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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198620998

みんなの感想まとめ

喪失と希望が交錯する物語は、兄妹が互いに支え合いながら、厳しい現実を乗り越えていく姿を描いています。特に、子どもたちが直面する苦難と、それに対抗する優しさが見事に対比され、読者の心に深い感動を与えます...

感想・レビュー・書評

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  • 貧しくとも、兄弟でなぐさめあって、最後には幸せになれて良かったね〜

  • 「マッチ売りの少女」や「フランダースの犬」に迫る、切ない物語。リンドグレーンが物語を作ってあげたかった子どもたちとは?という問いに答えてくれている。

    喩えようのない苦難の中で生き延びる子どもに希望を。
    しかし、切なさで胸がいっぱいになる。

    つらさと優しさがページ毎に対比された、テルンクヴィストの絵も本当に素晴らしい。

  • 灰色の日々を送るマティアスとアンナはかがやく赤い鳥についていき不思議で幸福な子どもの国へ。

    現実の世界と子どもたちの世界の色が大きく異なるのが印象的なそこはかとなくかなしい絵本です。

    (2006年05月21日読了)

  • 自分も回りも灰色だらけの生活から、赤い鳥を追って「ミナミノハラ」へ。いじめで自殺する子どもたちのことを考えさせられ、悲しくなる。 絶望の灰色と希望の赤。雪の寒さ、暗さとミナミノハラの暖かさ、明るさ。ちょっと哀しくて、ちょっと暖かいリンドグレーンの絵本。

  • もしかしたら絵本に分類する人もいるかもしれませんが。
    前半の『冬になったら学校に行けるのね』の繰り返しや、意地悪な視点で見た主人公達の雇い主(?)描写はぐっときます。
    あとね、ドア閉めちゃダメだよ。君達2人の他にも同じような境遇の子供はいるんだから。

  • ずっと昔、まだ多くの人が貧しかった頃、マティスとアンナという、両親をなくした幼い兄妹がいました。
    ふたりは見知らぬ農家に働き手として引き取られ、一日中牛小屋で灰色のねずみのように働かされます。与えられる食事は粗末なもので、辛さのあまり誰も見ていないところで泣きました。
    たった一つの望みは、冬になったら学校へ通わせてもらえること。
    でも冬になり、学校に通い始めても、灰色の毎日に変わりはありませんでした。
    ある日の学校からの帰り道、兄妹は雪の森で真っ赤な鳥を見つけます。
    鳥を追いかけてふたりがたどり着いたのは、小鳥たちが歌い、輝くように花が咲き、たくさんの子どもたちが遊ぶ天国のような緑の草原、ミナミノハラという春の国でした。

    それから毎日、赤い鳥はマティスとアンナの前に現れますが、春が近づき、とうとう学校に通うのも最後の日がやってきます──。

    辛い状況にあっても、心の中は幸せであってほしい。
    悲惨な境遇の兄妹を暖かいまなざしで描く、リンドグレーン作品の挿絵で定評ある画家テルングヴィストの新たな描きおろしを収録した一冊。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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