この国を支配/管理する者たち: 諜報から見た闇の権力

  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198621346

感想・レビュー・書評

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  • 国民からの熱狂的な人気に支えられ、小泉の郵政解散は一大テーマとなった。当時は私も郵政民営化に賛成していた。その実態が政治家同士の小競り合いであったというのだから驚かされる。しかもそれがアメリカの意向に沿うとなれば、アメリカからの様々な支援もあったに違いない。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/11/blog-post_58.html

  •  2,3年前にネット動画で外国人記者クラブで会見している元公安調査庁の菅沼さんの映像を見て以来記憶の片隅にあったのですが、最近中古でこの本を見つけたので読んでみることにしました。

     数年前に動画を見た時は主に暴力団の構成員の内幕をはじめ、おもにヤクザ社会に関する話だったのですが、本書はそれをも含めてより深く広範囲に語られています。さらに諜報のプロとして見聞、体験してきたことを元に権力機構そのものの裏側に至るまで様々
    な内容(事実かどうか判断しようがありませんが、すべて事実という前提で考えると衝撃的な内容です。少なくとも常識的(妥当的)な想像力の範疇から考えて、彼の経歴を考慮すると内容的不自然さは感じられない)が語られています。

     一方、もう一人の著者である中丸さんに関しては、不明点が多い。まず第一に著者が皇室の血筋の方であって、海外留学経験があって、幅広く人脈があると紹介されているのですが、その人生を通して何のプロであるか(何に通じている人間と想像すべきなのか)が想像困難な為、この人ならば、こういう話は判るだろうとか、こういう話は詳しいはずという順当な想像が難しいのです。それはさておいても、話の内容が合理的世界であったり、論理的な範疇の話題ならば、「順当な想像」に頼る必要も無いのですが、本書で扱われている中丸さんの話題がトンデモと紙一重(トンデモかも)に位置している内容が多分にある為、尚更なのです。
    中丸氏のほうの話題に関しては、今後さらなる中丸氏に関する話題・知識の集積や他方面から内容を担保するような事実にめぐり合う等しない限り、厳しい見方かもしれませんが、内容的にはトンデモとしておいたほうがいいかもしれません。もちろんこの方面の断片知識をいくら集積したところで、証明が不可能な話題である限りトンデモの域に留まり続ける場合が多いことには変わらないが。

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著者プロフィール

中丸 薫(なかまる かおる)
国際政治評論家。中国生まれ。北京の紫禁城で幼少期を過ごす。都立小石川高校を経て、コロンビア大学政治学部、同大学院国際政治学部、同東アジア研究所を卒業後、世界各国を歴訪して国際政治の現場で研鑽を積む。政治経済の実践経験をベースに、各国大統領や国王との対談を積極的に行う民間外交のほか、講演、著述、テレビ出演などを通じて、生の正確な国際感覚を広くアピールすることにより国際政治の大衆化を目指し、一貫した活動を続けている。著書に『日本が闇の権力に支配される日は近い』(文芸社 1998)、『古代天皇家と日本正史―現人神と万世一系超秘密』(徳間書店 2004)、『2012年の奇蹟―愛の光でアセンション』(あうん 2007)、『日本人なら絶対知りたい十六菊花紋の超ひみつ―ユダヤと皇室と神道』(ラビ・アビハイル氏他との共著 ヒカルランド 2011)、『天皇生前退位と神国・日本の秘密』(成甲書房、2016)ほか多数。

「2020年 『2021年、グレート・コンジャンクション後の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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