- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198620745
感想・レビュー・書評
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とても細かく、見ていて息苦しくない絵。
絵を専門に描く人にはわかると思うけど、この人が描くような
細かいデッサンや描写は女性には性質上出来ないという。
ただ、あくまで物語の背景を描く人の絵なので
ゴッホや絵一枚で全てを語ることが出来るそういう画家とは違う。
インパクトが弱く、何か残るかと言われると残る物ではない。
個展にもいったけども、やはり「画家」とは違う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
劇場アニメの背景画、美術設定を描かれている男鹿和雄さんの画集。
去年初めてジブリ美術館に行った時に、欲しい!!と思ったポストカードが全て背景画メインでした。裏面に男鹿さんの名前が記載されており、こんな素敵な絵を私も描いてみたいと強く思い、図書館で画集を借りました。
実際に使われていた背景の解説だったり、愛用している道具等が掲載されており大変勉強になる1冊。
観察することの大切さ、その積み重ねで男鹿さんの作り出す背景画が出来上がるのだなぁ。
本当に絵を描くと、あらゆる物がこう出来ているのかと発見の連続だと思う。
それは絵と関わりのない人からすると役に立たないかもしれないけど、一度じっくり描いてみると皆共有できる感覚だと思う。
その積み重ねが素晴らしい。 -
私は学校で風景を好んで描いていますが、頭の中にある風景でして、現実をよく観察することはない人でした。
本書から、男鹿さんの現実の風景を如何にして、絵的に表現するかを学ぼうと読み始めました。そうして読むと、これは非常にわかりやすい解説で、絵を読み解いていく手助けになりました。
私は予備校で「絵は読み物なんだ。作者が何を考えているのか、絵から読み解けるようになると、自分も描けるようになる」と習い、自身でもこの考えをとても気に入っています。
男鹿さんのよく整理された絵は、無駄がなく美しいです。スケッチに片手に水彩絵の具を携えて、外に出ていきたくなりました。 -
作品集だけでなく、メイキングまで載っている太っ腹な画集です。まさに眼福です。
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「男鹿和雄画集II」スタジオジブリ編集
アニメーションの背景画集。
ジブリ THE ART シリーズ。
第二集ではもののけ姫とぽんぽこがメインで取り上げられています。
象徴的なシーンの背景画が収録されているのと、その画法について丁寧に説明されています。
水彩画の書き方は全然詳しく分かりませんが、なんていうか奥行きとか躍動感とかあるように見えるような、、気がする。
背景画ってものが単体であると意識すると、アニメの見方も変わって面白いですね。(3) -
アニメ美術を学んでいる人にはすでにバイブルになっているんじゃないかなと思います。
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男鹿さんの技、紹介されても真似できません。
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ジブリの背景画家の男鹿さんの画集です。
1冊目より2冊目の方が個人的に気に入ってます。
1冊目は男鹿さんのこれまでの経歴が綴られており、2冊目はメイキングが豊富に載ってます。
メイキングは本当に勉強になる!
この背景ってこうやって描いてるんだ!って目から鱗が落ちました。 -
『トトロの森を描いた人。』というコピーで宣伝されていた男鹿和雄展に行き、興味を持った。