マイがいた夏

  • 徳間書店 (2004年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198618643

感想・レビュー・書評

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  • ものすごい名作だと思う。

    菱木さんの訳文の素晴らしさ。
    もとの物語を本当に美しく映像化しうる日本語で目の前に浮かばせてくれる。
    実際には見ていない、島の森の色、学校の音楽、ハリーの古い団地の室内の色調までがしっかり見えてくる不思議。

    物語も素晴らしいの一言。
    誰もが近い感情を味わったことがあると思う。
    12歳、13歳の彼らの世界が手に取るようようにわかる。
    胸が掻きむしられるほど苦しくて、静かに泣きながら読んでしまった。

    今、30代になった自分の目からは、ハリーとその母の難しい関係が一番胸にせまった。
    ハリーの生い立ちが明らかになったときの絶望感も同じく。祖母が、父が、そして母の現在の姿。

    ハッセとマイと自分の関係も辛かったけど、脱走兵の密告シーンで、ヤンが一瞬ハリーを抱き寄せて礼を言った場面、胸を突かれました。
    本当にハリーはずっとこのことを悔やみつづけるだろうな。
    マイのことほど、面に出ないけれど、ヤンのこともずっと引きずってしまいそう。

  • スウェーデンの本なつかしい・・・、淡い思い出

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。父親の仕事の影響で、幼いころよりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学文学部に学士入学。卒業後スウェーデンに渡り、スウェーデン語を学ぶ。スウェーデンの子どもの本の翻訳の第一人者。2009年、その功績を認められ、スウェーデン王国より北極星勲章受章。訳書に『白クマたちのダンス』(偕成社)、「ステフィとネッリの物語」シリーズ(新宿書房)、『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)など多数。

「2022年 『リッランとねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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