともかく老舗のアニメ雑誌に連載されたこと自体、意味が良く解らないのだが、その解らない連載を一冊にまとめたのが本書なのである。

     そんなわけで、いかに押井守という、今や海の向こうでもうっかりすると取り上げられたりする映画監督が書いた感想文とはいえ、どうやら批評対象の、作品タイトルぐらいは何とか間違えずに本文に反映されてはいるものの、何せ自宅で寝っころがって観てるわけだから冒頭部分をすっ飛ばして途中から観始めるのは当たり前、出てる役者の名前は思い出せないまま書き進められたり、見ている最中に犬のトイレの世話をしたり、横になってダラダラ見続けていたらしまいには、奥さんに睨まれたりとっとと風呂に入りやがれとせっつかれたりする日常の中、この映画感想文は進行する始末。
     要するに、普通のおっさんが、普通の生活の中で不自然なく映画を見るということは、概ねこのようなものであって、頭から最後までキッチリ目をさらにしてみることなど、それは「映画ファン」と呼ばれる極小数の民族のきわめて偏った鑑賞形態でしかないことを露呈し、むしろ逆に、適当に見られるべきテレビ映画を、あえて多数の見方として、適当に紙に留めるとどういった感想が成り立ちうるかという、押井自身の試みがこの連載だったようなのである。
     だから、本文での言及において、正確を期しているのは、「押井がその時どう思ったか? どう感じたか?」だけに集約される。
     例えば本書では、「ルトガー・ハウアーによく似た役者」が主演を務める映画が紹介される章がある。
     しかし、実際に押井が見ていたその映画の主演はルトガー・ハウアーなのである。似た役者だと思っているのはその時その映画をテレビで見ていた押井だけ。だから、この映画の評論でわかるのは、押井はルトガーハウアーを、ルトガー・ハウアーに良く似た役者だと勘違いした、ということだけなのである。
     それでもこの本を映画書籍として楽しみたいのなら、映画を観ること、映画を観たこと、観た映画について語ること、それら三つにはそもそも何の関係もなく、独立した別の事柄でしかないという理解と、言わば覚悟が必要になる。ちなみに、この指摘は押井守が監督した「トーキング・ヘッド」という映画論映画からの引用でもあるので、興味のある人は合わせて鑑賞することをお勧めする。

     それ以外にも本書で解ることはいくつかある。概ね以下、

     ・押井守は奥さんと犬とで熱海に暮らしている。
     ・押井守は犬が好きである。
     ・押井守は犬と銃器の出てくる映画も好きである。
     ・押井守は犬の腹をなでながら映画を観ることが多い。
     ・押井守は奥さんにせっつかれて風呂に入る
     ・押井守はドラクエなどが発売されるとゲームに忙しくなる
     ・それでなくても、犬のトイレの世話が忙しい
     ・押井守は佐伯日菜子に惚れている。
     ・押井守は武田久美子のおっぱいに感心した。
     ・押井守はオカッパ頭の女が超好きである。
     ・押井守はどちらかというと演出する場合は微乳を好む。貧乳などという形容はもっての外だ。

     …以上だが。

     しかし、押井守についての上記の事柄が、いまさら新規の情報であるかといえば、まあそれほどって感じでもあって、ましてや一般的な映画ファン、アニメーションファンにとってしてみれば、なんつーか水虫のカスみたいな情報じゃねえかなとも思う(僕は喜び勇んで読み進めたけどさ)。
    だからお金出して買うほどのもんなのかどうかってのがまあアレな訳だが、巻末には、あとがきの代わりに本書の構成なども手がけた渡辺麻紀さんによる、押井監督インタビューが収められているし、紹介された映画についての正確な注釈は全部渡辺さんだしだから、渡辺さんのファンは買うと良いと思うな、僕。

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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