新参教師

  • 徳間書店 (2006年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198621179

みんなの感想まとめ

新たな職場での挑戦と人間関係の葛藤が描かれた物語は、元保険会社の支店長が中学教師として新たな一歩を踏み出すところから始まります。安藤亮太は、教育現場での特別待遇を受けるも、周囲からの嫉妬や陰謀に巻き込...

感想・レビュー・書評

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  • 教師ものでも 内容は生徒と先生というものではなく、教師内の話

  • 意外と楽しく読めたのだけれど、全くもって読む価値を感じられないので☆2つ。
    ちょっと厳しいかなとも思ったのですが、最後だけちょっといい話風にまとめているだけ。
    生徒も家族もほぼ出て来ず、最低に近い主人公がドタバタとしているだけ。露悪的な話ならばもっと主人公に魅力が欲しい。ぺらりと薄い話でした。
    思えば大昔に「邂逅の森」を読んで名作メーカーの称号を勝手に与えたのは自分ですが、著者の作品で他に面白かった本有ったか思い出せない。漂泊の牙くらいか?
    そろそろ見捨てる時が来たのか・・・。さみしい。

  • 2015.9.20 読了

    安藤亮大(りょうた)
    保険会社の支店長まで登りつめた安藤が、
    金融緩和で 会社が傾き始めたときに
    リストラされる前に、元々
    教員免許も持っていたうえ、
    折りよく たまたま 民間からの
    教員採用を募集していて、
    年齢のこともあり、新たに
    中学教師となる。

    民間で支店長までしていたということで
    特別待遇で入った安藤に 初めは
    恨みを買われたり。
    ちょこちょこと 事件が起こる。

    たまに 現代の教育現場の状況とか
    話されてたりして、
    作者は 元教師なのか?と思ってみたり。

    なんやかやと 細かい事件が起こるのですが
    最後は意外な展開に。

    また 落ちるとこに落ちた感じでした。

  • 新米教師でなく、「新参教師」である。
    古参という言葉は、良く聞くが、新しく入って者として、扱われるのだろう。
    損保会社の40代が、リストラが、ちらついた時に、民間からの教師採用に、飛び付いた所から物語は、始まる。
    新任したそうそう、愛車のタイヤは、傷つけられ、巨乳好きの主人公 安藤亮太は、怪文書で、振り回される。
    教師の本分よりも、教師同士の問題が、面白く書かれており、結局、怪文書の犯人は、分かるのだが、安藤は、辞職する。
    しかし、そう簡単に辞職したわけでなく、教員採用試験を挑戦するのである。
    犯人と、御対面が、面接である。
    不採用には、絶対にならないと、確信しての事で、最後は、巨乳好きの男の一面を見せて物語は終わっている。

    熊谷達也の作品は、「邂逅の森」を読んでみてるよ!と、娘からの話で、読まないと、、、と、思いつつ、そのままになっていたが、東北の自然の話屋マタギの話が、多いらしいが、この本は、趣が、全然違うので、予想外だった。

  • 損保会社を退職し、中学校教員として転職した男の話。
    生徒とのやりとりは皆無に近く、他の教員との関係が主たる内容。

  • わかりやすく小説のお作法に則った「大人の成長譚」なのだが、主人公が下品すぎて、主人公に肩入れして読んでいけないせいで、最後のカタルシスが大きく損なわれてしまっている。
    地の文でも主人公が卑しい人物だと印象づけているため、こういう書き方をするなら、落としどころは自業自得のバッドエンドのほうが読後感は良いのではないか。
    嫌悪感を持って読んでいた主人公が爽やかな大団円をむかえても、正直不快感が解消されずストレスが残った。

    探偵のキャラクターも「変人だが憎めない」という造形ではなくただうざいし、なんか、魅力のある登場人物が一人も出てこない。

    純粋に犯人当て推理小説として読むには、伏線めいて書かれた部分が全く関係なくスルーされたり、全体的に中途半端な作品だった。

  • 読んだ事があるかも、と思いながら読んだ。

    損保会社に勤めていた安藤は会社の吸収合併を知り、民間からの教員採用試験に応募。
    市でも優秀な中学に任用されるが、自分を陥れようとする怪文書が教育委員会に送られ、犯人を突き止めるべく損保会社時代の知り合いの探偵と犯人捜しに挑む。

    面白くない訳ではないが、特に印象に残る作品でもない。
    だから「読んだよな~」と思いながらも最後まで読んでしまったのだろう。

  • 結末のどんでん返しは意表を突く展開。教師ものは子どもとの絡みが多いけど教員視点で学校という組織がよく解った。探偵のキャラクターは奥田英朗の伊良部医師を思い出させたけれどちょっと軽薄かな。読み始めの感想よりは読後は良かった。

  • サラリーマンから教師へ。
    深い思い入れがあったわけではなく、「会社をリストラされるのか?」と不安に思っていたときに、募集があったのだ。
    長いサラリーマン生活で培われた出世に対する考え、教師になっても会社組織のように考えてしまう。
    生徒より出世?
    問題に巻き込まれ、職を辞することになるが、教えるのが好きという自分に気づき再度教師に挑戦するところが素晴らしい。

  • 40代にして損保会社を辞めて高校教師に転職した男の物語。
    でもほとんど生徒は出て来ず、あくまで職員室という「職場」が舞台。
    教師も聖職者ではない、一介の勤め人だってことが言いたかったのかな。

    『読後感は保障する』ってな帯の煽り文句があったけれど
    たいした保障じゃなかったような・・・。

    【図書館・初読・8/3読了】

  • 安藤は勤務していた保険会社が大手と合併することになり、リストラ要因になる可能性が出てきた。退職し、民間からの教員採用で採用され、教師になる。が、怪文書が出回り、退職に追い込まれそうになる。犯人がわかった時の安藤は・・・。

  • 小説。民間企業で長年サラリーマンをしていた男性がリストラ対象となる前に、教員へ転職、学校という職場に戸惑いつつ馴染んでいく物語。主に同僚や学校のシステムについてカルチャーショックを受ける流れで、学校というロケーションなのに生徒との絡みが全くなく、私生活に重きを置いているわけでもなく、あくまで前半は問題提起、後半は探偵も出てきて推理小説。主人公の人となりを、教育の現場でもっと知りたかった印象が否めない。ラストシーンでの心境がせめて中盤あたりなら、後半読み応えがあったのに。シチュエーションやキャストがユニークなだけに、この続編こそが読みたいと思わせられる。

  • 嫌いだ、新参教師め。身内に中学教師がいるので学校の内情が少々わかるから、面白く読めなかったのか…。とにかく、主人公のキャラクターが好きになれない。これが致命的だった。トリック?もたいてい主人公の早とちりだし、こんな教師がいたら迷惑だよ。

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著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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