沙門空海唐の国にて鬼と宴す (巻ノ1)

  • 徳間書店 (2004年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198618780

みんなの感想まとめ

異世界ファンタジーと歴史が交錯する物語が展開され、読者を魅了します。主人公の空海と橘逸勢は、長安を舞台に妖物や呪術に立ち向かうバディとして描かれ、彼らの冒険はまるで『陰陽師』のような魅力を放っています...

感想・レビュー・書評

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  • すごく久し振りにまとまった読書をした。この方の本は面白い上に会話が多いので余白も多く、思ったよりずっと早く読み終わる。ザックバランに言うと『陰陽師』でいうところの京都を長安にし、清明の代わりに空海、博雅の代わりに逸勢を置き、妖物から人間、自然界そして宇宙の法を密教を通して探るなんて、おもしろくないわけがない。世界中から人が集まる長安が舞台なので、平安の話でありながら外国のアレコレも満載で興味が尽きません。司馬さんの本だったかで、仏教は宗教の形になっているけれど、ひとつの哲学体系である、というようなことが書かれていたのを読んだ覚えがあるけれど、そんなことを頭の隅に置いて、続きを読みたい。大変面白かったです。

  • 野々村馨『食う寝る坐る永平寺修行記』を読んでいるところを目撃され、取引先の人に教えてもらった小説。
    留学僧(生)として長安へ渡った空海と橘逸勢が、あやかしや呪術とおもわれる事件に遭遇してくというごりごりのファンタジー。
    空海=ホームズ、逸勢=ワトソン。

  • 獏ちゃん 空海好きやな

  • 『陰陽師』的な歴史的な人物が活躍するバディもの。助走なんだろうか、あれこれ含みを持たせながら次巻へ。橘逸勢がどう活きてくるのかが、面白くなるかどうかの分かれ道だろうか。

  • この世で一番大きなものは、言葉であり
    この世で一番小さなものも、また言葉であるー
    空海の考えてること、思想が面白い。

    橘逸勢と空海の掛け合いも軽くテンポがいい。

    映画を先に見たが、映画の白楽天のポジションに逸勢がいる感じなのだろうか。

  • 小説

  • 面白い。
    空海が入唐した時代をベースに、その半世紀ほど前の話となる玄宗皇帝と楊貴妃の虚実いろいろの伝説を絡めたオカルト?ファンタジー。
    呪合戦なところが陰陽師と通じるので、空海が安倍晴明なら、橘逸勢が源博雅か、という感じである。
    1巻は、嵐に遭いながらもなんとか唐に渡った空海の史実をベースに、長安の都に入るところまでと、このあと空海が巻き込まれていく騒動、というか通常20年は居てないといけないという遣唐使(留学)を2年で帰ってきた史実を、空海にはそもそもそ20年もいるつもりはなくさっさとすべてを学んで帰るというのを企んでいたという設定で、そのために騒動を利用しようとする空海と騒動に絡む主だった登場人物の物語が始まる。

  • 映画「空海」を見たので原作を読むことに。
    遣唐使として長安に入った空海が化け猫に端を発する怪事件に関わっていくことになる。
    映画の白楽天のポジションは遣唐使仲間の橘逸勢だが、彼と空海の掛け合いが同じ著者の安倍晴明シリーズを思い起こさせて心地よい。密教の話も面白い。
    1巻目はまだプロローグという感じなので、これからの展開が楽しみ。

  • 沙門空海と橘逸勢、遣唐使として唐で不思議な体験をする。

  • 映画化に備えて読み始めたが、構造は「陰陽師」と同じではないか。平安の世を唐の長安へ、安倍晴明を空海、源博雅を橘逸勢に置き換えただけの軽い読み物という感じ。本の分厚さから読めるかしらんと思っていたが、行間がスカスカですいすい読める。この著者はそれほど読んでいないが文学性はなくラノベ作家と考えた方がいいのかしら。まあ面白くないことはないので続編も読んでみることにはする。

  • 映画鑑賞前に予習として読書
    五百頁近い本が4巻!!
    この量の多さに思わず躊躇したのだが、展開が早く読書が進む。
    映画では主人公の一人と思われる白楽天が、ニアミスだけでまだ登場していない。 この巻ではいろいろな事件が起こり、一件は解決したかに見えたがどんでん返し! これから幾つかの事件が絡み合い、どんでん返しを繰り返しながら進んでゆくのだろう。 早く続きが読みたい!!

  • 映画の公開に備えて再読。
    巻ノ一はまだ序章。
    唐に渡った空海。密教を学びに行きたいのですが、ただの留学僧空海が高層に会いに行っても会ってもらえないだろうと、「あの空海」になって行こうと画策中。
    面白くなってきました。

  • 年末年始で全四巻読み終わる予定が、やっと一巻読了。
    流石、夢枕獏の書いた空海。
    面白い。ページを繰る手が止まらない。
    でも、休みの日はやる事が多過ぎて、第2巻に進めなかった。
    まだ、密教の修行にすら入っていない空海。
    第2巻への期待は更に昂まる。

  • 映画化されると聞いて、この小説の存在を知り、あわてて読みました。

    いわゆるホームズとワトソンの組み合わせで、陰陽師では、安倍晴明のところが、空海という感じです。
    舞台は唐の国ですし、歴史上の人々がいっぱい出てきます。
    しかし、おもしろい。
    四冊もある大作で読むのも大変でした。
    漢詩や歴史の知識がないので、読みにくいのもあります。
    そして、哲学的な、問答。
    それでも、解らないままにおもしろい。
    さて、映像化されるとどんな感じなのでしょう。興味のあるところです。

    そういえば、昔、空海という映画を見ました。あれもおもしろかったなぁ。

    空海自身が、おもしろい存在ですね。
    空海は、ダビンチのようにすべてに秀でた才能を持っていたような気がします。

  • ある程度史実に基づいたSFなのかな?空海はすごいと感じます。日本のスーパーヒーローの一人なのだとSFながら実感してしまいます。

  • 4で。

  • 獏節が炸裂してます(笑)
    でも、全4巻、一気に読ませられてしまった~面白い!SFだけど、和物だから引き込まれてやすいのかな、、(舞台は中国だけど)空海に興味が出ました。

  • 司馬遼太郎「空海の風景」に作者らしさを追加。北方謙三「水滸伝」あたりの影響はあるか。筆者の本は漫画のように読めるので分厚くても大丈夫。

  • 仏教系伝奇小説。
    あの傑作「上弦の月を喰べる獅子」を超えられるか?
    まだまだ序章。これから楽しみです。

  • 獏さんの作品で最高ではないかと思える1作!貞元20年(西暦804年)長安では役人、劉雲樵の屋敷に猫の妖物が憑依、怪しき「予言」をなす…
    同じ頃、遣唐使として橘逸勢らと共に入唐した若き日の空海は、洛陽で謎の道士・丹翁と会う。やがて長安に入った空海は青龍寺の鳳鳴と共に妖物を…
    若き空海の活躍の幕が開く中国歴史伝奇第1巻!間違いなく面白い! 

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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