鬼を斬る 山田浅右衛門涅槃斬り

  • 徳間書店 (2005年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198619794

感想・レビュー・書評

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  • 落ち着き払った松陰の姿を見て、この男は罪人ではないと、吉利は確信した。でも、重罪か無罪か、それを判断する立場になく、首斬り浅右衛門の使命は土壇場の罪人の首を打つことだけ。何かいい遺すことがありましょうか。そこもとが山田浅右衛門どのでござろうか。いかにも。ご配慮、かたじけのうござる。・・・されば・・・ 「親思ふ 心にまさる親心 けふのおとずれ 何と聞くらむ」と、ちいさな声で詠んだ。一心に松陰の西方浄土を念じながら、吉利は、己のすべてを込めた涅槃斬りを。

  • 小説「斬」の関係から読む。斬は明治維新の激動期の物語だったが、この本はその手前の時代を描いている。江戸が終わろうとしている時、斬首は普通に執行されていた。政治犯も強盗や殺人犯も首切り浅右衛門から首を斬られたのだ。死刑制度はこの制度のおかげで大量の死刑者を出さずにおれた。

  • 10/12/19 山田浅右衛門の話。読みごたえあり。

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著者プロフィール

1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。近年は剣豪・時代小説の分野で活躍し、「はぐれ長屋の用心棒」「まほろし銀次捕物帳」「闇の用心棒」「八丁堀剣客同心」「流想十郎蝴蝶剣」シリーズなど作品多数。

「2023年 『剣狼の掟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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